高2の冬は、英文法の総復習にとって最後のチャンスです。高3になると過去問演習に時間が取られ、文法の穴埋めが間に合わないケースが頻発します。高2の1〜2月で文法を仕上げておくと、高3の春以降の伸びが劇的に変わります。
本記事では、高2の冬休み〜春休みにやっておくべき英文法総復習の5教材と、3か月での仕上げ方を整理します。
高2で英文法を仕上げる戦略的な意味
高3の春以降は長文・過去問・単語の上積みに時間を回したい時期。文法の総点検は遅くとも高2の冬に終わらせる必要があります。
英文法は「理解→演習→反復」の3段階で完成します。3段階を高2で完了させると、高3は応用と過去問のみに集中できる。逆に高3の春時点で文法が穴だらけだと、長文や英作文で毎回つまずいて勉強効率が半減します。
高2冬におすすめの5教材
1Evergreen(旧Forest)/ 理解用の決定版
図解と例文が豊富。「なぜそうなるか」から理解できるため、暗記から脱却できる。3か月で関連章を読み切るペース。
2大岩のいちばんはじめの英文法 / 苦手な人の入門書
講義形式の薄い1冊。2週間で1冊終わる速さが魅力。Evergreenが難しいと感じる人の最初の1冊。
3Vintage または Next Stage / 演習用
1000問の演習集。1日30問×30日で1周のペース。間違えた問題に印を付けて2周目で集中。
4英文法ポラリス1 / 共通テストレベルの確認
近年の共通テスト傾向に対応した薄い問題集。1冊2週間で完了。文法の穴を見える化するのに最適。
5英文解釈の技術70 / 文法と読解の橋渡し
文法を「文を読むため」に使う技術書。1日3題×24日で1周。これで長文の読み方が変わります。
3か月計画
| 時期 | 使う教材 | 目標 |
|---|---|---|
| 12月 | Evergreen(または大岩)通読 | 理解の穴を可視化 |
| 1月 | Vintage / Next Stage 1周 | 演習で頻出パターン定着 |
| 2月 | 英文法ポラリス1 + 英文解釈70 | 穴埋めと読解応用 |
| 3月(春休み) | Vintage / Next Stage 2周目 | 苦手集中で完成 |
3か月で文法を仕上げる3つのコツ
11日のリズムを固定する
毎日朝20分+夜30分で50分。文法は寝る前に触れると定着率が上がります。リズムを変えないことが3か月続けるコツ。
2解説を読む時間を演習と同じだけ確保する
1問解いて1問の解説を読む、を等時間で。「答えだけ確認」では身につかない。解説の読み込みが文法力の本体。
3過去問で穴を見つける
2月以降は共通テスト過去問を月2回。間違えた問題を文法書に戻る往復運動を作る。これで穴がきれいに埋まる。
高2冬の文法復習でやりがちな失敗
NG① / Evergreenを読んだだけで「終わった」と判断
読むだけは理解の半分。必ず演習集で手を動かすこと。読んだだけは1か月で忘れます。
NG② / 5冊全部やろうとする
5冊を高2の冬で全部回すのは無理。「理解書1冊+演習書1冊」の2冊体制が現実的。残りは高3で補う。
NG③ / 仮定法と関係詞だけ集中
特定の単元だけやると他の穴が残る。共通テストは時制・準動詞・接続詞も均等に出る。1冊を均等に。
高3になってから困るケース
高3の4月時点で文法が固まっていないと、長文を読んでもSVが取れない事態が頻発します。「単語は分かるのに意味が取れない」と言う人の8割は文法の穴です。高2の冬の3か月投資が、高3の1年間の勉強効率を50%上げると思って投資してください。
学習者からよくある質問
間に合います。大岩から始めて2週間で完了→Evergreen→演習の3段階で挽回できます。
OKです。持っている文法書を使い切るのが最優先。新しい本を買って結局やらない、より100倍効果あり。
Evergreenは1日10〜15ページ。3か月で500ページ完了するペース。3章セットで進めると章の繋がりが見える。
📦 この記事で紹介した教材
- Evergreen(旧Forest)(いいずな書店)
- 大岩のいちばんはじめの英文法 改訂版(ナガセ)
- Vintage 英文法・語法(いいずな書店)
- 英文法ポラリス1(KADOKAWA)
- 基礎 英文解釈の技術70(桐原書店)
まとめ
本記事の要点は3つです。
- 英文法は高2の冬で仕上げる。高3になると時間がない。
- 2冊体制(理解書+演習書)が現実的。5冊は無理。
- 1日50分×3か月。解説読みに同じ時間を投資する。
英文法の演習と並行して、語彙の毎日の反復に本サイトの 5秒で答える英単語ドリル を組み込んでください。1日5分×3か月で語彙の穴も同時に埋まります。

