二次試験の英作文は、独学で対策できる範囲が限られる科目です。学校の先生や塾講師に添削してもらえる人は問題ありませんが、独学で進めている受験生にとっては「自分の英作文が正しいかどうか分からない」のが最大のハードルになります。
本記事では、添削環境がない受験生向けに、独学でも英作文力を伸ばせる教材と方法を整理します。
添削なしでも英作文が伸ばせる前提条件
添削に頼らなくても、「型を覚える」「テンプレートを使い回す」「自分で添削する技術を持つ」の3つを押さえれば、二次試験の英作文は十分対応できます。
英作文は「自由作文」より「型のある作文」。実は頻出テーマが20パターンに絞られ、テーマごとに使える定型表現が決まっています。20パターン×3つの定型表現=60フレーズを暗記しておくだけで、ほとんどの問題で型を当てはめて書けます。
独学で使える英作文の3教材
1ドラゴン・イングリッシュ基本英文100 / テンプレート暗記の決定版
100の典型英文を解説付きで暗記する1冊。日本語→英語の変換パターンが頭に入る。これだけで自由英作文の8割は型に当てはめられる。
2ハイパートレーニング 自由英作文編 / 自由作文のテンプレ集
自由英作文の頻出20テーマに対するテンプレートと解答例が豊富。「賛成/反対」「環境問題」「教育」「テクノロジー」など、テーマ別の定型を覚える。
3例解 和文英訳教本(文法矯正編)/ 自分で添削する技術
「日本語的な英作文」を矯正する。自分の作文の問題点を発見する目を養える。難易度高めだが、添削環境がない人ほど必読。
添削サービスを使う選択肢
独学の限界を感じたら添削サービスを有料で活用するのも手段です。Z会の通信添削やHiNativeなどのオンライン添削で月3〜5本添削してもらうだけでも、自分のミスのパターンが見えるようになります。
| 添削手段 | 料金感 | 特徴 |
|---|---|---|
| Z会の通信添削 | 月7,000円〜 | プロ講師の丁寧な添削 |
| HiNative | 月3,000円〜 | ネイティブから1日数本添削可能 |
| 学校の先生に依頼 | 無料 | 最も信頼できる、頼みやすい |
| ChatGPT等のAI添削 | 月3,000円 | 即時、量こなせる、文法ミス検出は強い |
独学で英作文を仕上げる4ステップ
1ステップ1:基本英文100を暗唱(2か月)
1日5文×20日で1周。3周して全文暗唱できる状態に。これが文型の土台。
2ステップ2:自由英作文テンプレを20個(1か月)
ハイパートレーニングで頻出20テーマのテンプレを暗記。書く前に「どのテンプレを使うか」を3秒で決める訓練。
3ステップ3:過去問の英作文を週2題(2か月)
志望校の過去問の英作文を週2題。解答例を写経して添削の代わりにする。自分の解答と模範解答の差を分析。
4ステップ4:直前期は学校の先生に頼む
11月以降は週1本だけでも先生に依頼。プロの目で1度確認するだけでミスのパターンが分かる。
独学英作文でやりがちな失敗
NG① / 添削なしで自分の作文を信じる
独自の表現は文法的に正しくても「不自然な英語」になりがち。テンプレートに乗せた方が点が高い。
NG② / 難しい単語を使う
英作文で評価されるのは「正確さ+分かりやすさ」。中学レベルの単語で書ける文を、無理に難単語にする必要はない。
NG③ / 1問に30分以上かける
本番は1問15〜20分。練習段階から時間を計ること。じっくり書ける訓練は本番の役に立たない。
AI添削を使う場合の注意点
ChatGPTなどのAIは文法ミス検出は強いが、「日本語的な発想」の修正は弱い。AIの修正をそのまま正解と思わず、模範解答との比較が必要です。AIは「文法エラーチェッカー」と割り切って使うと有効。
学習者からよくある質問
基本英文100+自由作文テンプレ20=120パターンで十分。1日5文ずつ暗記すれば3か月で完了します。
大学による。東大京大は厳しい、地方国公立は寛容な傾向。普段から正しいスペルで書く習慣を作る。
志望校の赤本の解答例+ハイパートレーニングの模範解答を比較。1問につき2つの模範解答を見比べると共通点が見えます。
📦 この記事で紹介した教材
- ドラゴン・イングリッシュ基本英文100(講談社)
- 大学入試 英作文ハイパートレーニング 自由英作文編(桐原書店)
- 例解 和文英訳教本 文法矯正編(プレイス)
- 英作文ハイパートレーニング 和文英訳編(桐原書店)
まとめ
本記事の要点は3つです。
- 英作文は型を覚えるゲーム。基本英文100+テンプレ20で大半の問題に対応できる。
- 添削なしでも対応可能。模範解答の写経+自己添削の技術を磨く。
- AIは文法エラーチェッカーとして有効。日本語的な発想の修正には弱い。
英作文の前に語彙の土台が必要です。本サイトの 5秒で答える英単語ドリル + 英コロケーションドリル で表現の基本を固めてください。

