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英検には、年3回の日曜日に紙で受ける「従来型」と、テストセンターのコンピューターで受ける「英検S-CBT」の2つの方式があります。合格すれば得られる級もCSEスコアも同じです。それなら、どっちで受けるのが得なのか。違いは受験機会の多さ、1日で終わるかどうか、スピーキングとライティングの解答方式の3点に集約されます。この記事では、公式情報で両方式の違いを整理し、どんな人がどちらを選ぶべきかを判定します。
結論:急ぐ人・面接が苦手な人はS-CBT、紙に書き込みながら解きたい人は従来型
大学入試の出願までに合格が必要な人は、S-CBTを軸にしてください。原則として毎週土日に実施され、同じ検定回の中で同じ級を3回まで受けられます。4技能が1日で終わり、二次試験のために別の日を空ける必要もありません。一方、長文に下線を引きながら読むのが習慣になっている人、対面の面接のほうが話しやすい人は、従来型のほうが普段どおりの力を出せます。
S-CBTと従来型の違い(公式情報)
| 項目 | 英検S-CBT | 従来型 |
|---|---|---|
| 実施級 | 準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級 | 1級〜5級の全級 |
| 実施日 | 原則毎週土日(級・地域により異なる) | 年3回(2026年度の一次は5/31、10/4、2027/1/24) |
| 日数 | 4技能を1日で受験 | 一次試験と二次試験(面接)の2日 |
| 試験の順序 | スピーキング→リスニング→リーディング→ライティング | 一次:筆記(R・W)→リスニング、二次:面接 |
| スピーキング | ヘッドセットを着けて解答を録音する吹込み式 | 面接委員との対面 |
| リーディング・リスニング | PC画面でマウス操作 | 問題冊子とマークシート |
| ライティング | 申込時に筆記型/タイピング型を選択 | 解答用紙に手書き |
| 受験回数 | 同じ検定回で同じ級を3回まで | 各回1回 |
| 検定料(2026年度・税込) | 2級9,600円/準1級10,500円 | 2級9,000円/準1級10,400円(本会場) |
| 結果 | 受験の約4週間後にウェブ公開 | 一次の約3週間後に一次合否、二次まで含めると約6〜7週間 |
| 級・スコアの扱い | 従来型と同等 | — |
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英検2級 でる順パス単 新装5訂版楽天英検準1級 でる順パス単 6訂版楽天S-CBTで最も注意すべきは、試験の順序です。S-CBTは最初にスピーキングがあります。会場に着いて席に座り、いきなり英語を話すところから始まるということです。従来型のように、筆記とリスニングで英語に頭が慣れてから面接に臨む、という流れにはなりません。S-CBTを受ける人は、試験当日の朝に10分でいいので音読をして、口を英語に慣らしてから会場に入ってください。
申込みの締切が早い点に注意
S-CBTは「毎週受けられる」という印象がありますが、申込みは先着順で、締切は試験日の約6週間前です。申込み開始は実施月の約2か月前です。「来週受けたい」と思っても間に合いません。入試の出願期限から逆算し、結果がウェブで公開されるまでの約4週間も含めて、少なくとも3か月前には予定を立ててください。
S-CBTで力を出すための3つの準備
1. 画面で長文を読む練習をしておく。S-CBTでは問題がPC画面に表示され、問題に直接書き込むことはできません。メモ用紙は配布されます。普段から過去問をPDFのまま画面で読み、要点だけを紙にメモする練習をしておくと、本番での違和感がなくなります。
2. スピーキングは、録音して聞き直す練習をする。吹込み式では、相手の反応がないまま制限時間内に話し切る必要があります。スマホに向かって答えを録音し、聞き直して言い直す。これを1日3問続けると、沈黙の時間が減ります。
3. 語彙は方式に関係なく、1語5秒で答えられる状態にする。出題内容は従来型と同じです。画面で選択肢をクリックする形式は、4択を素早く選ぶ練習と相性がよいので、単語アプリやウェブのテストで反復回数を稼いでください。
やりがちな失敗3つ
タイピング型を「速そうだから」と選ぶ。日本語入力に慣れていても、英文を1分30文字で正確に打てるとは限りません。迷ったら筆記型です。
申込み締切を確認せず、出願に間に合わなくなる。締切は試験日の約6週間前、結果は約4週間後です。受けたい日の3か月前に予定を立ててください。
S-CBTを3回受ければどれかで受かる、と考える。回数を増やしても、対策が同じなら結果も同じです。1回ごとに、どの技能でスコアが足りなかったかを確認して次に臨んでください。
学習者からよくある質問
Q. S-CBTのほうが受かりやすい、というのは本当ですか?
A. 公式には、出題内容・難易度・採点基準は従来型と変わらないとされています。受かりやすさに差が出るとすれば、方式との相性です。面接官の前で緊張する人は録音式のS-CBTが、画面で長文を読むのが苦手な人は紙の従来型が、それぞれ力を出しやすくなります。
Q. S-CBTのライティングは、筆記型とタイピング型のどちらを選ぶべきですか?
A. 日常的にキーボードで文章を打っている人以外は、筆記型を選んでください。タイピング型は1分間に30文字入力できることが目安とされ、キーボードの持ち込みや配列の変更はできません。要約問題は書き直しが多いので、打つのが遅い人は手書きより時間を失います。
Q. S-CBTと従来型を同じ検定回に両方受けることはできますか?
A. できます。公式FAQで併願可能とされています。さらにS-CBTは、同じ検定回の中で同じ級を3回まで受験できます。入試の出願までに2級が必要な人は、従来型の1回とS-CBTを組み合わせることで、受験機会を大きく増やせます。
まとめ
- 級・CSEスコアの扱いはS-CBTも従来型も同等。出題内容・難易度・採点基準も同じです。
- 急ぐ人・面接が苦手な人はS-CBT(毎週土日・同一回で3回まで・1日完結)。紙に書き込みたい人は従来型。
- S-CBTは申込み締切が約6週間前、最初がスピーキング、という2点に注意します。
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