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大学入試の英語は、同じ「英語」でも大学ごとに求められる力がまるで違います。東大・京大は要約や和訳の記述力、早慶は語彙量と長文の処理速度、MARCHは標準問題の取りこぼしのなさ、慶應SFCは超長文と独自の難単語──志望校の傾向を知らずに教材を選ぶと、方向違いの努力になりがちです。本記事では難関大を大学群ごとに整理し、出題傾向・必要な語彙レベル・対策の順番をまとめて示します。どの大学でも合否の土台は、単語を即答できる語彙力です。
この記事でわかること
- 大学群別の英語の出題傾向と必要語彙レベル
- 志望校に合う単語帳と対策教材の選び方
- 3〜4か月で仕上げる大学別の月別計画
なぜ大学別なのか──同じ偏差値帯でも問われる力(記述か速読か語彙か)が違うからです。
難関大の英語|大学群別の傾向早見表
| 大学群 | 問われる主な力 | 語彙レベル | 対策の軸 |
|---|---|---|---|
| 東大・京大・旧帝 | 要約・和訳・記述 | 標準〜難 | 構文把握+記述添削 |
| 早稲田(文系) | 長文の量と語彙 | 難 | 語彙増強+速読 |
| 慶應(経済・商・SFC) | 英作文・超長文 | 難(SFCは最難) | 英作文の型+難単語 |
| MARCH | 標準問題の完答 | 標準+α | 取りこぼし防止 |
| 関関同立 | 単語+熟語の網羅 | 標準 | 語彙の抜けをなくす |
東大・京大・旧帝大|記述力が合否を分ける
旧帝大英語の特徴は、要約・和訳・自由英作文といった記述問題の比重が高いこと。単語や文法の知識を「使って書く」段階まで仕上げる必要があります。英文解釈で構文を正確に取る力を土台に、記述は必ず添削を受けて客観的に直すのが4か月計画の骨子です。
1構文把握を先に固める
記述は「正しく読めて初めて正しく書ける」。英文解釈の教材で、長い文の主述・修飾関係を即座に取れる状態を作ってから記述演習に入りましょう。
早稲田文系|語彙量と速読で押し切る
早稲田文系は長文の量が多く、標準的な単語帳だけでは語彙が足りない学部が目立ちます。基礎単語帳を完成させたうえで、早慶レベルの語彙を追加する「次の1冊」が必要です。速読英単語のような文脈型教材で、単語と読解を同時に鍛えるのも有効。早稲田文系の学部別傾向も確認しておきましょう。
2基礎完成→早慶語彙の2段構え
いきなり難単語帳に手を出すと基礎が抜けます。標準単語帳を即答レベルにしてから、早慶パンチ不足を埋める語彙を上乗せするのが順番です。
慶應|英作文の型と、SFCの超長文対策
慶應は経済・商で英作文の配点が大きく、型(主張→理由→具体例)を持っておくと安定します。SFCは英語1科目の比重が極端に高く、超長文と独自の難単語が最大の壁。SFC志望は専用の難単語対策と長文慣れに時間を割く必要があります。
NG①:SFCを一般的な早慶対策で済ませる
SFCは他学部と傾向が大きく違います。過去問で分量と難単語に早く慣れておかないと、本番で時間切れになります。
MARCH・関関同立|標準問題を取りこぼさない
MARCHと関関同立は、超難問より標準問題の完答率で合否が決まります。MARCHは秋にターゲット範囲外の単語を追加し、関関同立は単語+熟語を網羅して抜けをなくすのが定石です。3か月計画で、9月から本番までに標準教材を反復して穴を埋めます。
NG②:難単語帳に走って標準を落とす
MARCH・関関同立で失点するのは難単語より標準語彙の取りこぼし。まず標準帯を完璧にしましょう。
NG③:熟語を後回しにする
特に関関同立は熟語の出題が多め。単語だけでなく熟語の反復も計画に組み込みます。
3過去問で「敵の傾向」を早く知る
同じ偏差値でも大学ごとに問題の顔が違います。志望校の過去問を1年分だけ早い時期に解いて、記述量・語彙レベル・時間感覚を体感してから教材を選ぶと、方向違いの努力を避けられます。
大学別英語のQ&A
基礎帯は共通で構いません。差がつくのは「上乗せの1冊」です。早慶なら難単語帳、MARCHなら標準+αというように、志望校のレベルに合わせて追加分を選びます。
基礎(単語・文法・解釈)が固まった高3秋が目安です。ただしSFCなど傾向が特殊な学部は、早めに1年分だけ見て「敵を知る」ことをおすすめします。
学校の先生・塾・添削サービスのいずれでも構いません。重要なのは自己採点で済ませず、第三者の目で「伝わるか」を確認することです。
単語・文法の次に詰まるのは、長文の「読み方」
語彙と文法の知識が揃っても、構文把握と長文の処理手順が曖昧だと得点は伸びません。参考書で埋めにくい部分なので、抜けている単元だけを映像授業でピンポイントに埋める方法も検討してみてください。
【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座結論
- 難関大英語は大学群で問われる力が違う。記述(旧帝)・語彙と速読(早稲田)・英作文と超長文(慶應)・完答(MARCH/関関同立)
- 単語帳の基礎帯は共通、上乗せの1冊で差をつける
- どの大学でも土台は語彙の即答化。想起練習で反復回数を確保する

