ノートまとめは勉強した気になりますが、定着への寄与は小さいことが知られています。代わりに効くのが、教材を閉じて白紙に書き出す想起練習です。この練習を毎日回す道具として、消して何度も使える卓上ホワイトボードが向いています。本記事では、ホワイトボード暗記法の手順、科目別の使い方、紙との違い、卓上A4サイズの選び方を整理します。
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「書き出す」が効く理由
テスト効果の研究では、教材を読み直すグループより、閉じて思い出せることを書き出したグループの方が1週間後の定着が高いことが繰り返し示されています。書き出しは「何を覚えていないか」も同時に見えるので、次に読むべき箇所が絞れます。
「まとめノートを作る」と「白紙に書き出す」は似て見えますが、前者は教材を見ながら写す作業で、後者は教材を見ずに思い出す作業です。定着を決めるのは手を動かした量ではなく、思い出そうとした回数です。
手順:閉じる→書く→照合→消す
1閉じる:教材を見えない場所に置き、5分タイマーをセット
範囲は「今日読んだ1節」「1つの用語グループ」など、5分で書ける単位に絞ります。
2書く:思い出せることを全部書く。順番も体裁も気にしない
図・矢印・キーワードだけで構いません。止まったら10秒待って、出なければ次へ。
3照合→消す:教材を開いて赤で足りない箇所を書き足し、翌日また白紙から
足りなかった箇所が「次に読む場所」です。消すことで翌日もう一度ゼロから思い出せます。紙だと残ってしまうため、ホワイトボードの方がこの往復に向きます。
科目別の使い方
| 科目・分野 | 書き出すもの | 照合の観点 |
|---|---|---|
| 英語(構文・文法) | 例文と訳、文法のルールを自分の言葉で | 抜けた用法・訳の誤り |
| 歴史・公民 | 年表・因果の矢印・人物と出来事の対応 | 順番の入れ替わり・因果の欠落 |
| 理科・数学 | 公式と導出の流れ、典型問題の方針 | 途中式の抜け・条件の見落とし |
| 資格(宅建・FP・簿記) | 数字つきの要件(期間・金額・人数)、仕訳の型 | 数字の取り違え・例外規定の抜け |
| IT資格 | サービスの対応表(用途→サービス名) | 似たサービスの混同 |
書き出しが「全部出た」ら、そのテーマは次回から1週間空けて構いません。半分も出なければ翌日にもう一度。この判定を毎日5分でするだけで、忘却曲線に沿った復習計画が自動的にできます。
卓上ホワイトボードの選び方
| 製品 | Amazon実売 | サイズ | 向く人 |
|---|---|---|---|
| コクヨ ホワイトボード ポジティ A4(吊り下げ・縦横両用) | ¥1,100 | A4 | 机の上に置く標準。壁に掛けて予定表にも |
| プラス 小型壁掛けホワイトボード やわらかフレーム | ¥1,173 | 小型 | 角がなく軽い。持ち運んで使いたい人 |
| ノート型ホワイトボード(折り畳みスタンド・ペン付) | ¥1,799 | ノート型 | 見開きで2面使える。図と表を同時に書き出す |
やりがちな失敗3つ
NG①:教材を横に置いて「確認しながら」書く
それは書き写しです。教材は閉じて、視界から外してください。思い出せないときに開くのは、書き終えたあとです。
NG②:きれいにまとめようとする
体裁を整える時間は定着に寄与しません。殴り書きで構いません。消すのが前提なので、残す価値もありません。
NG③:1回書いて満足する
1回目は穴だらけで当然です。翌日もう一度ゼロから書き、穴が減る過程が定着そのものです。
本文で挙げたホワイトボード
コクヨ ホワイトボード A4サイズ ポジティ(吊り下げタイプ・縦横両用)
KOKUYO Amazon実売 ¥1,100
机の上に置ける標準サイズ。まず1枚ならこれ。壁に掛けて週間予定にも使える。
Amazonで見る →よくある質問
できますが、書いたものが残ると「見返せる」安心感で翌日の書き出しをサボりがちです。消す前提の道具の方が想起練習が続きます。
1テーマ5分が目安です。長くやるより、テーマを分けて毎日回す方が定着します。
同じです。ただし通知の割り込みがあるので、機内モードにするか、専用のホワイトボードの方が確実です。
まとめ
- 定着を決めるのは書いた量ではなく、思い出そうとした回数。閉じて書き出す。
- 手順は閉じる→書く→照合→消す。足りなかった箇所が次に読む場所。
- 卓上A4のコクヨが標準。1テーマ5分、翌日もう一度ゼロから。

