チャート式の色は難易度順に白→黄→青→赤|色別レベル一覧

チャート式数学の色別選びのイメージ 受験戦略

数学のチャート式の色は、難易度順に白 → 黄 → 青 → 赤。この4色が「網羅系」の本体で、書店で迷ったらこの中から1冊だけを選びます。数研出版はこのほかに目的別の緑・黄緑・スカイ・紫を出しており、最難関向けの演習書として黒もあります。色を間違えると半年〜1年を無駄にするのがチャート式の怖さです。

本記事では、まず全色の難易度と対象レベルを早見表で即答し、そのうえで共通テスト〜MARCH〜早慶・国公立の各レベルで「どの色を1冊選ぶか」を断定します。各色の位置づけは数研出版の公式表記で確認しています。

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結論(先に答え)

網羅系4色の難易度順は易しい順に 白 → 黄 → 青 → 赤(難しい順なら 黒 → 赤 → 青 → 黄 → 白)。教科書レベルの復習なら白、共通テスト中心なら黄、国公立2次・MARCH以上の記述まで狙うなら青、東大京大・難関医学部なら赤。緑・黄緑・スカイ・紫は難易度の列ではなく目的別なので、買うのは網羅系1色だけ。2色を並行してはいけません。

チャート式の色 難易度順の早見表(網羅系4色)

難易度順到達レベル対象大学の目安周回の目安
1白チャート教科書〜共通テスト6割共通テスト利用中心・数学が苦手な人の1冊目6か月で2周
2黄チャート共通テスト8割〜中堅私大日東駒専・地方国公立8か月で3周
3青チャート国公立2次・難関私大の記述MARCH・関関同立〜早慶・旧帝大2次10か月で3周
4赤チャート教科書レベル〜最難関大の実戦問題東大・京大・難関医学部原則不要。青3周+過去問が先

※易しい順は 白 → 黄 → 青 → 赤、難しい順は 黒 → 赤 → 青 → 黄 → 白。迷ったら1段下の色を選び、2色を並行して使わないこと。

チャート式は全部で何色?数研出版の公式ラインナップ一覧

正式な書名数研出版が示す対象・特徴位置づけ
チャート式 基礎と演習 数学もっともやさしいレベル。学習の基本〜共通テストレベル網羅系
チャート式 解法と演習 数学教科書〜入試レベル。受験科目に数学を使い中堅以上の大学を志望する人網羅系(進学校の採用実績1位)
チャート式 基礎からの数学教科書〜入試レベルを最も幅広く。難関国公立・私立大、数学を得点源にしたい人網羅系(書店売上1位)
チャート式 数学数学参考書の最高峰。最難関国公立・私立大網羅系(最上位)
チャート式 大学入学共通テスト対策 数学IA+IIBC共通テスト対策に特化。1冊でI・A・II・B・Cをカバー目的別
黄緑短期完成 大学入学共通テスト対策(IA/IIBC〔ベクトル〕)共通テスト対策を短期完成。予想されるタイプの問題への対応力を強化目的別
スカイ絶対に身につけたい 数学の基本教科書の内容を効率的に総復習できる速習型目的別
入試必携168短期間で総復習。文系・理系別、1ページ1例題のハンドブック目的別
数学難問集100最難関大向けの難問演習(100題)演習書(網羅系ではない)

出典:数研出版「チャート式参考書のご案内(高校)」。難易度の一列に並ぶのは白・黄・青・赤+黒で、緑・黄緑・スカイ・紫は難易度ではなく用途の軸。メインの網羅系は白・黄・青から選ぶのが原則です。

色を決めたらAmazonで現行版を確認する

チャート式は新課程版・巻(I+A/II+B+C/III+C)の取り違えが多いため、書名検索で最新版を確認できるリンクにしています。

白チャート 数学I+A黄チャート 数学I+A青チャート 数学I+A赤チャート 数学I+A

チャート式4色の難易度差

チャート式は同じ「数学」でも難易度が4段階に分かれています。最大の罠は「青チャートが定番だから」と難易度オーバーで選ぶこと。自分の今の学力と志望校の差を冷静に見て選ぶのが鉄則です。

チャート式 難易度マップ 白|基礎 黄|教科書+α 青|入試標準 赤|最難関 緑|共通テスト特化 目的特化型: きおくる kiokuru.com
Strategy Note

チャート式は例題+類題+章末問題の3層構造で、1色あたり1冊1000問前後のボリューム。1色を3周回すのに最低6か月かかります。色選びを間違えると、3周終わった頃には志望校レベルに届かない、または逆にオーバースペックで時間切れという事態が頻発します。

4色の対象レベル

1白チャート / 教科書〜共通テスト基礎

正式名称はチャート式 基礎と演習 数学。数研出版が「もっともやさしいレベルの数学参考書」と位置づけ、学習の基本レベルから共通テストレベルまでを収録しています。例題の解説が最も丁寧で、数学が苦手な人の最初の1冊として最適です。

2黄チャート / 共通テスト〜中堅私大

正式名称はチャート式 解法と演習 数学で、進学校での採用実績1位。教科書レベルから入試レベルまでを幅広く扱い、受験科目に数学を使って中堅以上の大学を狙う人向けです。共通テスト中心の受験生にはこれで十分。

3青チャート / MARCH〜早慶・国公立2次

正式名称はチャート式 基礎からの数学で、数研出版いわく書店売上1位。教科書レベルから入試レベルの問題までを4色の中で最も幅広く掲載しており、MARCH〜早慶〜旧帝大2次まで1冊で対応します。3周すれば数学が武器になる。

4赤チャート / 東大京大・難関医学部

数研出版が「数学参考書の最高峰」とする最上位。教科書レベルから実践的なハイレベル問題までを1冊で扱うため、章の後半で難度が一気に上がります。一般受験生は手を出さない方が無難で、青チャート3周+過去問の方が点に直結します。

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志望校別・色の選び方

志望レベル 最適な色 期間目安
数学が苦手・基礎固め 白チャート 6か月で2周
共通テスト中心・地方国公立 黄チャート 8か月で3周
MARCH〜早慶・国公立2次 青チャート 10か月で3周
東大京大・難関医学部 青3周+過去問+1対1対応 12か月+演習
学校で配布された色を使う 配布された色を優先 学校のペースに合わせる

色が決まったら、次に迷うのは「その1冊が終わったあと」です。青チャートを選んだ人向けに、文系・理系での分岐は青チャートの次は文系・理系で違う|志望校レベル別の正解マトリクス、1対1対応とプラチカのどちらに進むかは青チャートの次は1対1かプラチカか|レベル別の正解と接続時期、3周を始める時期は高2秋〜冬の数学|青チャート3周のスタートタイミングで解説しています。

チャート式の色の順番は?難易度順は白→黄→青→赤、難しい順は黒→赤→青→黄→白

ここで押さえておきたいのは、隣り合う色のレベル帯は重なっているということです。白・黄・青はいずれも教科書レベルから始まるため下限はほぼ同じで、違うのは最後に置かれた問題がどこまで難しいか、つまり上限です。だから「白が終わったら黄」という積み方には意味がなく、志望校に届く上限を持つ色を最初から1冊選ぶのが正解になります。

チャート式の色は、易しい順に白→黄→青→赤の4段階です。演習書の黒まで含めて難しい順に並べると 黒 → 赤 → 青 → 黄 → 白。この序列は数I・Aから数IIIまでシリーズ共通で、色が上がるほど「収録される問題の上限」が高くなります。緑・黄緑・スカイ・紫は共通テスト対策や総復習といった用途別なので、この一列には入れません。

順番偏差値目安位置づけ
1白チャート〜50教科書レベルの基礎固め
2黄チャート45〜60定期テスト〜中堅大
3青チャート55〜70共通テスト〜難関大の標準
4赤チャート65〜最難関向けの発展

ただし「白から順に全色やる」のは誤りです。チャートは同じ単元を色違いで重複させた構成なので、自分のレベルに合う1色を選び、その1冊を反復するのが正しい使い方です。1冊を3周する反復回数が、複数色のつまみ食いより定着率を高めます。

色が1つ上がると何が変わる?白→黄・黄→青・青→赤の段差

順番を覚えただけでは、自分がどこに立っているかは判断できません。隣り合う色のあいだで実際に何が増えて何が減るのかを、3つの段差に分けて見ていきます。

各色がカバーするレベル帯(重なりに注目) 教科書基礎 入試標準 最難関 きおくる kiokuru.com

白→黄:解説の密度が下がり、入試基礎が上積みされる

白は1題あたりの解説がもっとも丁寧で、途中式の省略がほとんどありません。黄はその解説を1段圧縮したぶん、入試基礎レベルの例題を上積みしています。4色のなかで段差はもっとも小さく、白を終えてから黄をやり直す積み方は基本的に不要です。教科書の内容が一人で読めるなら、最初から黄で構いません。

黄→青:ここが最大の段差。二次記述の「型」が入ってくる

4色のなかで段差がもっとも大きいのがここです。黄の到達点は共通テスト8割前後ですが、青には国公立二次や難関私大の記述で使う解法パターンまで入ります。例題の見た目の難しさ以上に効いてくるのが総量で、練習問題・EXERCISEまで含めた1冊のボリュームが体感で大きく増えます。「黄が終わったから青」ではなく、最初からどちらか一方を選ぶと考えてください。

青→赤:赤は青の上位互換ではない

ここはもっとも誤解が多い場所です。赤は青の内容をすべて含んだ上位版ではありません。基礎的な例題の一部が省かれ、そのぶん難問が上積みされた構成なので、カバーするレベル帯は青より狭く、上に寄っています。つまり赤は「青の範囲をすでに知っている人」向けの本です。青をやり切らないまま赤に移ると、入試標準の型が抜けたまま難問に取り組むことになり、いちばん伸びない状態になります。

色の序列は「下限」ではなく「上限」で決まる

白・黄・青の3色はどれも教科書レベルから始まります。色が上がって動くのは最後に置かれた問題の難しさだけ。だから難易度順は「この順にやる順番」ではなく、どの上限を買うかの選択肢の並びだと理解するのが正解です。白→黄→青と順に買い足すと、重複した例題を何度も買い直すことになります。

共通テストには何色のチャートで足りる?

共通テスト対策だけなら黄チャートで十分です。共通テストは教科書範囲の標準問題が中心で、黄チャートの例題+エクササイズがそのまま守備範囲になります。二次試験でも数学を使う国公立志望や、MARCH以上の個別試験がある場合は青チャートを選んでください。迷ったら「共通テストのみ→黄、二次でも使う→青」で判断すれば失敗しません。

チャート式を3周回す方法

11周目:例題のみ+解説熟読(4か月)

類題・章末は飛ばす。例題1問につき解説を3回読む。1日5問のペースで、解法の型を頭に入れる段階。

22周目:例題+類題(3か月)

1周目で解けた例題は飛ばし、苦手な型に集中。類題で本当に身についたか確認。1日10問ペース。

33周目:苦手だけを高速で(3か月)

2周目で印を付けた問題のみ。解法を見ずに10分で解けるかを判断基準に。これで本番の数学に対応できる。

チャート式でやりがちな失敗

📝 ここまでの内容を 5問チャレンジ
読みながら自分の語彙レベルを確認する
1 / 5

NG① / 青チャートをいきなり始める
数学の偏差値50未満で青チャートは難易度オーバー。1問解くのに30分以上かかり、3周どころか1周も終わらない罠。先に黄から積み上げてください。

NG② / 例題以外も全部やる
チャート式は例題が主役。類題・章末は応用問題集と被るので、青チャート例題+過去問の方が点に直結します。

NG③ / 1色やり切らずに別の色に乗り換える
「黄が簡単すぎる」と感じて青に乗り換えると両方中途半端になる。1色を3周してから次の色は鉄則です。

緑・黄緑・スカイ・紫・黒は何が違う?目的別チャートの使い分け

白・黄・青・赤の網羅系4色のほかに、数研出版は目的別のチャートを出しています。難易度の一列に並べるのではなく、用途で選ぶ本です。

緑チャート(大学入学共通テスト対策 数学IA+IIBC)は共通テスト対策に特化した1冊で、I・A・II・B・Cをこれ1冊でカバーします。網羅系を終えた高3の秋以降、共通テスト形式に慣れる用途で使います。黄緑チャート(短期完成 大学入学共通テスト対策)は同じ共通テスト対策でも短期完成型で、IAとIIBC〔ベクトル〕の分冊。残り時間が少ない人はこちらです。スカイチャート(絶対に身につけたい 数学の基本)は教科書の内容を効率的に総復習する速習型で、網羅系に入る前の土台づくりに向きます。紫チャート(入試必携168)は文系・理系別の入試典型問題集で、1ページ1例題のハンドブック。直前期の総点検向けです。黒チャート(数学難問集100)は最難関大向けの難問演習100題で、位置づけは赤よりさらに上。網羅系の代わりにはなりません。

迷ったときの原則は変わりません。メインの網羅系は白・黄・青から1色選び、目的別の色は用途がはっきりしてから足す。特に緑・黄緑・黒は「4色の続き」ではなく別ジャンルの本だと理解しておけば、買い間違いを防げます。

チャート式以外の選択肢

チャート式が合わないと感じる人は、「Focus Gold」「1対1対応の演習」「基礎問題精講」も検討候補です。Focus Goldは青チャートと同等レベルでデザインが見やすく、1対1対応は青チャート後の応用に最適。基礎問題精講は薄い1冊で要点だけ素早く復習したい時に使えます。

チャート式の色でよくある質問|全部で何色ある?学校配布の黄から乗り換える?

Q. チャート式は全部で何色ある?

数研出版が高校数学の参考書として出しているのは白・黄・青・赤・緑・黄緑・スカイ・紫の8種類。これに演習書の黒(数学難問集100)を加えて9色と数えることもあります。ただし網羅系として1冊選ぶのは白・黄・青・赤の4色だけで、残りは目的別です。

Q. チャートを難しい順に並べるとどうなる?

黒 → 赤 → 青 → 黄 → 白です(易しい順ならその逆)。緑・黄緑・スカイ・紫は共通テスト対策や総復習が目的なので、この列には入れずに考えます。

Q. 青チャートと赤チャートはどれくらい差がある?

下限はほぼ同じで、上限だけが違います。差が出るのは各章の後半に置かれた問題で、前半の例題は見た目ほど変わりません。ただし赤は基礎的な例題の一部が省かれた別構成なので、青の完全な上位互換ではない点に注意してください。青が終わっていない段階で赤に移るのは避けます。

Q. 学校で「黄」が配布されたが志望校はMARCH。乗り換える?

黄を3周してから青に進むのが安全。黄を捨てて青に行くと、土台が抜けて挫折します。

Q. チャート式は数1A・2B・3で全部買うべき?

志望校と科目の必要範囲で決めます。共通テストのみなら数1A・2B、理系国公立2次なら3も必要。3冊買うと量が膨大なので2か月単位で1冊ずつのペースで。

Q. デジタル版の方が安いが紙との違いは?

紙の方が書き込みと付箋で復習しやすい。チャート式は3周する前提なので、紙推奨。デジタル版は持ち運び用としてサブで。

コンパスマーク(難易度)で例題を絞る周回法

チャート式は色だけでなく、各例題に付くコンパスマーク(難易度1〜5)で取捨選択すると周回が一気にラクになります。全例題を等しく回すより、今の自分に必要な難度帯へ反復回数を集中させるのがコツです。

コンパス難度の目安周回での扱い
1〜2教科書レベルスラスラ解けたら印を付けて間引く
3入試標準メインで回す中心帯
4〜5応用・難関志望校が必要とする分だけ選ぶ

11周目でコンパス3を最優先

標準帯の例題を先に固めると得点に直結します。1〜2は確認、4〜5は後回しでOK。

2解けた問題は間引いて反復回数を集約

×印の問題だけを2周目以降へ。時間あたりの伸びが最大化します。

3志望校に出ない難度は思い切って捨てる

共通テスト中心ならコンパス4〜5は深追いしない。色選びと同じく「過剰な背伸び」を避けます。

Q. 全例題をやらないと不安です

全問均等より、コンパス3を完璧→必要に応じて4へ、が効率的です。やり残しは過去問で出た分野だけ戻れば十分カバーできます。

本文で挙げた教材リスト

白チャート 数学I+A
数研出版
教科書〜共通テスト基礎。最もやさしいチャート。
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黄チャート 数学I+A
黄チャート 数学I+A
数研出版
共通テスト〜中堅大の標準網羅系。
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青チャート 数学I+A
青チャート 数学I+A
数研出版
難関大の網羅系定番。
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赤チャート 数学I+A
数研出版
最難関向けの最上位チャート。
Amazonで探す →
Focus Gold 数学I+A
Focus Gold 数学I+A
啓林館
網羅系の定番。青チャートと並ぶ難関大向け。
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苦手単元だけ、映像授業でピンポイントに埋める

過去問や模試で見つかった穴を参考書だけで埋めるのは遠回りになりがちです。抜けている単元だけを短い映像授業で集中的に潰し、演習に時間を回す方法も検討してみてください。

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押さえておきたいポイント

要するに、次の3点に尽きます。

  • 難易度順は白→黄→青→赤、難しい順は黒→赤→青→黄→白。白=基礎/黄=共通テスト〜地方国公立/青=MARCH〜早慶/赤=最難関。
  • 偏差値50未満で青はオーバースペック。先に黄→青のステップアップが安全。
  • 網羅系は1色を3周が基準。緑・黄緑・スカイ・紫は難易度ではなく用途で足す色。

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