Oracle Cloud Infrastructure の設計者向け資格 OCI Architect Associate の用語147語をフラッシュ暗記で。
OCI Architect 用語ドリルに収録している語をレベル別に掲載します。ドリルでは以下の語を4択形式で出題し、正解後に意味・補足を表示します。全147語のうち代表的なものを抜粋しました。
設計原則・Compute / Networking / Storage / Database / Security / 運用までArchitect レベル100語。 ※ 収録123語のうち24語を抜粋して掲載しています。
| QUESTION | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| Well-Architected Framework(OCI)OCI Well-Architected FrameworkARCH | OCIの設計指針別訳:WAF | 設計品質を評価するOCIの指針。コスト・性能・信頼性・運用・セキュリティの観点で見直す。 |
| 責任共有モデル(OCI)Shared ResponsibilityARCH | Oracleと顧客の責任分担別訳:責任共有 | Oracleと顧客でセキュリティ責任を分担する考え方。境界を理解して守る。 |
| 3-tier アーキ3-tier ArchitectureARCH | Web/App/DBの3階層別訳:3-tier | Web/App/DBを分ける3階層構成。役割分離でスケールとセキュリティを高める。 |
| CQRS(OCI)CQRSARCH | コマンドとクエリ分離別訳:CQRS | コマンド(更新)とクエリ(参照)を分離する設計。読み書きを別々に最適化する。 |
| Cluster NetworkCluster NetworkCOMP | HPC向けクラスタ接続別訳:Cluster Network | 低遅延でVM群を結ぶHPC向けネットワーク。並列計算に使う。 |
| Preemptible Instance(OCI)Preemptible InstanceCOMP | 中断される可能性がある低コストな一時インスタンス別訳:プリエンプティブル | 中断され得る低コストの一時VM。耐障害なバッチに使う。 |
| Auto Scaling(OCI)Auto ScalingCOMP | Instance Poolの台数を自動で増減する機能別訳:Auto Scaling | 負荷に応じVM数を自動で増減する。需要変動に追従しコストを抑える。 |
| Local Peering GatewayLocal Peering GatewayNET | 同リージョンVCN間接続別訳:LPG | 同一リージョンのVCN同士を接続するGW(LPG)。内部通信に使う。 |
| BGP(OCI)BGPNET | ボーダーゲートウェイプロトコル別訳:BGP | 経路を動的に交換するプロトコル。FastConnect/VPNで使う。 |
| Edge ServicesEdge ServicesNET | エッジでのサービス群別訳:Edge Services | エッジで提供されるサービス群。DNSやWAF等を含む。 |
| FastConnect PartnerFastConnect PartnerNET | パートナー経由のFastConnect別訳:FC Partner | パートナー経由で接続するFastConnect。既存回線を活用できる。 |
| UHP VolumeUltra High PerformanceSTO | 最高性能のBlock Volume別訳:UHP | 最高性能のBlock Volume(超高IOPS)。要求の厳しいDB等に使う。 |
| Storage Gateway(OCI)Storage GatewaySTO | オンプレからOCIへ別訳:Storage GW | オンプレからOCIストレージへ橋渡しする。既存システムと連携する。 |
| Cross-Region BackupCross-Region BackupDB | DBバックアップを別リージョンに複製保管する別訳:CR Backup | 別リージョンへのバックアップ。広域災害に備える。 |
| Vault ServiceVault ServiceSEC | 鍵とシークレットを扱うOCIのサービス名別訳:Vault | 暗号鍵やシークレットを集中管理する。鍵のローテーションも担う。 |
| Web Application Firewall(OCI Architect)WAFSEC | Webアプリ向けFW別訳:OCI WAF | Webアプリ攻撃を遮断するFW。SQLi等から守る。 |
| Alarms(OCI)AlarmsMON | しきい値超過で発火するMonitoringのアラーム機能別訳:Alarms | メトリクスがしきい値を超えると通知する。障害を早期検知する。 |
| Log SearchLog SearchMON | ログクエリ機能別訳:Log Search | ログをクエリで検索する機能。調査や分析に使う。 |
| Operations Insights(Architect)Operations InsightsMON | DB・ホスト性能分析別訳:Ops Insights | DBやホストの性能を分析する。容量計画にも使う。 |
| Stack(IaC)Resource Manager StackMON | Resource Manager内でTerraform構成を束ねる単位別訳:Stack | IaC構成を束ねたスタック。一括で環境を展開・管理する。 |
| 信頼性の柱ReliabilityARCH | 期待通り稼働し続ける設計観点 | 期待通り稼働し続ける設計観点。冗長化と復旧設計で支える。 |
| DRGアタッチメントDRG AttachmentNET | DRGにVCN等を接続する単位 | DRGにVCNやVPN等を接続する単位。経路を集約する構成要素。 |
| Autonomous DB 自動スケールADB Auto ScalingDB | 負荷に応じCPU/ストレージを増減する | 負荷に応じCPUやストレージを自動増減する。需要変動に追従する。 |
| 分散トレーシング設計Distributed TracingMON | どのサービスにトレースを仕込むかを決める設計観点 | 処理経路を追跡し可視化する設計。遅延箇所を特定する。 |
設計パターン/コンピュート/ネットワーク/DB/セキュリティ/監視の発展レベル。 ※ 収録24語のうち24語を抜粋して掲載しています。
| QUESTION | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| サーキットブレーカーCircuit BreakerARCH | 障害連鎖を断つ呼び出し制御 | 障害連鎖を断つ呼び出し制御。失敗が続く先への呼び出しを止める。 |
| リトライとバックオフRetry with BackoffARCH | 間隔を空けて再試行する設計 | 間隔を空けて再試行する設計。一時的障害を吸収する。 |
| キューによる負荷平準化Queue-based Load LevelingARCH | キューで急な負荷を均す | キューで急な負荷を均す設計。処理を後ろにずらし安定させる。 |
| ストラングラーパターンStrangler FigARCH | 段階的に旧システムを置換する | 段階的に旧システムを置き換える移行手法。リスクを抑え刷新する。 |
| 冪等な設計IdempotencyARCH | 再実行でも結果が変わらない設計 | 再実行しても結果が変わらない設計。再試行を安全にする。 |
| ブルー/グリーン(OCI)Blue/GreenARCH | 新旧環境を切替えて無停止更新 | 新旧環境を切り替えて無停止更新する。問題時は即座に戻せる。 |
| カナリアデプロイ(OCI)CanaryARCH | 一部に段階展開して検証する | 一部に段階展開して検証する。リスクを抑えてリリースする。 |
| メトリックベース自動スケールMetric-based ScalingCOMP | CPU等の指標で台数を調整する | CPU等の指標で台数を調整する。実負荷に追従する。 |
| スケジュールベース自動スケールSchedule-based ScalingCOMP | 時刻で台数を調整する | 時刻に基づき台数を調整する。予測できる繁閑に備える。 |
| OKE 仮想ノードOKE Virtual NodesCOMP | サーバレスでPodを動かすノード | サーバレスでPodを動かすノード。ノード管理を不要にする。 |
| OKE アドオンOKE Add-onsCOMP | クラスタ機能を拡張する追加要素 | クラスタ機能を拡張する追加要素。運用や監視を強化する。 |
| 専用ホスト(Architect)Dedicated VM HostCOMP | 物理ホストを占有する | 物理ホストを専有する形態。隔離やライセンス要件に対応する。 |
| ネットワークビジュアライザーNetwork VisualizerNET | 構成を図で可視化する | ネットワーク構成を図で可視化する。設計の把握に役立つ。 |
| VCNフローログVCN Flow LogsNET | VCNの通信を記録する | VCNの通信を記録するログ。トラフィック分析や監査に使う。 |
| DNSトラフィックステアリングTraffic SteeringNET | 地理や性能でDNS応答を変える | 地理や性能でDNS応答を変える。最適な宛先へ誘導する。 |
| プライベートエンドポイント(OCI)Private EndpointNET | サービスへ閉域で接続する | サービスへ閉域で接続する仕組み。インターネットを経由しない。 |
| Vault HSM保護キーHSM-protected KeySEC | HSMで保護される暗号鍵 | HSMで保護される高保証の暗号鍵。厳格な鍵管理に使う。 |
| 証明書サービスCertificate ServiceSEC | TLS証明書を発行・管理する | TLS証明書を発行・管理するサービス。更新の自動化もできる。 |
| ゼロトラスト設計(OCI)Zero TrustSEC | 常に検証する前提で設計する | 常に検証する前提で設計する。境界に依存せず多層で守る。 |
| Bastion設計BastionSEC | 私的リソースへ安全に接続する中継 | 私的リソースへ安全に接続する中継の設計。攻撃面を減らす。 |
| ロギングアナリティクス(Architect)Logging AnalyticsMON | ログを横断的に分析する | ログを横断的に分析する。傾向や異常を可視化する。 |
| サービスコネクタ設計Service ConnectorMON | 監視データの流れを設計する | 監視データの流れを設計する。ログやメトリクスを各所へ転送する。 |
| 合成/実ユーザー監視Synthetic/RUMMON | 外形と実利用の両面で監視する | 外形監視と実ユーザー監視の両面で測る。体感と稼働を把握する。 |
| キャパシティプランニング(詳細)Capacity PlanningMON | 将来の必要量を見積もる | 将来の必要量を見積もる。クォータや予約で先行確保する。 |
上記は収録内容の抜粋です。全147語はドリルを開始すると順に出題されます。
Oracle Cloud の OCI Architect Vocabulary Drill で問われる頻出用語を中心に、合計147語にまとめています。試験勉強の 最初の1〜2週間の語彙基盤づくり と、過去問演習の合間の 復習補助 としての利用を想定しています。
Oracle Cloud の用語が分かっていると、提案書レビュー・要件定義・運用設計で会話の解像度が大きく変わります。資格を取らなくても、用語だけ押さえておくと損はしません。
OCI Architect Associate(1Z0-1072)は中級レベルに位置する試験です。
OCI上での可用性・耐障害性・コスト最適化を意識した設計力を問います。シナリオ問題中心。60〜65問・90分・65%合格。
本ドリルで147語を地固め。OCIのIAM Policyは構文(Allow group X to Y in compartment Z)が独特なので、ここで慣れておきます。
Oracle MyLearnの体系コース(OCI Architect Associate Learning Path)が60時間規模。VCN・Compute・Storageの3本柱を手を動かして構築します。
Oracle公式模試+Udemy模試で5回以上。1回目で50%でも構いません。
VCN・Compute・Storageの3本柱を構築しながら学ぶ講座と、本番形式の模擬試験。MyLearnの60時間規模のコースと併用して、弱点をピンポイントで潰す使い方に向きます。Udemyは年に何度もセールを開催しており、セール中は多くの講座が数千円台になります。
Udemyで講座・模試を見る →Architect Associateは、Foundationsより踏み込んだ設計力が問われます。とくに仮想クラウドネットワーク(VCN)の構成と、IAMポリシーの記述ルールが難所です。用語は理解していても、ネットワーク構成やポリシー構文の組み立てになると手が止まる、という人が目立ちます。
設計問題は用語の正確な理解が前提です。あいまいな用語を残さず即答化しておくと、構成やポリシーの判断が速くなります。
VCNとIAMポリシーは用語の即答化に加えて、構成パターンを繰り返し確認するのが効果的。範囲が広いので平日10分の分散学習で継続するのが向いています。
OCI Architect Associateは、設計原則とネットワーク・データベースの構成を問います。VCN間・オンプレ間の接続方式の違いを正確に区別できるかが頻出ポイントです。
DRG(動的ルーティングGW)とLPG(ローカルピアリングGW)、FastConnectとVPN Connect、Autonomous DBの共有型と専有型、パブリック/プライベートサブネット。
Foundationsが「OCIに何があるか」の全体像を問うのに対し、Architect Associateは「それをどう組み合わせて構成するか」まで踏み込みます。増える中心はネットワークとセキュリティ:VCN・サブネット・各種ゲートウェイの構成、コンパートメントとIAMポリシーの設計です。Foundationsの用語が即答できる状態なら、追加で覚える範囲は見た目より狭く済みます。
この試験の鉄板は、インターネットゲートウェイ・NATゲートウェイ・サービスゲートウェイ・動的ルーティングゲートウェイ(DRG)という4つのゲートウェイの使い分けです。「プライベートサブネットからオブジェクトストレージへ、インターネットを経由せずアクセスするには?」のような問題が典型で、ゲートウェイ名と通信経路の対応を暗記していれば数秒で解けます。ブロックボリュームのバックアップ方式、ロードバランサの種類もよく出ます。
OCIはAWS・Azureに比べて日本語の対策書や解説記事が少なく、公式ドキュメントと模擬試験くらいしか頼れないのが実情です。だからこそ、頻出用語を先にドリルで固めてから公式資料を読む順番が効きます。用語が既知になった状態のドキュメントは読む速度が倍になり、少ないリソースを最大限活かせます。