ターゲット1400と1900の違いは?1200も含めどれ1冊を選ぶか

試験本番での単語の想起のイメージ 英語学習法

英単語ターゲットには1200・1400・1900の3冊があり、書店で表紙を並べて「数字が大きいほど難しいのは分かるけれど、自分はどれから始めるべきか」で止まってしまう人が続出します。3冊の関係は単なる難易度順ではなく、収録語のレベル帯が一部重なりながらずれていく「階段」です。この記事では、3冊の違いを収録語数・レベル・対象者で整理し、学年別・偏差値別に「どれから始めて、どこまでやるか」を断定で示します。結論から言うと、大学受験で最終的に使うのは1400か1900のどちらか1冊で、3冊を順番に全部やる必要はありません。

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【比較表】ターゲット1200・1400・1900の違い

項目ターゲット1200ターゲット1400ターゲット1900
収録語数1,200語+熟語3001,400語1,900語
対象レベル高校基礎〜共通テスト土台共通テスト〜日東駒専・中堅国公立MARCH・関関同立〜難関国公立・早慶
向く学年高1〜高2前半、英語が苦手な人高2〜高3(中堅私大志望)高2後半〜高3(難関志望)
1900との重複大部分が1900に含まれる約7割が1900と重複
併用可否1900へ乗り換えが基本(併用不要)1900へ乗り換えが基本(併用不要)他社単語帳との併用は原則不要
1冊で足りる大学日東駒専・地方国公立早慶を含むほぼ全大学

結論は「最終目標が1900で足りるなら、途中で1400を挟まず1900に絞る」です。難関志望で2冊目(シス単など)を検討している場合はシス単とターゲット1900の併用は必要?を参照してください。到達度はターゲット1900レベルの30問ドリルで今すぐ確認できます(無料・登録不要)。

結論:ターゲット3冊の位置づけ

まず全体像です。1200は高校基礎、1400は共通テスト〜中堅大、1900は共通テスト〜難関大をカバーします。

ターゲット3冊のレベル帯マップ 高校基礎 共通テスト 難関大二次 1200|高1・基礎固め 1400|共通テスト〜中堅大 1900|共通テスト〜難関大 きおくる kiokuru.com
書名収録レベルこういう人向け
ターゲット1200英単語1,200+熟語300中学復習〜高校基礎高1、英語が苦手な高2
ターゲット1400英単語1,400共通テスト〜中堅私大・地方国公立日東駒専・産近甲龍〜地方国公立志望
ターゲット1900英単語1,900共通テスト〜難関大MARCH・関関同立・旧帝大以上の志望
単語帳選びの本質は「試験日までに全語を反復回数7回以上まわせるか」です。忘却曲線に逆らうのは冊数ではなく周回数。レベルが合わない1冊は、周回が止まった時点で役割を終えます。

3冊の違いを詳しく

ターゲット1200:教科書と入試の間を埋める

中学英語の重要語の復習から始まり、高校基礎レベルまでを扱います。熟語300が入っているのはこの本だけで、「単語帳を初めて1冊やり切る」経験を作るのに向いています。模試の長文で知らない単語だらけになる段階なら、1400や1900より先にここです。

ターゲット1400:共通テスト特化の実戦枠

「出る順」で共通テスト〜中堅大の頻出語に絞った構成です。二次試験で重い長文が出ない大学を受けるなら、1900ではなく1400を完璧にする方が総合点は伸びます。

ターゲット1900:受験標準のド定番

共通テストから難関大二次までを1冊でカバーします。前半800語は共通テストレベルで1400と大きく重なるため、1400を終えてから1900に進むと前半が丸ごと復習になり非効率です。難関大志望なら最初から1900で問題ありません。

ターゲット1400と1900の違いはどこか

3冊の中でも実際に迷うのは1400と1900の2冊です。違いは語数の500差ではなく、後半に入っている語の性質にあります。1400は共通テストで繰り返し出る日常語・基本動詞が中心で、1900はそこに評論文の抽象名詞と派生形が積み増されます。つまり1900の後半700語が、難関大の長文で内容理解を左右する語彙帯です。

比較軸 ターゲット1400 ターゲット1900
後半の語の性質共通テスト頻出の日常語・基本動詞評論の抽象名詞・派生形
到達点共通テスト〜中堅私大・地方国公立難関大二次の長文読解
1周の目安4〜5週間6〜8週間
選ぶ基準二次に重い長文が出ない二次で長文を記述する

判定に迷ったら、書店で1400の後半(1000〜1400番台)を20語チェックしてください。5秒で意味が言える語が15語以上あるなら1900、そうでなければ1400です。学年ではなく再現率で決めます。

学年別・レベル別「どれから」の答え

高1〜英語が苦手な高2:1200から。1日30語×5秒想起で1周を2週間で終える設計にし、3周してから次の1冊を決めます。
高2〜高3で共通テスト中心:1400を1冊主義で。志望校の二次に長文英語がなければ1900に乗り換える必要はありません。
MARCH以上を狙う高2秋〜高3:最初から1900。1200・1400を経由せず、Part1(頻出800語)を先に固めてからPart2以降へ進みます。

つまずきやすいポイント

3冊を順番に全部やる:レベル帯が重複しているため、乗り継ぎのたびに既知語の確認に時間を失います。受験で使うのは実質1冊です。
1400と1900を並行する:収録語が大きく重なる2冊の並行は、周回管理が崩壊する典型パターンです。
派生語・語法まで1周目から覚えようとする:1周目は「見出し語→意味が5秒で言える」だけに絞る。派生語は3周目からで間に合います。

よくある質問

Q.1400から1900に乗り換えるタイミングは?
A.原則、乗り換えは不要です。乗り換えてよいのは「志望校を難関大に上げた」場合だけで、その際も1400の総復習はせず、1900のPart2(差がつく700語)から入るのが効率的です。
Q.シス単とターゲット1900はどっちがいい?
A.収録レベルはほぼ同格で、決め手はミニマルフレーズ(シス単)か一語一義(ターゲット)かの相性です。詳しくはシス単vsターゲット1900の比較記事で判定基準を示しています。
Q.紙の単語帳とアプリ、どっちで覚えるべき?
A.役割分担が答えです。紙で意味を確認し、スキマ時間は想起練習に特化したドリルでテストする方が、読むだけの反復より定着率が上がります。
Q.旧版と1900の改訂版、どちらを使ってもいい?
A.これから買うなら最新版一択です。改訂では入試データの更新に合わせて見出し語の入れ替えと項目の見直しが入ります。兄姉のお下がりを使う場合は、直近の過去問で知らない語がどの程度出るかを先に確認してから判断してください。

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英単語ターゲット1200 改訂版(¥990前後)
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押さえておきたいポイント

  • 1200=高校基礎、1400=共通テスト〜中堅大、1900=共通テスト〜難関大。使うのは実質1冊
  • 選ぶ基準は学年でなく「志望校の二次に英語長文があるか」と「試験日までの周回数」
  • 3冊リレーと2冊並行はNG。1冊を「5秒で意味が言える」まで反復する

あわせて読みたい:シス単とターゲット1900は併用すべき?2冊使いの正解パターン

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きおくるラボ(kiokuru lab)。暗記ドリル「きおくる」の運営者1名です。ITプロジェクトマネージャとして働きながら、大学受験の英単語・古文単語から社会人のIT資格まで、暗記が成果に直結する領域のドリルと記事を1人で作っています。記憶科学(忘却曲線・分散学習・検索練習)を学習設計に落とし込むことがテーマ。外部ライターへの発注や自動生成による記事量産は行っていません。X: @kiokuru_lab

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