古典文法の定番「ステップアップノート30」を終えると、多くの受験生が「文法は覚えたのに古文が読めない」という壁に当たります。原因は教材の不足ではなく、文法の知識と読解の間に「文法を文の中で使う練習」が抜けているからです。結論として、ステップアップノート30の次は古文単語の並走を前提に、「古文上達 基礎編」のような文法→読解の橋渡し本を1冊挟んでから読解演習へ進むのが最短です。本記事では、「終わった」の判定、次の1冊の選び方、読解へつなぐ手順、失敗パターンを整理します。
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ステップアップノート30の「終わった」判定
ステップアップノート30は活用・助動詞・助詞・敬語をドリル形式で固める本で、知識の入力としては十分です。ただし「終わった」の基準は問題を全部解いたことではなく、助動詞の接続・意味・活用を見ずに言える、敬語の敬意の方向を即答できる状態です。特に助動詞の識別(「ぬ」「ね」「なむ」など)は、読解でつまずく最大の原因なので、ここだけは5秒で答えられるまで想起練習を繰り返します。
文法ドリルで得た知識は「問われれば答えられる」形で保存されています。一方、読解で必要なのは「問われなくても文中で気づく」形の知識です。この変換には、文法項目を意識しながら短い文章を読む中間段階が必要で、飛ばすと「文法は完璧なのに読めない」状態が続きます。
次の1冊の選び方|文法→読解の橋渡し
1基本ルート:古文上達 基礎編(文法と読解の中間)
文法の確認問題と短めの読解がセットになっており、ステップアップノートの直後に最も接続が良い1冊です。文法項目を「文の中で見つける」練習ができます。
2並走必須:古文単語帳(565・マドンナ・ゴロゴのいずれか)
文法が完成しても単語がなければ読めません。ステップアップノートと同時期に始めていない場合は、ここで必ず並走させます。1日20語の反復回数を確保します。
3橋渡しの後:レベル別読解演習 → 過去問
共通テストなら共通テスト形式の読解演習へ、MARCH・早稲田なら「古文上達(56)」や「得点奪取」クラスへ進み、その後に過去問です。
ルート比較表
| 段階 | 教材 | 目的 | 目安期間 |
|---|---|---|---|
| 文法 | ステップアップノート30 | 活用・助動詞・敬語の入力 | 1〜2ヶ月 |
| 橋渡し | 古文上達 基礎編 | 文法を文中で使う練習 | 1〜1.5ヶ月 |
| 読解 | レベル別読解演習 | 設問処理・時間配分 | 1〜2ヶ月 |
| 仕上げ | 過去問 | 出題形式への最適化 | 2ヶ月〜 |
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ステップアップノートの次でやりがちな失敗3つ
NG①:文法が終わったら即・過去問に入る
文法知識を文中で使う練習を飛ばすと、過去問で「単語も文法も分かるのに訳せない」状態になります。橋渡し本を1冊挟むだけで解決します。
NG②:単語を後回しにする
古文が読めない原因の半分は単語です。文法と単語は並走が前提で、単語帳を始めていないならステップアップノートの2周目と同時に始めます。
NG③:文法書を何冊も重ねる
ステップアップノートの後に別の文法書をやるのは重複です。文法は1冊を周回して即答レベルにし、時間は読解に回します。
読解で「主語が誰か分からない」なら、映像授業で読み方の型を
古文読解の壁は主語の判定と敬語による人物関係の把握です。ここは独学の教材では身につきにくく、講義形式で「読む順番と根拠」を見せてもらうのが近道です。
【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座ステップアップノート30の次のよくある質問
不要ではありません。共通テストの古文は分量が多く、文法を文中で瞬時に処理する力が問われます。橋渡し本を短期間で1冊回してから共通テスト形式に入る方が、結果的に得点が安定します。
富井は読解の「考え方」を講義で説明する本、古文上達基礎編は問題演習で身につける本です。読み方の型が分からないなら富井を先に、演習量が欲しいなら古文上達を選びます。両方やる場合は富井→古文上達の順です。
読解に入った後も、助動詞の識別だけは週1回テストします。忘却曲線の観点では、読解演習中に文法を「使う」こと自体が最良の復習なので、訳す際に助動詞の意味を必ず言語化する習慣が維持につながります。
まとめ|ステップアップノート30の次
- 文法の次は読解ではなく「橋渡し」。古文上達基礎編で文法を文中で使う練習を挟む。
- 古文単語は並走必須。始めていないなら今すぐ。
- 文法書の重ね掛けと過去問直行が二大失敗。

