チャート式の白・黄・青・赤|数学の色別の正しい選び方と3周の回し方

チャート式の白・黄・青・赤|数学の色別の正しい選び方と3周の回し方 受験戦略

数学のチャート式は「白・黄・青・赤」の4色あり、書店で迷う受験生が後を絶ちません。色を間違えると半年〜1年を無駄にするのがチャート式の怖さ。「青チャートをやれば早慶に届く」は半分本当で半分嘘です。

本記事では、4色の難易度差・対象レベル・例題数を整理し、共通テスト〜MARCH〜早慶国公立の各レベルで最適な色を選ぶ基準を提示します。

チャート式4色の難易度差

チャート式は同じ「数学」でも難易度が4段階に分かれています。最大の罠は「青チャートが定番だから」と難易度オーバーで選ぶこと。自分の今の学力と志望校の差を冷静に見て選ぶのが鉄則です。

Strategy Note

チャート式は例題+類題+章末問題の3層構造で、1色あたり1冊1000問前後のボリューム。1色を3周回すのに最低6か月かかります。色選びを間違えると、3周終わった頃には志望校レベルに届かない、または逆にオーバースペックで時間切れという事態が頻発します。

4色の対象レベル

1白チャート / 教科書〜共通テスト基礎

教科書レベルからの最も易しい入門書。共通テスト6割を目指す段階で使う。例題が丁寧で、数学が苦手な人の最初の1冊として最適。

2黄チャート / 共通テスト〜中堅私大

共通テスト8割〜日東駒専・地方国公立レベル。白より問題数が増え、難易度がワンランク上。共通テスト中心の受験生にはこれで十分。

3青チャート / MARCH〜早慶・国公立2次

定番の網羅型問題集の決定版。MARCH〜早慶〜旧帝大2次まで対応。例題1500問の圧倒的な網羅性。3周すれば数学が武器になる。

4赤チャート / 東大京大・難関医学部

最高難度。例題から東大2次レベルが登場する。一般受験生は手を出さない方が無難。青チャート3周+過去問の方が点に直結します。

志望校別・色の選び方

志望レベル 最適な色 期間目安
数学が苦手・基礎固め 白チャート 6か月で2周
共通テスト中心・地方国公立 黄チャート 8か月で3周
MARCH〜早慶・国公立2次 青チャート 10か月で3周
東大京大・難関医学部 青3周+過去問+1対1対応 12か月+演習
学校で配布された色を使う 配布された色を優先 学校のペースに合わせる

チャート式を3周回す方法

11周目:例題のみ+解説熟読(4か月)

類題・章末は飛ばす。例題1問につき解説を3回読む。1日5問のペースで、解法の型を頭に入れる段階。

22周目:例題+類題(3か月)

1周目で解けた例題は飛ばし、苦手な型に集中。類題で本当に身についたか確認。1日10問ペース。

33周目:苦手だけを高速で(3か月)

2周目で印を付けた問題のみ。解法を見ずに10分で解けるかを判断基準に。これで本番の数学に対応できる。

チャート式でやりがちな失敗

📝 ここまでの内容を 5問チャレンジ
読みながら自分の語彙レベルを確認する
1 / 5

NG① / 青チャートをいきなり始める
数学の偏差値50未満で青チャートは難易度オーバー。1問解くのに30分以上かかり、3周どころか1周も終わらない罠。先に黄から積み上げてください。

NG② / 例題以外も全部やる
チャート式は例題が主役。類題・章末は応用問題集と被るので、青チャート例題+過去問の方が点に直結します。

NG③ / 1色やり切らずに別の色に乗り換える
「黄が簡単すぎる」と感じて青に乗り換えると両方中途半端になる。1色を3周してから次の色は鉄則です。

チャート式以外の選択肢

チャート式が合わないと感じる人は、「Focus Gold」「1対1対応の演習」「基礎問題精講」も検討候補です。Focus Goldは青チャートと同等レベルでデザインが見やすく、1対1対応は青チャート後の応用に最適。基礎問題精講は薄い1冊で要点だけ素早く復習したい時に使えます。

学習者からよくある質問

Q. 学校で「黄」が配布されたが志望校はMARCH。乗り換える?

黄を3周してから青に進むのが安全。黄を捨てて青に行くと、土台が抜けて挫折します。

Q. チャート式は数1A・2B・3で全部買うべき?

志望校と科目の必要範囲で決めます。共通テストのみなら数1A・2B、理系国公立2次なら3も必要。3冊買うと量が膨大なので2か月単位で1冊ずつのペースで。

Q. デジタル版の方が安いが紙との違いは?

紙の方が書き込みと付箋で復習しやすい。チャート式は3周する前提なので、紙推奨。デジタル版は持ち運び用としてサブで。

📦 この記事で紹介した教材

まとめ

本記事の要点は3つです。

  • 4色の難易度差は明確:白=基礎/黄=共通テスト〜地方国公立/青=MARCH〜早慶/赤=東大京大。
  • 偏差値50未満で青はオーバースペック。先に黄→青のステップアップが安全。
  • 例題1500問×3周。類題・章末より過去問演習の方が直結する。

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「きおくる」編集部です。「大学受験で必要な暗記を、5秒×反復で乗り切る」をテーマに、認知科学・記憶研究の知見を学習設計に落とし込んでいます。共通テストから早慶レベルまでの英単語ドリル(300語収録)と、記憶法・受験戦略・時間術に関する記事を、スマホ片手のスキマ時間で読める形でお届け。記事はテスト効果(Roediger & Karpicke 2006)、忘却曲線、分散学習効果(Cepeda 2006)といった認知心理学の知見をベースに執筆しています。

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