Azureの設計資格 AZ-305 の頻出用語をフラッシュ暗記で。ID・ストレージ・事業継続・コンピュート・ネットワーク・アプリ設計まで横断。
AZ-305 用語ドリルに収録している語をレベル別に掲載します。ドリルでは以下の語を4択形式で出題し、正解後に意味・補足を表示します。全68語のうち代表的なものを抜粋しました。
ID/ガバナンス・ストレージ・事業継続・コンピュート・ネットワーク・アプリ設計のAZ-305頻出用語。 ※ 収録42語のうち24語を抜粋して掲載しています。
| QUESTION | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| Microsoft Entra IDEntra IDIDGOV | クラウドのID基盤 | 旧Azure AD。認証・SSO・条件付きアクセスの中核。設計の起点。 |
| 管理グループManagement GroupIDGOV | サブスクリプションを束ねる階層 | 複数サブスクに一括でポリシーやRBACを適用する上位コンテナ。 |
| RBACRole-Based Access ControlIDGOV | 役割でアクセス権を付与 | スコープ×ロールで最小権限を設計する基本のアクセス制御。 |
| マネージドIDManaged IdentityIDGOV | 資格情報レスでサービス認証 | シークレットを持たずにAzureリソースへ安全に認証する仕組み。 |
| Log AnalyticsLog AnalyticsIDGOV | ログをKQLで分析 | 収集ログをクエリ・相関し障害やセキュリティを調査する。 |
| Blob StorageBlob StorageSTORAGE | 大容量の非構造化データ保存 | 画像・ログ・バックアップ等を格納するオブジェクトストレージ。 |
| 冗長性オプションLRS/ZRS/GRSSTORAGE | 複製方式で耐障害性を設計 | LRS/ZRS/GRS等で可用性と地理冗長の水準を選ぶ。 |
| Azure SQL DatabaseAzure SQL DBSTORAGE | PaaSのリレーショナルDB | 運用負荷の低いマネージドSQL。スケールと可用性が容易。 |
| Azure SynapseSynapse AnalyticsSTORAGE | 分析・データウェアハウス | 大規模データの分析基盤。BIやビッグデータ処理に使う。 |
| Data Lake StorageADLS Gen2STORAGE | 階層構造の分析向けストレージ | Blob上に階層名前空間を持つ大規模分析用データレイク。 |
| Azure Site RecoveryASRBCDR | リージョン障害からの復旧別訳:ASR | VMを別リージョンへレプリケートしDRを実現する。 |
| RTORecovery Time ObjectiveBCDR | 許容できる復旧までの時間 | 目標復旧時間。停止からどれだけ早く戻すかの設計基準。 |
| 論理削除Soft DeleteBCDR | 誤削除から一定期間保護 | 削除データを保持期間中は復元可能にする保護機能。 |
| 仮想マシンVirtual MachinesCOMPUTE | IaaSの計算リソース | OSレベルで自由に構成できる基本のコンピュート。 |
| AKSAzure Kubernetes ServiceCOMPUTE | マネージドKubernetes | コンテナをオーケストレーションするマネージドK8s。 |
| Azure FunctionsAzure FunctionsCOMPUTE | サーバレスのイベント実行 | イベント駆動でコードを実行する従量課金のサーバレス。 |
| 仮想ネットワークVirtual NetworkNETWORK | クラウド上の論理ネットワーク別訳:VNet | リソースを配置し通信を制御する基本のネットワーク境界。 |
| VNetピアリングVNet PeeringNETWORK | VNet同士を低遅延接続 | 異なるVNetをプライベートに相互接続する。 |
| Azure FirewallAzure FirewallNETWORK | マネージドな境界防御 | トラフィックをルールで制御するクラウドネイティブFW。 |
| Front DoorFront DoorNETWORK | グローバルなL7配信 | 世界規模でルーティング・WAF・高速配信を行うエッジ。 |
| ExpressRouteExpressRouteNETWORK | 専用線でオンプレ接続 | インターネットを介さず安定・低遅延で接続する専用回線。 |
| Service BusService BusAPP | 信頼性の高いメッセージング | キュー/トピックで非同期にコンポーネントを疎結合化する。 |
| API ManagementAPI ManagementAPP | APIの公開・管理を一元化 | 認証・流量制御・バージョン管理を備えるAPIゲートウェイ。 |
| イベント駆動設計Event-drivenAPP | イベントで疎結合に連携 | コンポーネントをイベントでつなぎ拡張性と耐障害性を高める。 |
条件付きアクセス・SQL MI・ゾーン冗長・スポットVM・CQRSなど一歩踏み込んだAZ-305発展用語。 ※ 収録26語のうち24語を抜粋して掲載しています。
| QUESTION | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 条件付きアクセスConditional AccessIDGOV | 文脈に応じ認証を制御 | 場所・端末・リスクに基づきMFA要求や遮断を動的に適用。 |
| Azure LighthouseAzure LighthouseIDGOV | 複数テナントを横断管理 | 委任管理で複数顧客テナントを一元的に運用する。 |
| Application InsightsApplication InsightsIDGOV | アプリのパフォーマンス監視 | 応答時間・例外・依存関係を可視化するAPM。 |
| Defender for CloudDefender for CloudIDGOV | クラウドの態勢を保護 | 構成のリスク評価とワークロード保護を行うCSPM/CWPP。 |
| SQL Managed InstanceSQL MISTORAGE | オンプレ互換のマネージドSQL | SQL Server機能を広く維持しつつ移行しやすいPaaS DB。 |
| ストレージアカウントの種類Storage AccountSTORAGE | 用途別のアカウント設計 | 汎用v2/Premium等を用途と性能要件で選ぶ。 |
| Immutable StorageImmutable BlobSTORAGE | 改ざん不可で保持 | WORMで一定期間の削除・変更を禁止しコンプラ対応。 |
| ライフサイクル管理Lifecycle ManagementSTORAGE | 保存期間でコスト最適化 | 古いBlobを自動で低層へ移動・削除しコストを抑える。 |
| ゾーン冗長Zone-redundantBCDR | 複数ゾーンに分散配置 | 可用性ゾーンにまたがり配置し単一ゾーン障害に耐える。 |
| geoレプリケーションGeo-replicationBCDR | 地理的に離れた複製 | 遠隔リージョンへ複製し広域災害に備える。 |
| バックアップ保持ポリシーRetention PolicyBCDR | 世代と期間の保持設計 | 日次/週次/月次など復元ポイントの保持を設計する。 |
| アクティブ-アクティブActive-ActiveBCDR | 両系を同時稼働 | 複数リージョンを同時運用し可用性と負荷分散を両立。 |
| 近接配置グループProximity Placement GroupCOMPUTE | 低遅延に物理近接配置 | VMを物理的に近づけ通信遅延を最小化する。 |
| Dedicated HostAzure Dedicated HostCOMPUTE | 物理サーバを専有 | ライセンスやコンプラ要件で物理ホストを専有する。 |
| スポットVMSpot VMCOMPUTE | 余剰容量を割安利用 | 中断許容ワークロードを大幅割引で実行しコスト削減。 |
| VPN GatewayVPN GatewayNETWORK | 暗号化トンネルでオンプレ接続 | サイト間VPNでハイブリッド接続を実現する。 |
| NSGNetwork Security GroupNETWORK | サブネット/NICの通信制御 | 許可/拒否ルールでトラフィックをフィルタする。 |
| Load BalancerAzure Load BalancerNETWORK | L4の負荷分散 | TCP/UDPトラフィックを複数バックエンドに分散する。 |
| 仮想WANVirtual WANNETWORK | 拠点接続を統合管理 | 支店・VNet・VPN/ERを一元的に接続するハブ統合。 |
| DDoS ProtectionDDoS ProtectionNETWORK | 大量攻撃から保護 | ボリューム型の攻撃を緩和し可用性を守る防御サービス。 |
| Logic AppsLogic AppsAPP | ノーコードの業務自動化 | コネクタでワークフローを組み統合・自動化する。 |
| Event HubsEvent HubsAPP | 大規模なイベント取り込み | テレメトリやストリームを高スループットで受信する。 |
| Durable FunctionsDurable FunctionsAPP | 状態を持つサーバレス処理 | 長時間・段階的なワークフローをFunctionsで実装する。 |
| CQRSCQRSAPP | 読み書きの責務を分離 | コマンドとクエリを分けスケールと最適化を図る設計。 |
上記は収録内容の抜粋です。全68語はドリルを開始すると順に出題されます。
Microsoft の上位資格 AZ-305(Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutions) で問われる設計用語を、ID/ガバナンス・データストレージ・事業継続(BCDR)・コンピュート・ネットワーク・アプリ設計の分野からまとめています。AZ-104 の運用知識を前提に、「どの要件にどのサービスを選ぶか」という設計判断の土台づくりを想定しています。
クラウド設計者は需要が高く、AZ-305はAZ-104の上位に位置する設計力の証明です。サービスの役割と使い分けの即答化が学習を加速します。
AZ-305はエキスパート(上級)レベルです。ID/ガバナンス/監視、データストレージ、事業継続、インフラ(コンピュート・ネットワーク・アプリ)の設計を問います。AZ-104の運用知識に「要件から設計する力」を重ねる位置づけです。
用語の土台ができたら、AZ-305は設計判断のケースで仕上げる段階です。
要件から最適なサービスを選ぶ設計問題は、判断理由まで解説する講座と模試で数をこなすのが近道です。Microsoft Learnでは埋めにくい「選択の理由」を補う用途に向きます。Udemyは年に何度もセールを開催しており、セール中は多くの講座が数千円台になります。
Udemyで講座・模試を見る →Azure Solutions Architect(AZ-305)は、要件に対するアーキテクチャ設計を問う上位資格です。データストアの選定や認証設計など、“最適解を1つ選ぶ”判断が中心。AZ-104の運用知識を前提に、設計の引き出しを広げる必要があります。
Cosmos DBの整合性レベル、Entra ID(旧Azure AD)とRBACの境界、ExpressRouteとVPN、SQL DatabaseとSQL Managed Instance、ゾーン冗長と地理冗長。
AZ-104が「Azureを正しく操作できるか」を問う運用者試験なのに対し、AZ-305は「要件に対して最適な構成を選べるか」を問う設計者試験です。しかもSolutions Architect Expert認定の取得にはAZ-104の合格が前提条件になっているため、受験者は全員が運用知識を持っている想定で問題が作られます。
そのため出題は「可用性99.99%を満たしつつコストを最小化するデータベースはどれか」のような比較判断型になります。判断の材料は結局、各サービスの特性を表す用語です。ゾーン冗長とgeoレプリケーション、Premium SSDとUltra Disk――用語の差分がそのまま設計の選択肢になるのがこの試験の特徴です。
AZ-305には長文のケーススタディ形式があり、企業の要件を読み解いてから複数の設問に答えます。ここで時間を失う受験者の大半は、本文の理解ではなく「選択肢に出るサービス名の想起」に時間を使っています。要件を読んだ瞬間に候補サービスが2〜3個浮かぶ状態を作っておけば、ケーススタディは読解問題ではなく確認作業になります。
このドリルはコンピューティング、ネットワーク、データ、ID管理などの設計頻出用語を5秒で答える形式で反復します。AZ-104の記憶を土台に、設計語彙を上積みする使い方が最も効率的です。
AZ-104合格レベルを前提にすると、AZ-305の追加学習は50〜80時間が目安です。内訳は、設計系用語の暗記に2割、Microsoft Learnの公式ラーニングパスに4割、模擬問題の演習と復習に4割。運用経験が浅い場合は、AZ-104の復習を挟むと総時間はむしろ短くなります。
教材はMicrosoft Learn(無料)を軸に、模擬問題集を1冊。用語の即答力はこのドリルで毎日補強し、「Learnで読む→ドリルで想起する→模試で使う」の3点セットで回すと、読んだ知識が試験で使える形に定着します。