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「鎌田の化学問題演習と化学重要問題集、どっちをやるべき?」——この2冊で迷う人がまず知っておくべきことがあります。『鎌田の化学問題演習』は現在『鎌田の化学問題集 理論 無機 有機 改訂版』という書名になっています(旺文社・2024年5月刊)。書店で「問題演習」を探しても見つからないのはそのためです。そのうえで結論を言うと、講義本で理解を積みたい人は鎌田、演習量で押し切りたい人は重要問題集。この記事では両者の設計思想の違いと、3つの判断軸で選ぶ手順を示します。
結論:設計思想が違うので「併用」は基本いらない
どちらも入試標準〜応用をカバーする問題集で、到達点は大きく変わりません。違うのは何とセットで使う前提かです。鎌田は同シリーズの講義編(鎌田の理論化学の講義/福間の無機化学の講義/鎌田の有機化学の講義)と連動する設計で、「講義で読んだことが入試でどう問われるか」を確認する役割。対して重要問題集は学校の傍用問題集の次に置かれる独立型で、A問題・B問題の階段を自力で登らせる設計です。役割が重なるので、両方買う必要はありません。
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結論だけ先に知りたい人向けのショートカットです。版・在庫は商品ページで確認してください。詳しい説明つきの一覧は記事末尾にあります。
鎌田の化学問題集 理論 無機 有機実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学2冊の違いを表で比較する
| 項目 | 鎌田の化学問題集(旧・化学問題演習) | 化学重要問題集 | 差が出るポイント |
|---|---|---|---|
| 出版社・改訂 | 旺文社/2024年5月に改訂版 | 数研出版/毎年改訂の年度版 | 鎌田は数年に一度、重問は毎年 |
| ボリューム | 本冊176ページ+別冊解答176ページ | 約280問(A問題7割弱・B問題3割強) | 問題数は重問が多い |
| 解説の性格 | 講義編と連動した理解重視 | 簡潔・必要十分な解法提示 | 独学なら鎌田が親切 |
| 向いている人 | Doシリーズ講義本を持っている人 | 学校の傍用を終えた人 | 手持ち教材で決まる |
「鎌田の化学問題演習」で検索して見つからない理由。旧書名は『大学入試Doシリーズ 鎌田の化学問題演習 理論 無機 有機』でしたが、新課程対応の講義編3冊(鎌田の理論化学の講義 三訂版/福間の無機化学の講義 五訂版/鎌田の有機化学の講義 五訂版)の刊行に合わせ、『大学受験Doシリーズ 鎌田の化学問題集 理論 無機 有機 改訂版』として2024年5月15日に刊行されました。中古で旧版を買う場合は新課程との対応に注意してください。
3つの判断軸で決める
軸1:手持ちの講義本で決まる
Doシリーズの講義本を使っているなら、迷わず鎌田です。同じ著者・同じ用語・同じ図で説明が続くので、調べ直しの手間がほぼ消えます。逆に講義本を持っていない人が鎌田だけ買うと、解説の前提が拾いきれず遠回りになります。教材は単体の良し悪しではなく、接続で選ぶのが原則です。
軸2:残り時間で決める
入試まで6か月を切っているなら、問題数の多い重要問題集を全問こなすのは現実的ではありません。その場合はA問題だけに絞るか、鎌田1冊に切り替えて反復回数を確保するほうが得点は伸びます。1冊を3周する人は、2冊を1周ずつする人に勝ちます。忘却曲線は触れた回数で形が変わるからです。
軸3:解説を読んで理解できるかで決める
書店で同じ単元(たとえば化学平衡)の解説を読み比べてください。重要問題集の解説を読んで5秒で答える筋道が浮かぶなら重問で十分です。「なぜこの式を立てるのか」が飛んでいると感じたら鎌田を選びます。この判断は志望校のレベルではなく、いまの自分の読解力で決めるべきものです。
1. 講義本があるなら鎌田。Doシリーズ講義編を持っているかどうかが最大の分岐。用語と図が揃うぶん、想起練習の効率が上がります。
2. 6か月未満なら1冊に絞る。重問を選ぶならA問題を完答できるまで先にやる。B問題は志望校が要求する場合だけ。
3. 買う前に同じ単元を読み比べる。ネットの評判より、自分が読んで進める解説かどうかが決定的です。
ここでつまずく人が多い
旧書名のまま探して買えない・古い版を掴む。「化学問題演習」は改題前の名前です。新課程対応の現行版は『鎌田の化学問題集 理論 無機 有機 改訂版』。中古を買うときは刊行年を必ず確認してください。
両方買って両方中途半端になる。役割が重なる2冊です。片方を1周も終えないうちにもう1冊へ移ると、どちらも定着しません。
重要問題集を毎年買い替える。年度版ですが、1年前の版でも収録内容はほぼ変わりません。買い替えより、いま持っている版の2周目に時間を使うほうが得点に直結します。
学習者からよくある質問
Q. 鎌田を終えたら次は何をやる?
A. 志望校の過去問です。難関大で演習量を足したいなら化学の新演習が定番の接続先になります。判断基準は化学の新演習と重要問題集の比較記事にまとめています。
Q. 解説が足りないときの辞書は?
A. 『化学の新研究』を索引から引くのが定番ですが、必要な人は限られます。要否の判定は化学の新研究はいらない?必要な人・辞書としての使い方で解説しています。
Q. セミナーやリードαの次にどっち?
A. 学校の傍用を完答できているなら重要問題集が素直な接続です。傍用の解説が薄くて理解が怪しい単元が多いなら、鎌田で理解を作り直したほうが結果的に速くなります。
結論
- 『鎌田の化学問題演習』は現在『鎌田の化学問題集 理論 無機 有機 改訂版』。まず名前の変更を押さえる。
- 講義本があるなら鎌田、傍用を終えたなら重要問題集。到達点は近く、併用は基本不要。
- 決め手は手持ち教材・残り時間・解説の読みやすさの3軸。1冊を3周するほうが強い。
記事内で触れた教材
鎌田の化学問題集 理論 無機 有機 改訂版
旺文社(大学受験Doシリーズ)
旧『鎌田の化学問題演習』の現行版。Doシリーズ講義編と連動し、独学でも理解を切らさず演習できる1冊。
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