AWS最上位の設計資格 SAP-C02 の頻出用語をフラッシュ暗記で。マルチアカウント・ネットワーク・移行・回復性・コスト最適化まで横断。
AWS SAP 用語ドリルに収録している語をレベル別に掲載します。ドリルでは以下の語を4択形式で出題し、正解後に意味・補足を表示します。全77語のうち代表的なものを抜粋しました。
組織/マルチアカウント・ネットワーク・コンピュート・データ・セキュリティ・移行・回復性のSAP頻出用語。 ※ 収録43語のうち24語を抜粋して掲載しています。
| QUESTION | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| AWS OrganizationsOrganizationsORG | 複数アカウントを統合管理 | アカウントを階層管理し請求やポリシーを一元化する。 |
| SCPService Control PolicyORG | アカウントの最大権限を制限別訳:サービスコントロールポリシー | OU/アカウントで許可される操作の上限を定めるガードレール。 |
| ランディングゾーンLanding ZoneORG | (概念として)安全に運用開始できるマルチアカウント環境の型 | セキュリティ・ネットワーク・ログの土台を整えた出発点。 |
| クロスアカウントロールCross-account RoleORG | アカウント間で権限を委譲 | 別アカウントのロールを引き受けて安全にアクセスする。 |
| 一括請求Consolidated BillingORG | 請求を組織で集約 | 複数アカウントの利用をまとめ、ボリューム割引も適用。 |
| VPCVirtual Private CloudNET | 論理的に分離した仮想網 | サブネット・ルーティングでリソースの通信を制御する。 |
| Direct ConnectDirect ConnectNET | 専用線でオンプレ接続 | インターネットを介さず安定・低遅延で接続する専用回線。 |
| PrivateLinkAWS PrivateLinkNET | サービスへ専用経路で接続 | 公衆網を経由せずVPCからサービスへプライベート接続する。 |
| Global AcceleratorGlobal AcceleratorNET | エニーキャストで最適経路 | AWSの高速網経由で世界中から最寄りに接続させる。 |
| Auto ScalingAuto ScalingCOMPUTE | 負荷に応じ台数を自動増減 | 需要に合わせインスタンスを増減し可用性とコストを両立。 |
| ECSElastic Container ServiceCOMPUTE | コンテナのオーケストレーション | コンテナを配置・スケールするAWSネイティブの基盤。 |
| FargateAWS FargateCOMPUTE | サーバレスでコンテナ実行 | EC2管理なしでコンテナを実行する従量課金の基盤。 |
| S3Simple Storage ServiceDATA | スケーラブルなオブジェクト保存 | 耐久性の高い保存先。データレイクやバックアップの基盤。 |
| RDSRelational Database ServiceDATA | MySQL/Oracle等の各種エンジンを提供するマネージドRDB | 運用負荷の低いリレーショナルDB。複数エンジンに対応。 |
| DynamoDBDynamoDBDATA | フルマネージドNoSQL | 低遅延・無停止スケールのキーバリュー/ドキュメントDB。 |
| RedshiftAmazon RedshiftDATA | データウェアハウス | 大規模分析向けの列指向DWH。BIやレポートに使う。 |
| IAMIdentity and Access ManagementSEC | 権限を細かく制御 | ユーザー・ロール・ポリシーで最小権限を設計する基盤。 |
| Secrets ManagerSecrets ManagerSEC | 機密情報を安全に管理 | パスワードやAPIキーを保管し自動ローテーションする。 |
| Security HubAWS Security HubSEC | セキュリティ状況を集約 | 複数サービスの検出結果と準拠状況を一元可視化する。 |
| Migration HubMigration HubMIG | 移行を一元追跡する旧サービス(2025年11月新規受付停止、後継AWS Transform) | 複数ツールの移行進捗を統合して可視化する。 |
| AWS MGNApplication Migration ServiceMIG | サーバを自動でリフト&シフト別訳:Application Migration Service | オンプレVMをブロックレベルで複製しEC2へ移行する。 |
| DMSDatabase Migration ServiceMIG | DBを停止を抑え移行別訳:データベース移行サービス | 異種・同種DBを最小ダウンタイムで移行する。 |
| マルチAZMulti-AZRESIL | 複数AZへ冗長配置 | 可用性ゾーンにまたがり配置し単一AZ障害に耐える。 |
| ウォームスタンバイWarm StandbyRESIL | 縮小版を常時稼働するDR | 小規模に常時稼働し災害時に拡張する中コストDR戦略。 |
Identity Center・グローバルテーブル・Shield Advanced・Strangler・カオス工学などSAP発展用語。 ※ 収録34語のうち24語を抜粋して掲載しています。
| QUESTION | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| IAM Identity CenterIdentity CenterORG | SSOを組織横断で提供別訳:旧AWS SSO | 複数アカウント/アプリへのシングルサインオンを一元管理。 |
| タグポリシーTag PolicyORG | タグ付けを標準化 | 組織全体でタグの命名と必須化を強制しガバナンスを保つ。 |
| 委任管理者Delegated AdministratorORG | 管理権限を別アカウントへ委任 | 管理アカウントの負荷を下げ機能ごとに管理を分散する。 |
| VPCピアリングVPC PeeringNET | 2つのVPCを直接接続 | VPC間をプライベートに1対1接続する(推移なし)。 |
| ハイブリッドDNSHybrid DNSNET | オンプレと名前解決を連携 | Route 53 Resolverでオンプレ⇔AWSの解決を相互化する。 |
| BGPBorder Gateway ProtocolNET | 経路情報を交換する | Direct Connect/VPNで動的に経路を広告し冗長化する。 |
| Savings PlansSavings PlansCOMPUTE | 利用量コミットで割引 | 一定の使用量を約束し従量より大幅に割引を受ける。 |
| プレイスメントグループPlacement GroupCOMPUTE | 配置戦略を制御 | クラスタ/スプレッド等でレイテンシや耐障害性を最適化。 |
| App RunnerAWS App RunnerCOMPUTE | コンテナWebを簡易実行(2026年4月新規受付停止、後継ECS Express Mode) | インフラ管理なしでコンテナ化Webアプリを即デプロイ。 |
| DynamoDBグローバルテーブルGlobal TablesDATA | DynamoDBテーブルを複数リージョンで双方向複製 | 複数リージョンで読み書きし低遅延と災害対策を両立。 |
| S3ライフサイクルS3 LifecycleDATA | 保存期間でクラス移行 | 古いオブジェクトを自動で低コストクラスへ移し削除する。 |
| Lake FormationLake FormationDATA | データレイクを構築・統制 | アクセス権を集中管理しデータレイクを安全に整備する。 |
| Shield AdvancedAWS Shield AdvancedSEC | 高度なDDoS防御 | 大規模なDDoSを緩和し費用保護と専門支援を提供。 |
| MacieAmazon MacieSEC | 機密データを自動検出 | S3内の個人情報等を検出し情報漏えいリスクを可視化。 |
| ACMCertificate ManagerSEC | 証明書を発行・管理別訳:証明書マネージャ | TLS証明書の発行・更新を自動化しHTTPS化を簡素化。 |
| リソースベースポリシーResource-based PolicySEC | リソース側で許可を定義 | S3バケット等に直接ポリシーを付与しアクセスを制御。 |
| SnowballAWS SnowballMIG | 物理デバイスで大容量移行 | 回線が細い場合に物理装置でデータを輸送・移行する。 |
| Schema Conversion ToolAWS SCTMIG | 異種DBのスキーマ変換別訳:SCT | 異種DB移行時にスキーマやコードを自動変換する。 |
| ストラングラーパターンStrangler FigMIG | 段階的にレガシーを置換 | 新機能を外側から徐々に置き換えリスクを抑え移行する。 |
| マルチリージョンMulti-RegionRESIL | 複数リージョンへ分散 | 広域災害に備え地理的に離れた冗長構成を取る。 |
| バックアップ&リストアBackup and RestoreRESIL | 低コストなDR戦略 | データを退避し災害時に復元する最も安価なDR。 |
| カオスエンジニアリングChaos EngineeringRESIL | 故障を注入し回復性検証 | FIS等で意図的に障害を起こし耐障害性を検証する。 |
| リザーブドインスタンスReserved InstancesCOST | 予約購入で割引別訳:RI | 長期利用を予約し従量より割安に利用する。 |
| スポットインスタンスSpot InstancesCOST | 余剰容量を割安利用 | 中断許容ワークロードを大幅割引で実行しコスト削減。 |
上記は収録内容の抜粋です。全77語はドリルを開始すると順に出題されます。
AWSの最上位資格 SAP-C02(Solutions Architect - Professional) で問われる設計用語を、組織の複雑性(マルチアカウント)・ネットワーク・コンピュート・データ・セキュリティ・移行・回復性の分野からまとめています。SAA(アソシエイト)の知識を前提に、「複雑な要件をどう設計に落とすか」という判断の土台づくりを想定しています。
AWSの設計者は需要が高く高単価です。SAP-C02はSAAの上位に位置する最難関の設計資格で、サービスの役割と使い分けの即答化が学習を加速します。
SAP-C02はプロフェッショナル(最上級)レベルです。組織の複雑性への対応、新規ソリューション設計、既存の継続的改善、移行とモダナイズを問います。SAAの知識に「複雑な要件を設計する力」を重ねる位置づけです。
用語の土台ができたら、SAP-C02は長文シナリオを数こなして仕上げる段階です。
SAPは1問あたりの文章量が多く、要件から構成を選ぶ判断を反復するしかありません。解説付きの模擬試験セットで「なぜ他の選択肢が不適切か」を潰していく使い方が最短です。Udemyは年に何度もセールを開催しており、セール中は多くの講座が数千円台になります。
Udemyで講座・模試を見る →ソリューションアーキテクト プロフェッショナル(SAP)は、大規模・マルチアカウント・移行・コスト最適化の複合シナリオを問います。単一サービスの知識より、組織横断のガバナンスとネットワーク設計、移行戦略の引き出しが要ります。
Organizations SCPとIAMポリシー、Direct ConnectとVPNとTransit Gateway、移行の7R(Rehost/Replatform/Refactor等)、アカウント分離とランディングゾーン。
SAA(アソシエイト)が単一システムのベストプラクティスを問うのに対し、SAP(プロフェッショナル)は組織規模の設計を問います。マルチアカウント戦略(Organizations・SCP・Control Tower)、オンプレからの大規模移行(Migration Hub・DMS・Snow系)、複数リージョンにまたがる可用性設計――扱う視座が一段上がり、登場するサービス・機能の語彙も一気に広がります。
試験は約3時間で75問。1問の本文が10行を超える長文シナリオが標準で、体力勝負の側面すらあります。ここで効いてくるのが用語の即答力です。本文中のサービス名や要件語を読んだ瞬間に機能が浮かばないと、1問3分の持ち時間はあっという間に溶けます。
SAPの長文は、実は「要件の核」と「ノイズ」に分解できます。核になるのは、コスト最小化か、運用負荷最小化か、移行期間最短か、といった優先条件を示す一文です。頻出用語が頭に入っていると、選択肢を先に見て要件文から核だけを拾い読みする解き方ができ、読解時間を半分近くまで圧縮できます。
学習順としては、SAA範囲の用語を思い出す→このドリルでSAP特有の用語(組織・移行・ハイブリッド系)を上積みする→公式サンプル問題で長文に慣れる、の3段階です。想起練習の反復回数が、そのまま3時間を走り切る解答体力になります。
SAPに挑む適切なタイミングは、SAA合格から半年〜1年、実務または個人検証でマルチアカウント構成に触れた後です。SAA直後の連続受験は、出題の視座が違うため遠回りになりがちです。逆に、Organizationsやハイブリッド接続の用語を見て構成図が頭に浮かぶなら、準備は整っています。
判断に迷うなら、公式のサンプル問題を10問解いてみてください。正答率よりも「本文を読み切れるか」が基準です。読み切れないなら用語力不足なので、このドリルで語彙を固めてから問題演習に入る方が、結果的に総学習時間を圧縮できます。