共通テスト古典で点数が取れない原因の半分は、漢文の「捨て分野化」です。配点50点中の25点を占めるのに、対策時間が足りない。しかし漢文は最もコスパが高い分野で、正しい教材で2か月集中すれば40点は取れます。
本記事では、漢文対策の2大定番「漢文ヤマのヤマ」「早覚え速答法」を徹底比較し、共通テストで40点取るための学習設計を提示します。
漢文がコスパ最強である理由
漢文の出題範囲は句法(文法)約30個+頻出漢字200字。英文法(Vintageの1000問)と比べると圧倒的に少ない。30の句法を完璧に押さえれば、共通テストの設問の8割は解ける設計です。
共通テスト漢文の設問は、「再読文字」「使役」「受身」「比較」「願望」などの句法を直接問うものが大半。句法を押さえれば、長文読解は古文ほど難しくありません。漢文を捨てるのは戦略的に最悪の選択です。
2大定番の特徴
1漢文ヤマのヤマ / 句法を網羅する標準書
句法を66パターンに分けて例文+解説+演習で覚える。網羅性が高く、共通テスト〜MARCH〜早慶どこでも通用する。完璧主義者向け。
2早覚え速答法 / 「いがよわ」など最短ルート
共通テスト直前期向けの「最頻出ポイントだけ」を絞り込んだ薄い1冊。「いがよわ」(10句法の最重要群)に集中投下する設計。2週間で1冊終わる速さが武器。
レベル別・時期別の最適解
| 状況 | 最適な1冊 | 期間 |
|---|---|---|
| 高2の冬〜高3夏(時間あり) | ヤマのヤマ | 2か月で網羅 |
| 高3秋スタート(時間少なめ) | 早覚え速答法 | 2週間で要点突破 |
| 直前1か月で5点上げたい | 早覚え速答法 | 「いがよわ」だけ徹底 |
| 国公立2次・早慶 | ヤマのヤマ+過去問 | 3か月+演習 |
共通テスト漢文で40点取る学習設計
1第1段階(2週間):句法30個を覚える
ヤマのヤマでも早覚えでも、主要30句法を例文と一緒に。漢字書き取りより、句法を見たら瞬時に意味を取れる状態を作る。
2第2段階(2週間):頻出漢字200字
「為(なる/たり/なり)」「以(もって)」「与(と/あたう)」など、多義漢字を例文と一緒に。これで句法と組み合わさったとき意味が即座に分かるようになる。
3第3段階(2週間):過去問演習
共通テストの過去問・センター追試・模試で10題以上演習。間違えたら必ず句法・漢字に戻る往復運動を作る。
漢文対策でやりがちな失敗
NG① / 漢文を後回しにする
漢文は1〜2か月で得点源になる分野。後回しにする論理的根拠がない。むしろ早めに片付けて他に時間を割くのが正解。
NG② / 漢字を全部書けるようにする
共通テストは選択式。書く必要はない、読めればよい。書ける状態を目指すと時間が3倍かかります。
NG③ / 文章全体を訳そうとする
共通テストは設問箇所だけ理解できれば9割取れる。全文訳は不要。設問の前後を句法で正確に読むのがコツ。
2冊の組み合わせは?
時間がある人は「ヤマのヤマで網羅→早覚えで要点復習」の2冊体制が理想。ただし時間がない場合は1冊でも十分。2冊買って両方中途半端より、1冊を3周する方が確実に点になります。
学習者からよくある質問
学校だけだと網羅性が足りません。句法のまとめ本を1冊持っておくと、授業の理解が深まります。
古文と漢文の合計で40〜45分が標準。漢文は15〜18分以内で解けるように演習で慣らすこと。
国公立2次の漢文は記述式のため別対策が必要。「漢文道場」「得点奪取漢文」などの記述演習集を1冊追加してください。
📦 この記事で紹介した教材
まとめ
本記事の要点は3つです。
- 漢文はコスパ最強。30句法+200漢字で共通テスト40点に届く。
- 時間ありはヤマのヤマ網羅、時間なしは早覚え速答法で要点突破。
- 1冊3周>2冊1周。書ける必要はなく、読めればOK。
漢文と並行して、英単語の毎日の反復に本サイトの 5秒で答える英単語ドリル を組み込むと、共通テスト全体の効率が上がります。

