MARCH志望で「9月の英語模試で偏差値58〜62」の人は、秋から英単語帳を1冊追加するかどうかで合格ラインが分かれます。ターゲット1900を3周終えた状態で過去問を解き、毎回5〜8語が見たことのない単語。これがMARCHレベルの語彙パンチ不足のサインです。
本記事では、秋スタートで間に合うMARCH向けの追加単語帳と、過去問演習と並走させる使い方を整理します。
MARCHで頻出する「ターゲット範囲外」の単語
ターゲット1900は共通テスト〜MARCHの基礎までをカバーする設計。MARCHの長文(特に明治・立教・中央)にはターゲットの範囲外(2000語以上)の単語が混ざります。これが秋からの上乗せが必要な理由です。
MARCH長文の語彙パンチ不足は1段階の上積み(500〜700語)で解消します。新たに2000語の単語帳を1から始めるのではなく、「ターゲット1900+差分単語帳」の合理的な戦略を取ること。秋スタートでも3か月で間に合います。
秋に追加すべき3冊
1速読英単語 必修編 / ターゲット完了者の定番
1900語を60本の英文に組み込んだ統合型。音読+シャドーイングで長文耐性が上がる。MARCHの長文対策と語彙の同時補強が可能。
2パス単 準1級 / 差分の難単語に集中
英検準1級の頻出語1900語を頻度順で。ターゲットと被らない語彙が中心のため、効率良く差分を埋められる。1日30語×60日で完走。
3ターゲット1900の上位語(1501〜1900)の徹底反復
ターゲット1900の後半500語は意外と覚えられていないのが盲点。新規本を買わずに後半500語を3周すれば、MARCHの基礎は十分強くなります。
3冊の選び方
| 状況 | 最適な追加 | 期間 |
|---|---|---|
| ターゲット3周終わり・偏差値60 | 速読英単語 必修編 | 3か月で2周 |
| 単語の頻度順で効率重視 | パス単 準1級 | 2か月で1周 |
| ターゲット2周しか終わってない | ターゲット1900の3周目を高速で | 1か月 |
| 長文を読みながら覚えたい | 速読英単語 必修編 | 3か月 |
秋〜冬の3か月計画
110月:ターゲット1900の総点検
1500〜1900の後半500語を高速で再確認。出てこない単語に印を付ける。これがMARCHの語彙落としの30%を占めます。
211月:追加単語帳の1周目
速読英単語 必修編 or パス単準1級を1日30語×30日で1周。完璧を目指さず触れることを優先。
312月〜本番:過去問と並走
志望校の過去問で出てきた未知単語を追加単語帳で照合。出てくれば赤線、出てこなければノートに別記。
秋からの単語追加でやりがちな失敗
NG① / 単語帳を2冊以上追加する
時間が足りずに両方中途半端になる。追加は1冊だけ。それを2周回すほうが直結します。
NG② / ターゲット1900を放棄して新しい単語帳に乗り換える
ターゲットは共通テストの土台。捨てたら共通テストの語彙が崩壊します。あくまで「追加」であって乗り換えではない。
NG③ / 単語帳ばかりで過去問を後回し
10月以降は過去問が最優先。単語は移動中・寝る前のスキマ時間で。
並走させるべき教材
単語と並行して、英文法の総復習にVintage または Next Stageを1日1章ペースで。長文はやっておきたい英語長文500〜700を週2題。これが秋〜本番の標準セットです。
学習者からよくある質問
乗り換え不要。システム英単語のままで構わない。むしろ「いま使っている単語帳の3周完成」が最優先。
ノートに「単語+意味+出題年度」の3点だけ書く。例文は書かない。3行×10語=1ページに10語入るシンプルさが続けるコツ。
必要です。意味だけ覚えて発音できないと長文で詰まる。1単語2回ずつ声に出して、リスニングと連動させてください。
📦 この記事で紹介した教材
- 速読英単語 必修編 第7版(Z会)
- 英検準1級 でる順パス単(旺文社)
- 英単語ターゲット1900 6訂版(旺文社)
- Vintage 英文法・語法(いいずな書店)
- やっておきたい英語長文500(河合出版)
まとめ
本記事の要点は3つです。
- ターゲット1900+追加1冊が王道。新しい単語帳に乗り換えない。
- 追加は速読必修 or パス単準1級の1冊だけ。2冊は時間切れになる。
- 10月=ターゲット総点検/11月=追加1周/12月〜=過去問並走の3か月設計。
単語の毎日の反復には、本サイトの 5秒で答える英単語ドリル を併用してください。MARCHレベル300語で、過去問演習の合間に5分で回せます。

