東京大学の英語は、「要約・自由英作文・リスニング」の3つを軸に、120分で100点を取りに行く特殊な試験です。私大の長文中心の対策では絶対に通用せず、東大対応に特化した教材と練習が必要になります。
本記事では、東大英語の3本柱と、9か月で合格点80点を取るための教材選びを整理します。
東大英語の3つの特徴
東大英語の出題は「要約/自由英作文/リスニング/長文/和訳・英訳」の総合型。1問1問の配点が小さく分散しているため、「苦手な大問を捨てて得意で稼ぐ」戦略が成立しにくいのが特徴です。全大問を平均して取りに行く必要があります。
東大合格者の平均は120点満点中80点(67%)です。全大問でバランス良く取るために、過去問25年×2周+大問別の対策が標準パッケージ。要約・自由英作・リスニングはそれぞれ3か月の集中投資が必要で、合計9か月の長期計画になります。
大問別の出題形式と対策
1第1問A 要約 / 70〜80語の英文を日本語50〜70字で
東大英語の象徴的な大問。論理構造を見抜く力が問われる。「東大の英語要約問題」(鉄緑会)または「東大英語要約のグラマティカ」で対策。
2第2問 自由英作 / 60〜80語のテーマ作文
賛成反対型・説明型・絵描写型などのバリエーション。テンプレ20+過去問25年で対応。ハイパー自由英作文編が王道。
3第3問 リスニング / 30分のセクション
東大リスニングの絶対量と速度は私大とは別物。「キムタツの東大英語リスニング」3冊シリーズで12か月かけて耐性を作る。
大問配点と目標点
| 大問 | 配点 | 目標点 |
|---|---|---|
| 第1問A 要約 | 10点 | 7点 |
| 第1問B 不要文除去 | 10点 | 8点 |
| 第2問 自由英作 | 20点 | 14点 |
| 第3問 リスニング | 30点 | 22点 |
| 第4問 文法+和訳 | 25点 | 17点 |
| 第5問 長文 | 25点 | 17点 |
9か月の対策ロードマップ
1第1〜3か月:基礎固め
速読上級+ポレポレ+ドラゴン100。東大対応の語彙と構文を作る段階。週1で東大過去問1年分。
2第4〜6か月:大問別の対策
要約・自由英作・リスニングを並走で訓練。キムタツリスニング3冊を3か月で完了。要約は週3題、英作文は週2題。
3第7〜9か月:過去問25年×2周
1周目は時間制限ありで実戦演習、2周目は答案を書き直して添削。これが東大英語の合格ライン突破の鍵。
東大対策でやりがちな失敗
NG① / 全大問を平均的に対策しない
「得意な大問で稼ぐ」戦略は東大では通用しない。全大問でバランス良く67%を取りに行く設計。
NG② / リスニング対策を直前期に詰め込む
リスニングは耳の慣れに3か月必要。直前1か月では伸びない。9月までに耐性を作る。
NG③ / 過去問を1周で「やった」と判断
東大過去問は2周目で答案を書き直す段階で初めて点に直結。1周は土台作り。
東大合格者の共通行動
東大英語の合格者の多くが「過去問25年の答案ノート」を作成しています。年度ごとに各大問の解答を書き、模範解答との比較で減点ポイントを記録。これが直前期の最強の復習素材になります。本番前1週間でこのノートを読み返すだけで、典型ミスを意識しながら解答できるようになります。
学習者からよくある質問
1日3時間×9か月=800時間が標準。共通テスト対策と並走で平均4時間。
必須ではないが東大対応のクオリティが高い。「東大の英語要約問題」「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」は自学派にもおすすめ。
30点中22点(73%)が目標。20点以上で合格圏。15点以下だと他大問でカバーが必要。
📦 この記事で紹介した教材
- 速読英単語 上級編 第5版(Z会)
- ポレポレ英文読解プロセス50(代々木ライブラリー)
- ドラゴン・イングリッシュ基本英文100(講談社)
- キムタツの東大英語リスニング(アルク)
- 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁(KADOKAWA)
まとめ
本記事の要点は3つです。
- 東大英語は要約+自由英作+リスニングの3本柱。全大問でバランス取りに行く。
- 9か月計画:基礎3か月+大問別3か月+過去問25年×2周3か月。
- 過去問の答案ノート作成が合格者の共通行動。直前期の最強復習素材。
単語の毎日の反復には、本サイトの 5秒で答える英単語ドリル を併用してください。早慶レベル300語、移動中5分でも回せます。

