共通テストで9割を取る人の共通点は、「教材を増やさず使い回す」ことです。1冊の単語帳を5周、1冊の文法書を3周、1冊の長文集を3周。新しい教材を買い続ける受験生と決定的に違うのは、「定着率の差」です。
本記事では、共通テスト9割を取る受験生がやっている教材の使い回し方を整理します。
教材の使い回しが点数を決める
共通テストは「絶対量」より「定着率」で点が決まります。300語の単語帳を5周完璧にした人は、500語を1周だけの人より長文の理解度が高いのです。
記憶研究では「同じ素材を5回」が新しい素材を1回ずつ5回より3〜5倍効率的と分かっています。共通テスト9割の受験生は、これを直感的に知っていて1冊を徹底的に使い回します。「冊数より周回数」が9割への最大の鍵です。
9割取る人の3冊主義
1英語:単語1冊+文法1冊+長文1冊の3冊
ターゲット1900+Next Stage+やっておきたい500の3冊を5周ずつ。模試で出る大半の問題は3冊のどれかと類似する設計。
2数学:チャート式1冊+過去問の2冊
黄チャート(または青)の例題を3周+共通テスト過去問5年分。例題以外は一切やらない。これだけで9割は取れる。
3国語:単語+文法+過去問の3冊
古文単語ターゲット330+ステップアップ30+共通テスト過去問。漢文は早覚え速答法1冊で十分。
使い回しの3つの仕掛け
1付箋・印付けで進捗を可視化
1周目で覚えていない単語に付箋。2周目はそれだけ。3周目は付箋が外れていない単語だけ。これで効率が3倍。
21ページ目の左下の日付欄
単語帳の最初のページに「1周目完了:◯月◯日/2周目完了:◯月◯日」と書く。これが続けるモチベーションになる。
3過去問で出てきた未知単語をその単語帳に書き込む
新しい単語帳を買わずに既存の単語帳の余白に書き込む。これで1冊が「自分専用の最強単語帳」になる。
5周のサイクル設計
| 周回 | 期間 | 取り組み方 |
|---|---|---|
| 1周目 | 4週間 | 理解中心。完璧を目指さない |
| 2周目 | 3週間 | 付箋外れていない部分だけ |
| 3周目 | 2週間 | テスト形式で穴を発見 |
| 4周目 | 1週間 | 苦手だけ高速で |
| 5周目(直前期) | 1週間 | 付箋部分の最終確認 |
使い回しでやりがちな失敗
NG① / 1周終わったら「やった」と判断
1周は4割の定着が標準。3周で7割、5周で9割。1周で進んだら必ず低い定着率で本番を迎えます。
NG② / 模試の点が悪いと教材を変えたくなる
模試の点が悪い原因は「教材の周回数不足」であって教材ではない。3周終わるまでは教材を変えない。
NG③ / SNSで「みんな何冊やってる」を気にする
他人の冊数を気にすると焦って買ってしまう。自分の3冊を5周のスタンスを死守。
9割取る人の追加習慣
使い回し以外に9割取る人がやっているのは「過去問の徹底活用」。共通テスト過去問を10年分×2周。1回目は時間制限ありで実戦演習、2回目は時間無制限で穴の徹底分析。これで9割の壁を越えます。
学習者からよくある質問
共通テスト対応の単語帳・文法書は5年に1度の改訂が標準。3年前の版で十分対応できます。古いから買い替えるのは時間とお金の無駄。
3周目から伸びを実感する人が多い。1〜2周目は土台作りと割り切って続けてください。
新しい年度から逆順で。最新年度ほど現在の傾向に近いので、傾向を体感しながら進められます。
📦 この記事で紹介した教材
- 英単語ターゲット1900 6訂版(旺文社)
- Next Stage 英文法・語法問題(桐原書店)
- やっておきたい英語長文500(河合出版)
- 黄チャート 数学I+A(数研出版)
- 古文単語ターゲット330(旺文社)
まとめ
本記事の要点は3つです。
- 9割取る人は教材を増やさない。1教科3冊主義で5周ずつが鉄則。
- 付箋・進捗の可視化が周回を続けるコツ。
- 過去問10年×2周は標準装備。新しい順から逆順で。
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