Chemistry Drill

化学 暗記ドリル

8秒で選び、6秒で覚える。
無機の色と製法・有機の反応と検出・理論の用語、計250問を
重要問題集の前に反射で出せる状態にする化学ドリル。

3
FIELDS
257
ITEMS
8s
PER Q
14s
PER CYCLE

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Inorganic
91 words
炎色反応・沈殿の色・化合物の色・気体の性質・工業的製法・乾燥剤・金属の反応性。重問の無機で「知っていれば取れる」90問。
Organic
84 words
官能基・脂肪族の反応と検出・芳香族の製法と分離・糖とタンパク質・合成高分子。構造決定の前提知識80問。
Theory
82 words
結合と結晶・気体と溶液の法則・熱化学・平衡・酸塩基・酸化還元・電池と電気分解。計算問題の設定を読むための用語80問。

このドリルの位置付け:重問の「知っていれば取れる」を先に潰す

化学重要問題集や化学の新演習で手が止まる原因は、計算力よりも知識の抜けであることが多い。「この沈殿は何色か」「この気体はどの乾燥剤が使えないか」「フェノールとカルボン酸をどう分離するか」——問題文の設定を読むために前提となる知識が出てこないと、解法以前の段階で止まります。理論の計算問題も、ルシャトリエの原理やヘンリーの法則の「向き」が反射で出なければ、立式に時間を取られます。

本ドリルは、化学の入試問題で「知っていれば取れる」部分を250問に切り出し、8秒の4択で反射にするためのものです。教科書や講義系参考書(Doシリーズ・新研究)で理解した内容を、問題演習に入る前に想起できる状態に変える位置にあります。重問・新演習と並行して使い、演習で抜けが見つかった分野を本ドリルで補う運用が最も効きます。

3分野の役割

Exam Note

共通テスト化学の第1問〜第3問は知識問題の比率が高く、無機・有機の「色と反応」だけで15〜20点分が決まります。二次試験でも、無機の大問は知識の正確さがそのまま点になり、有機の構造決定は検出反応の知識が出発点です。本ドリルの250問はこの領域を狙って選んでいます。

使い方:演習と並行して「抜け」を埋める

一気に全問を覚えようとするより、今やっている演習の単元に合わせて回すのが効率的です。重問で無機のA問題を解いている週は無機分野を1日20問、有機に入ったら有機分野に切り替える。演習で「この色を知らなかった」と気づいた項目は、本ドリルの該当問題が復習モードに溜まるので、そこを翌日にもう一度回します。

1日の回し方

  1. 演習前に20問(3分):その日に解く単元の分野を選び、8秒以内に答えが浮かばなかった問題に印。
  2. 演習後に復習モード(3分):印の問題だけを回し、演習で出会った知識と結びつける。
  3. 週末に全分野を30問(5分):単元をまたいでランダムに出題し、忘却曲線の下がった項目を拾う。

この配分で1日6分、演習と並行して2か月回すと、無機・有機の知識問題はほぼ落とさなくなります。理論分野は「用語→定義」の形なので、計算問題を解く前に法則の向き(圧力を上げると分子数が減る方向、温度を上げると吸熱方向)を確認する使い方が合います。

教材との接続

セミナー化学の基本問題を終えた段階なら、本ドリルの無機・有機と並行して重問A問題に入れます。接続の判定はセミナー化学から重要問題集へ、重問と新演習のレベル差は化学重要問題集のレベルは?を参照してください。

収録内容の一覧(全257問から抜粋)

出題・解説はすべてきおくる編集部が執筆したオリジナルです。ドリルを開始すると、各分野の全問がランダムな順で出題されます。

無機(色・製法・反応)(全91問)

炎色反応・沈殿の色・化合物の色・気体の性質・工業的製法・乾燥剤・金属の反応性。重問の無機で「知っていれば取れる」90問。 ※ 収録91問のうち14問を抜粋して掲載しています。

QUESTION答えポイント
Li の炎色反応炎色リチウム:赤。Sr の紅と区別する
Ba の炎色反応炎色黄緑バリウム:黄緑
BaCrO₄ 沈殿沈殿の色黄色。酸に溶けるCrO₄²⁻ の検出
PbS 沈殿沈殿の色黒色(硫化鉛)酸性でも沈殿
Cu(OH)₂ 沈殿沈殿の色青白色。アンモニア水に溶けて深青色[Cu(NH₃)₄]²⁺ 深青色
Mg(OH)₂ 沈殿沈殿の色白色。過剰の NaOH に溶けないAl・Zn との区別点
MnO₂化合物の色黒色(酸化マンガン(IV))H₂O₂ 分解の触媒・乾電池
KMnO₄ 水溶液化合物の色赤紫色。還元されて Mn²⁺(ほぼ無色)酸性条件の酸化剤
Fe³⁺ と KSCN化合物の色血赤色溶液チオシアン酸カリウムで Fe³⁺ 検出
SO₂ の性質気体無色・刺激臭・還元性(H₂S に対しては酸化剤)・漂白二酸化硫黄
塩化水素の製法(実験室)製法NaCl に濃硫酸を加えて加熱揮発性酸の遊離
水酸化ナトリウムの製法(工業)製法NaCl 水溶液の電気分解(イオン交換膜法)陰極で H₂、陽極で Cl₂
二酸化炭素の製法(実験室)製法石灰石(CaCO₃)に希塩酸を加えるキップの装置
乾燥剤:ソーダ石灰の不適な気体乾燥剤酸性気体(Cl₂・HCl・SO₂・CO₂ など)塩基性乾燥剤

有機(官能基・反応・検出)(全84問)

官能基・脂肪族の反応と検出・芳香族の製法と分離・糖とタンパク質・合成高分子。構造決定の前提知識80問。 ※ 収録84問のうち14問を抜粋して掲載しています。

QUESTION答えポイント
ヒドロキシ基官能基−OH。アルコール・フェノール類エタノールなど
ニトロ基官能基−NO₂。ベンゼンに濃硝酸+濃硫酸で導入ニトロベンゼン
メタン脂肪族CH₄。最も単純なアルカン、天然ガス主成分正四面体
ホルムアルデヒド脂肪族HCHO。水溶液はホルマリン、還元性メタナール
マレイン酸とフマル酸脂肪族シス(マレイン酸)・トランス(フマル酸)の幾何異性体マレイン酸は加熱で無水物
フェーリング反応脂肪族アルデヒドが Cu²⁺ を還元して Cu₂O の赤色沈殿アルデヒドの検出
ベンゼン芳香族C₆H₆。正六角形の平面、付加より置換反応無色の液体
アセチルサリチル酸芳香族サリチル酸+無水酢酸(アセチル化)。解熱鎮痛剤アスピリン。FeCl₃ で呈色しない
フェノールの検出芳香族FeCl₃ 水溶液で紫〜青紫色に呈色サリチル酸も呈色
キシレン芳香族C₆H₄(CH₃)₂。o・m・p の3種の異性体ジメチルベンゼン
マルトース高分子グルコース2分子。還元性あり麦芽糖
ペプチド結合高分子アミノ酸の −COOH と −NH₂ の脱水縮合 −CONH−タンパク質の主鎖
酵素の特徴高分子基質特異性、最適温度・最適 pH がある触媒作用を持つタンパク質
ポリスチレン高分子スチレンの付加重合。発泡スチロール透明で硬い

理論(用語・法則)(全82問)

結合と結晶・気体と溶液の法則・熱化学・平衡・酸塩基・酸化還元・電池と電気分解。計算問題の設定を読むための用語80問。 ※ 収録82問のうち14問を抜粋して掲載しています。

QUESTION答えポイント
同素体物質同じ元素からなる単体で性質が異なるもの(S・C・O・P)「スコップ」
昇華法物質昇華しやすい物質を気体にして分離ヨウ素・ナフタレン
電子親和力原子原子が電子1個を受け取るときに放出されるエネルギー。ハロゲンで大Cl が最大
金属結合結合自由電子による金属原子間の結合延性・展性・電気伝導性
イオン結晶結晶硬いがもろい。融解・水溶液で電気を通すNaCl
物質量(mol)計算6.0×10²³ 個の粒子の集団を1 mol とする量アボガドロ定数
理想気体の状態方程式計算PV=nRT(R=8.31×10³ Pa·L/(K·mol))気体定数
沸点上昇計算不揮発性溶質を溶かすと沸点が上がる。Δt=Kb·mモル沸点上昇
ブラウン運動溶液コロイド粒子が溶媒分子の衝突で不規則に動く現象限外顕微鏡で観察
保護コロイド溶液疎水コロイドを凝析しにくくするために加える親水コロイド墨汁のにかわ
結合エネルギー共有結合1 mol を切るのに必要なエネルギー結合エンタルピー
ルシャトリエの原理反応条件を変えると、その影響を打ち消す方向に平衡が移動する平衡移動の原理
水のイオン積酸塩基[H⁺][OH⁻]=1.0×10⁻¹⁴ (mol/L)²(25℃)Kw
中和滴定の指示薬(弱酸×強塩基)酸塩基フェノールフタレイン(変色域 pH 8.0〜9.8)中和点が塩基性側

上記は収録内容の抜粋です。全257問はドリルを開始すると順に出題されます。

沈殿の色を「表で覚えた」人が本番で落とす理由

無機の色は参考書の表で一覧になっていて、眺めれば覚えた気になります。しかし試験で問われるのは「AgCl は白色」の一方向ではなく、「白色沈殿で光により黒変し、アンモニア水に溶ける」という性質の組合せから物質を特定する方向です。本ドリルの無機分野は、正解を「色+性質の組合せ」にして、選択肢の中で似た色の沈殿(AgCl・BaSO₄・PbCl₂・ZnS の白色)を性質で区別できるかを問う形にしました。

有機で多いのは、検出反応を「反応名→対象」で覚えていて、逆方向(この構造を持つ化合物にどの反応が陽性か)が出てこないケースです。ヨードホルム反応が陽性になる構造(CH₃CO− または CH₃CH(OH)−)を反射で言えれば、エタノールとメタノール、アセトンとアセトアルデヒドの区別で迷いません。

捨ててよいもの

工業的製法の反応式を全部暗記する必要はありません。試験で問われるのは「触媒は何か」「中間生成物は何か」「なぜその条件か」で、本ドリルの製法問題はその粒度に絞っています。細かい反応式は演習で出会ったときに確認すれば足ります。

その上での、回し方

演習→抜けを本ドリルで拾う→翌日に復習モード→週末に全分野、の循環です。1周目から満点は狙わず、演習の単元に合わせて分野を切り替えるほうが結局は速い。5秒で答える速さで色と製法が出る分野が増えるほど、重問の1問にかける時間が短くなります。

関連リンク

よくある質問(FAQ)

Q. 化学基礎だけの受験でも使えますか?

理論分野の前半(物質の分類・結合・物質量・酸塩基・酸化還元)は化学基礎の範囲です。無機・有機と理論の後半(気体・平衡・電池)は「化学」の範囲なので、化学基礎のみの人は理論分野を中心に使ってください。

Q. 色の表記が参考書と違うものがあります。

沈殿や化合物の色は参考書によって「青白色/淡青色」のように表現が揺れます。本ドリルは教科書と共通テストで使われる表記に寄せています。意味が同じなら参考書の表記で覚えて問題ありません。

Q. 重要問題集の前に全問覚えるべきですか?

全問を先に覚える必要はありません。演習の単元に合わせて分野を切り替え、演習で抜けが見つかった項目を復習モードで拾う使い方が最も効率的です。演習と並行して2か月で一巡させる想定です。

Q. 有機の構造決定の練習はできますか?

構造決定の問題そのものは扱っていません。本ドリルは構造決定の前提になる検出反応・官能基・製法の知識を反射にするもので、構造決定は重問・新演習の演習で練習してください。

Q. ドリルは無料ですか?

完全無料・会員登録なしで使えます。進捗はブラウザに保存され、復習モードで間違えた問題だけを回せます。