京都大学の英語は、「和訳と英訳」だけのシンプルな構成ですが、その分1問の比重が大きく、誤訳が即減点に繋がります。語彙は東大より低めですが、構文把握と日本語表現の精度が問われる試験で、私大型の対策では太刀打ちできません。
本記事では、京大英語の特徴と、和訳・英訳に集中した6か月の教材選びを整理します。
京大英語の3つの特徴
京大英語は「和訳の正確さ/英訳の自然さ/時間配分」の3点で受験生を篩います。和訳60点+英訳60点=合計120点で、選択問題が一切ない硬派な記述型試験です。
京大合格者の共通土台は「ターゲット1900+ポレポレ+透視図+ドラゴン100+過去問15年」の5本柱です。語彙の上積みより、構文と表現に時間を投資します。1日2時間×6か月=360時間を京大英語に集中投下するのが標準モデルです。
京大英語の出題形式
1大問1:長文+和訳(60点)
500〜700語の英文+下線部の和訳3〜4問。1文の中に複雑な構文が組み込まれている。透視図レベルの構文把握が必須。
2大問2:長文+和訳(30点)
大問1より短めの長文+下線部和訳。標準的な記述で、ポレポレ+英文解釈100で対応可能。
3大問3:英訳(30点)
日本語2〜3行を英語に。抽象的な日本語が多く、まず日本語を平易な日本語に言い換えてから英語化する2段階アプローチが有効。
3技能の対策バランス
| 技能 | 対策時間 | 教材 |
|---|---|---|
| 和訳(60〜90点) | 200時間 | ポレポレ+透視図+過去問 |
| 英訳(30点) | 100時間 | ドラゴン100+ハイパー和文英訳 |
| 語彙・基礎 | 60時間 | ターゲット1900+速読必修 |
6か月の対策ロードマップ
1第1〜2か月:構文把握の徹底
ポレポレ50題+英文解釈100の2冊で構文把握力を作る。京大の和訳は構文把握が9割。
2第3〜4か月:透視図+英訳の暗唱
透視図で京大レベルの難構文に対応。並行でドラゴン100の暗唱を完了させる。
3第5〜6か月:過去問15年×2周
京大過去問15年。2周目は答案を書き直して添削。京大特有の表現感覚を体に染み込ませる。
京大対策でやりがちな失敗
NG① / 私大型の長文演習に時間を使う
京大は長文の量より精読の精度。やっておきたい1000などの私大型問題集に時間を使うと京大対策が手薄に。
NG② / 速読上級の語彙対策に偏る
京大は難単語より構文把握。ターゲット1900+速読必修で語彙は十分。残り時間は構文と英訳に投資。
NG③ / 英訳の添削を受けない
英訳は独学では伸び切らない。学校の先生+AI添削+過去問模範解答の3層で必ず第三者の目を入れる。
京大の英訳で減点を防ぐ3つのコツ
1抽象的な日本語を平易に言い換える
「〜の境地に達する」→「〜を完璧にできるようになる」のように、翻訳前に日本語の言い換えを1段挟む。
2難しい単語を使わない
中学レベルの単語で書ける文を、無理に難単語にしない。減点法では「ミスのない文」が高得点。
31文を短く
1文に詰め込まず、2〜3文に分割。文法ミスのリスクが減る。
学習者からよくある質問
120点中60〜70点が合格圏。和訳40+英訳20で60点が現実的な目標ライン。
共通項は語彙+構文の土台のみ。東大は要約+英作+リスニング、京大は和訳+英訳と出題形式が別物。併願なら両方の対策が必要。
15年が最低、できれば20年。京大の和訳は伝統的に類似パターンが出るため、長期過去問の効果が大きい。
📦 この記事で紹介した教材
まとめ
本記事の要点は3つです。
- 京大英語は和訳と英訳のみ。私大型の対策は通用しない。
- 6か月計画:構文2か月+透視図2か月+過去問15年×2周2か月。
- 英訳は減点法。難単語より、ミスのない短い文で。
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