MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)の英語は、5校で出題傾向が大きく違うのが特徴です。「MARCH対策」とまとめて1つの教材で挑むと、第一志望の出題形式と合わずに点を落とします。同じMARCHでも、明治と中央は別物のレベルで違いがあるのが現実です。
本記事では、MARCH文系5校の英語の出題傾向と、各大学に合わせた教材選びの優先順位を整理します。
MARCH英語の3つの共通点
まず5校の共通項。MARCH文系英語は「ターゲット1900+ターゲット熟語1000+やっておきたい英語長文700」の3冊が標準パッケージ。これに大学別の追加対策を上乗せする2層構造で進めるのが効率的です。
MARCH志望の合格者は、共通土台の3冊に加えて「過去問5年×2周+苦手分野の薄い問題集1冊」を共通行動として持ちます。共通土台は8月までに完成、9月以降は過去問を中心に苦手分野を埋める3か月設計が標準モデルです。
大学別の出題傾向
1明治大学 / 長文+文法・語彙の総合型
長文2題+文法・語彙+整序英作文。MARCH最高難度と言われ、特に商学部・経営学部は早慶レベルに近い。語彙はターゲット1900の上に速読必修まで上積み推奨。
2青山学院大学 / 長文重視+会話文
長文の比重が大きく、会話文の出題も特徴。文学部・国際政治経済学部はリスニングもあり、長文+会話+リスニングの3点セット。
3立教大学 / 共通テスト利用+全学部一括
2021年から独自試験を廃止して共通テスト+英検利用に。立教志望者は共通テスト英語の比重が大きい。英検準1級スコアを持っていると有利。
5大学の対策一覧
| 大学 | 出題形式 | 追加対策 |
|---|---|---|
| 明治 | 長文+総合型 | 速読必修+やっておきたい1000 |
| 青山学院 | 長文+会話+リスニング | 英語耳+速読必修 |
| 立教 | 共通テスト+英検利用 | 共通テスト過去問徹底 |
| 中央 | 長文+文法+整序英作 | Vintage+やっておきたい700 |
| 法政 | 長文+文法+語彙 | ターゲット熟語1000+過去問 |
3か月計画(9月〜本番)
19月:共通土台の完成
ターゲット1900+熟語1000を3周完了。やっておきたい700を1周。これでMARCHの土台は完成。
210月:第一志望の過去問演習
第一志望大学・学部の過去問5年分を時間制限ありで。間違えた問題のジャンル別分析。
311月〜本番:併願校の過去問+穴埋め
併願校の過去問3年分+苦手分野の補強問題集。共通テスト直前期は週3題のペースで維持。
MARCH対策でやりがちな失敗
NG① / 「MARCH対策」の汎用問題集だけ
MARCH汎用問題集は5校の最大公約数。第一志望の出題形式に合わない部分が必ず出ます。過去問5年で傾向把握が必須。
NG② / 早慶志望と同じ語彙対策
MARCHは速読上級まで不要。ターゲット1900+熟語1000で十分。早慶レベルの教材に手を広げると過去問演習が間に合いません。
NG③ / 立教の英検利用を活用しない
立教志望なら英検準1級のスコアを夏までに取るのが王道。スコアによっては英語試験免除か高得点換算で大幅に有利。
併願校選定の考え方
MARCH志望の併願は「日東駒専を1校+MARCH内3〜4校」が標準。明治の併願なら中央・法政、青学の併願なら立教・明治のように、出題形式が近い大学を選ぶと対策が共有できます。完全に違う5校を併願すると、各校の対策に時間が分散して合計点が下がります。
学習者からよくある質問
立教は英検が事実上必須、明治・青学は加点制度あり。中央・法政は不要。志望校によって対策の比重が変わります。
共通テスト9割取れる自信があるなら共通利用、それ以外は独自試験。共通テスト利用は枠が少なく難易度が高いのが実情。
1日3時間×4か月=360時間が標準。共通テスト対策と並走で1日4時間。
📦 この記事で紹介した教材
- 英単語ターゲット1900 6訂版(旺文社)
- 英熟語ターゲット1000 5訂版(旺文社)
- 速読英単語 必修編 第7版(Z会)
- やっておきたい英語長文500(河合出版)
- やっておきたい英語長文700(河合出版)
まとめ
本記事の要点は3つです。
- MARCHは5校で別物。共通土台+大学別追加の2層構造で進める。
- 立教は英検利用が事実上必須。準1級スコアを夏までに取る。
- 過去問5年×2周。1周目は時間制限ありで実戦、2周目は穴の徹底分析。
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