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「化学の新演習はいらないのでは?」という疑問は、志望校と現在の仕上がり具合で答えが変わります。結論から言うと、MARCH・地方国公立レベルまでなら重要問題集で足り、東大・京大・東工大(科学大)・単科医大など化学で差がつく大学なら新演習が効きます。本記事では、いらない人・必要な人のチェックリスト、志望校レベル別の判定表、そして「重要問題集だけで受かるか」の到達ラインまで、判断に必要な材料だけを一気に示します。
重要問題集を仕上げて過去問で合格点が見える大学(MARCH・関関同立・地方国公立など)なら、化学の新演習はいらない。東大・京大・東工大(科学大)・阪大・単科医大など、化学の難問で差がつく大学の志望者だけが、分野を絞って追加すれば十分です。
化学の新演習がいらない人・必要な人【チェックリスト】
「必要」と判定された人は、開始時期・必要な月数・分野を絞った使い方を化学の新演習のレベルと使い方|いつから・何ヶ月・有機だけでもOK?で確認してください。
まず自分がどちら側かを確認してください。1つでも「いらない人」の条件に当てはまるなら、新演習を買う前にやるべきことが残っています。
いらない人(重要問題集までで十分)
- 志望校がMARCH・関関同立・地方国公立・中堅私大薬学部など
- 重要問題集のB問題がまだ仕上がっていない(方針が5秒で言えない問題が残っている)
- 共通テスト化学がまだ8割に届いていない
- 化学以外に伸ばすべき科目(英語・数学)が残っている
- 入試本番まで6か月を切っていて、過去問演習に入る時期
必要な人(新演習を足す価値がある)
- 東大・京大・東工大(科学大)・阪大や単科医大など、化学の出題難度が高い大学の志望者
- 重要問題集を2周以上して、B問題まで即答レベルに仕上がっている
- 過去問を解いてみて、重問と過去問の間に難易度の谷を感じた
- 理科を得点源にして他科目の不安を埋める戦略を取っている
化学の新演習は約330題で、難易度は重要問題集のB問題〜その上の帯をカバーする三省堂の演習書です。位置づけとしては「重要問題集の次」の一冊であり、重問を飛ばして入る本ではありません。だからこそ、仕上がり前に買うと本棚の飾りになります。
志望校レベル別の判定表【新演習は必要か】
志望校レベル別の判定を表にまとめます。自分の行だけ確認すれば十分です。
| 志望校レベル | 判定 | 理由 | 代わりにやること |
|---|---|---|---|
| 日東駒専・産近甲龍 | いらない | 重問A問題+過去問で合格点に届く | 重問A問題の反復+過去問 |
| MARCH・関関同立 | いらない | 重問B問題までで出題帯をカバーできる | 重問2周+過去問5年分 |
| 地方国公立・広島岡山など | 原則いらない | 標準問題の精度勝負。難問はほぼ出ない | 重問B問題まで+過去問 |
| 早慶理工・上位国公立医 | あると有利 | 重問+過去問でも戦えるが、理科で稼ぐなら追加 | 頻出分野に絞って新演習 |
| 東大・京大・東工大・阪大・単科医大 | 必要 | 重問と過去問の間に難易度の谷がある | 重問完成後に新演習→過去問 |
迷ったら次のフローで判定してください。
新演習と重要問題集の中身の違い(収録数・難易度表・接続順・周回のやり方)は、比較専用の記事で詳しく解説しています。→ 化学の新演習と重要問題集の違い・どっちを先にやるか【レベル別】
重要問題集だけで受かるか【到達ラインと進め方】
重要問題集そのものの進め方(A/B問題の使い分け・3周の設計・次の1冊)は化学重要問題集のレベルと進め方にまとめています。
「重問だけで受かるか」の答えは、重問B問題まで仕上げた状態なら、MARCH〜地方国公立はもちろん、早慶理工や旧帝下位でも合格点に届くです。落ちる原因の多くは教材の不足ではなく、仕上げの浅さにあります。次の3ステップで「仕上がった」と言える状態を作ってください。
1重問をA→Bの順に2周以上、「5秒で方針が言える」まで反復する
解き直しは答えの暗記ではなく想起練習です。問題を見て5秒で解法の方針を言えるかを合格基準にし、言えなかった問題だけ3周目に回すと反復回数を無駄なく積めます。
2過去問を1年分解いて「谷」があるか測る
重問が仕上がったら、判断材料は過去問です。時間内に合格点が見えるなら新演習は不要。大問後半がまるで手につかないなら、そこが新演習で埋めるべき谷です。年数の目安は過去問は何年分やるべきかの記事を参照してください。
3必要と出たら、頻出分野に絞って新演習を使う
新演習は約330題を全部解く本ではありません。志望校の頻出分野(理論の平衡・気体、有機の構造決定など)に絞れば、3分の1の分量で得点効果の大半を取れます。
化学の新演習でやりがちな失敗3つ
NG①:重問が7割の完成度のまま新演習に進む
中途半端な状態で難問に入ると、解説の前提が分からず1問に30分溶けます。急がば回れで、重問の完成が新演習の最短ルートです。
NG②:「いらない」と判断して演習総量まで削る
新演習を切るのは正解でも、浮いた時間を化学以外に全振りすると精度が落ちます。重問の周回と過去問演習で、解く量そのものは維持してください。
NG③:新演習を1問目から全問解こうとする
全問完走は理Ⅲ・京医レベルの戦略です。普通の合格戦略では分野を絞るのが正解で、他科目の時間を圧迫した時点で総合点は下がります。
なお、似た名前の「化学の新研究」は問題集ではなく辞書的な参考書で、判断基準がまったく別です。→ 化学の新研究はいらない?必要な人・辞書としての使い方
化学の新演習はいらないか迷う人のよくある質問
重問+過去問10年分でも合格点は狙えます。ただし英語・数学に不安があり理科で稼ぐ戦略なら、頻出分野に絞った新演習は費用対効果の高い投資になります。
全問は間に合いません。夏から始めるなら重問の完成を最優先し、9〜10月に頻出2分野だけ新演習を回すのが現実的な上限です。それ以降の開始なら過去問に直行してください。
過去問です。重問B問題までの仕上げ→過去問5〜10年分→間違えた分野だけ重問に戻る、というループが最も合格点に近い動線です。教材を増やすより反復回数を増やす方が定着します。
まとめ:化学の新演習はいらないかの最終判定
- MARCH・関関同立・地方国公立志望なら新演習はいらない。重問B問題までの仕上げ+過去問で合格点に届く
- 東大・京大・東工大・阪大・単科医大志望は、重問完成後に分野を絞って新演習を使う
- 判断のタイミングは「重問が仕上がって過去問を1年分解いた後」。買うか迷っている段階なら、まだ買う時期ではない
教材の詳しい比較は化学の新演習と重要問題集の比較記事へ。本記事で紹介した教材:化学の新演習(Amazon)/化学重要問題集(Amazon)
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