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TOEIC L&Rで600点を取りたい社会人・大学生が最初につまずくのは、「何から手をつけるか」です。単語帳、文法書、公式問題集、アプリと教材が多すぎて、全部を少しずつかじって3か月が終わります。600点は、受験者の平均に相当するスコアです。特別な才能は要りませんが、やる順番を間違えると届きません。この記事では、1日1〜2時間・3か月で600点に届かせるための順番を、月単位で示します。
結論:1か月目は単語、2か月目は文法とPart 2、3か月目に公式問題集を通しで解く
600点に必要なのは、難しい問題を解く力ではなく、易しい問題を落とさない力です。TOEICは200問のうち、基礎的な語彙と文法で解ける問題がかなりの割合を占めます。そこを確実に取るために、最初の1か月は単語だけ、次の1か月は文法(Part 5)と短い応答問題(Part 2)、最後の1か月で2時間の通し演習、という順番にします。最初から公式問題集を解いても、知らない単語が多すぎて復習になりません。
TOEIC L&Rの構成を先に知っておく
| パート | 内容 | 問題数 | 600点での狙い |
|---|---|---|---|
| Part 1 | 写真描写 | 6問 | 5問正解を狙う |
| Part 2 | 応答問題 | 25問 | 得点源。冒頭の疑問詞を聞き取る |
| Part 3 | 会話問題 | 39問 | 設問の先読みで半分強 |
| Part 4 | 説明文問題 | 30問 | 設問の先読みで半分強 |
| Part 5 | 短文穴埋め | 30問 | 得点源。品詞問題は全問取る |
| Part 6 | 長文穴埋め | 16問 | 文法で解ける問題だけ拾う |
| Part 7 | 読解 | 54問 | 1つの文書の問題を優先。最後の複数文書は捨ててよい |
リスニングは約45分・100問、リーディングは75分・100問で、合計約2時間です。受験料は7,700円(紙の公式認定証を希望する場合は7,810円)。公開テストはほぼ毎月、午前と午後の2回実施されています。
3か月の学習計画
| 期間 | やること | 1日の時間 | 使う教材 |
|---|---|---|---|
| 1か月目 | 単語700語を3周。1日100語、5秒で意味が出なければ印をつけて次へ | 30〜60分 | 金のフレーズ(600点・730点レベル) |
| 2か月目 | Part 5の文法を講義で整理→問題演習。並行してPart 2を毎日10問 | 60〜90分 | 文法の講義本またはアプリの講義動画 |
| 3か月目前半 | 公式問題集を2時間通しで1回。間違いを原因別に3分類して復習 | 週末に2時間+平日60分 | 公式問題集 |
| 3か月目後半 | 同じ回の解き直しと、もう1回分の通し演習。リスニングは音読 | 同上 | 公式問題集 |
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金のフレーズ 増補改訂版楽天世界一わかりやすいTOEICテストの授業 Part5&6楽天公式TOEIC L&R 問題集 12楽天600点を狙う人は、Part 7を最後まで解こうとしないでください。リーディング75分で100問を最後まで解き切れる受験者は、多くありません。600点が目標なら、Part 5を10分、Part 6を10分で終え、残りの55分でPart 7の前半(1つの文書を読む問題)を丁寧に解きます。最後の複数文書の問題は、時間が余ったときだけ。解けない問題に時間を使って、解ける問題を落とすのが、600点に届かない人の典型的な負け方です。塗り残しは同じ記号でまとめてマークします。
学習を進める3つの手順
1. 単語は「覚える」より「仕分ける」。1日100語を5秒で答える速さで進め、出なかった語にだけ印をつけます。10日で1周、これを3周。忘却曲線に合わせて間隔を空けて繰り返すことで、1語に時間をかけるより多く残ります。
2. 文法は、講義で型を入れてから問題を解く。Part 5は、品詞・動詞の形・前置詞と接続詞の区別といった、決まった項目が繰り返し問われます。問題集をいきなり解くより、先に講義(本でも動画でも)でルールを整理し、その後に演習で反復回数を稼ぐほうが早く仕上がります。
3. 通し演習の復習は、翌日に何も見ずに根拠を言う。解説を読んで納得しただけでは、次に同じ型が出ても解けません。翌日、間違えた問題だけをもう一度見て、正解の根拠を自分の言葉で言えるかを確かめます。この想起練習が、本番での反応速度を作ります。
やりがちな失敗3つ
最初から公式問題集を解く。知らない単語だらけの状態で2時間解いても、復習に何日もかかり、続きません。公式問題集は3か月目まで取っておきます。
リスニングを「聞き流し」で済ませる。聞き流しでは聞き取れる音は増えません。スクリプトを見ながら音声に合わせて声に出す音読を、1つの音声につき5回行ってください。
試験を申し込まずに勉強を始める。締切がないと、3か月の計画は半年に延びます。勉強を始める日に、試験の申込みも済ませてください。
学習者からよくある質問
Q. TOEIC 600点は、どのくらいのレベルですか?
A. IIBCが公表している公開テストの平均スコアは、おおむね600点前後で推移しています。つまり600点は「受験者の平均に届いた」という位置です。履歴書に書くスコアの目安として600点がよく挙げられるのは、このためです。990点満点のうち約6割なので、全パートで満遍なく取る必要はなく、取りやすいパートで確実に取る戦略が成り立ちます。
Q. 600点までに何時間くらい勉強が必要ですか?
A. 現在のスコアによります。Oxford University Pressの教師向けガイド(Grant Trew著)の目安表では、スコアを100点上げるのに200〜300時間程度とされています。あくまで目安で、もとのスコアが低いほど短く済む傾向があります。1日1時間なら3か月で約90時間、1日2時間なら約180時間です。400点台から600点を狙うなら、1日1.5〜2時間を3か月続ける計画が現実的です。
Q. 申込みはいつまでにすればいいですか?
A. TOEIC L&R公開テストの申込締切は、試験日のおよそ6週間前です。たとえば2026年12月6日(日)の回は10月26日、12月19日(土)の回は11月11日が締切です。結果は試験日から17日後にインターネットで確認できます。勉強を始める日に、3か月後の試験日を先に決めて申し込んでしまうのが、続けるためのいちばんの工夫です。
まとめ
- 600点は受験者の平均に相当するスコア。易しい問題を落とさなければ届きます。
- 順番は単語(1か月)→文法とPart 2(1か月)→公式問題集の通し演習(1か月)。
- 本番はPart 5を10分で終え、Part 7の最後の複数文書は捨てて構いません。
文法とパート別の解き方を、講義動画でまとめて入れる
2か月目の「講義で型を入れる」部分は、アプリの講義動画でも代用できます。スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースは、関正生講師の約5分の講義動画でパート別の解き方を学べ、初回は7日間無料で試せます(ベーシックプランは月額3,278円・税込。2026年9月時点)。通勤時間を講義に、机の時間を演習に分けると、1日1時間でも計画が回ります。
【公式】スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースこの記事で紹介した教材
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 増補改訂版(2026年1月)
朝日新聞出版/TEX加藤
1か月目の単語はこの1冊。600点が目標なら、600点レベル400語と730点レベル300語の計700語に絞って回します。
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改訂版 世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part 5&6 文法] 改訂版(2016年)
KADOKAWA/関正生
2か月目の文法用。品詞・動詞の形・接続詞と前置詞という、Part 5で繰り返し問われる項目を講義形式で整理できます。
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公式TOEIC Listening & Reading 問題集 12 2025年10月刊
ETS/IIBC
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