PR 本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト/楽天/A8.net)を含みます。リンクから購入された場合、当サイトが収益を得ることがあります。
「金フレを3周したのに覚えられない」「何周すればいいのか分からない」。TOEICの単語学習で最も多い悩みです。結論から言うと、問題は周回数ではなく回し方にあります。1語ずつ時間をかけて覚えようとする人ほど、1周が遅くなり、戻ってきたときには忘れています。この記事では、記憶の仕組みに沿って、金のフレーズ1,000語を1か月で「見た瞬間に意味が出る」状態にする周回計画を、1日単位で示します。
結論:全体を3周、その後は「印のついた語だけ」を間隔を空けて
記憶の研究で繰り返し確かめられていることが2つあります。1つは、読み返すより思い出そうとするほうが定着すること。もう1つは、同じ回数なら間隔を空けて繰り返すほうが長く残ることです。金フレは、フレーズの空所を見て語を思い出す形式になっているので、もともと1つ目の条件を満たしています。あとは2つ目、つまり間隔の設計だけです。1日100語で10日、これを3周して30日。3周目が終わる頃には、どの語も10日おきに3回思い出したことになります。
1か月の周回計画
| 期間 | やること | 1日の時間 | 狙い |
|---|---|---|---|
| 1周目(1〜10日目) | 1日100語。5秒で意味が出なければ印をつけて次へ | 10〜15分 | 知っている語と知らない語を仕分ける |
| 2周目(11〜20日目) | 1日100語。印のついた語は音声も聞く | 15分 | 10日の間隔を空けて2回目の想起 |
| 3周目(21〜30日目) | 1日100語。3回とも出なかった語に二重印 | 15分 | 苦手な語をあぶり出す |
| 4周目以降 | 印のついた語だけを、3日おきに | 10分 | 反復回数を苦手な語に集中させる |
「覚えてから次へ進む」をやめると、覚えられます。1語を30秒見つめて覚えたつもりになっても、翌日には大半を忘れます。これは能力の問題ではなく、忘却曲線どおりの現象です。30秒を1回に使うより、5秒を6回に分けて、日を空けて使うほうが、同じ時間で残る量は多くなります。1周目の正答率が3割でも、気にせず先に進んでください。1周目の役割は、覚えることではなく、知らない語に印をつけることです。
レベル別:どこまでやるか
金フレの見出し語は、600点レベル400語、730点レベル300語、860点レベル200語、990点レベル100語に分かれています。目標スコアが600点台なら、最初の700語だけでこの計画を回してください。1日100語で7日、3周して3週間で終わります。860点・990点レベルの300語は、730点を超えてから追加すれば十分です。目標に関係のない語まで1周目から抱えると、1周が長くなり、間隔が空きすぎます。
回し方の3つの手順
1. 日本語訳を見て、空所の語を5秒で答える。答えを隠し、5秒で答える速さで進めます。出なければすぐ答えを見て、印をつけて次へ。粘って思い出そうとする時間は、次の語に使ってください。
2. 印は消さずに重ねる。2周目も出なければ2つ目の印、3周目も出なければ3つ目。印が3つ並んだ語が、あなたの本当の苦手語です。4周目以降は、この語から先に回します。
3. 寝る前と翌朝に、その日の印つきの語だけを見直す。1日の中で時間を空けて2回思い出すだけで、翌日に残る量が変わります。寝る前の2分と、翌朝の通勤の2分で足ります。
やりがちな失敗3つ
1日20語ずつ、完璧に覚えながら進む。1周に50日かかります。最初の語に戻る頃には完全に忘れており、2周目が実質1周目になります。
1周目から例文や派生語まで全部読む。情報を増やすほど1語の時間が伸び、周回が遅くなります。派生語や補足は、3周目で印がついている語だけに絞って読みます。
覚えた語も毎回同じ時間をかけて見直す。5秒で出る語に時間を使うのは無駄です。印のない語は、4周目以降は飛ばしてください。
学習者からよくある質問
Q. 金フレは何周すれば覚えられますか?
A. 周回数よりも「印が消えるまで」で考えてください。目安としては、全体を通すのは3周、その後は印のついた語だけを4〜6回。合計で1語あたり7回前後、思い出す機会を作ることになります。3周しても印が300語以上残っている場合は、1周の速度が遅すぎて、前半を忘れてから後半に入っている可能性が高いです。
Q. 1日何語ずつ進めればいいですか?
A. 1日100語です。少なく感じる50語ではなく100語にする理由は、1周を10日で終えるためです。1周に1か月かけると、最初の語に戻ったときにはほぼ忘れています。1語にかける時間は5秒、100語で約10分。覚えようとせず、知っているかどうかを仕分けるだけなので、10分で終わります。
Q. 書いて覚えたほうがいいですか?
A. TOEIC L&Rにはスペルを書く問題がないので、書く必要はありません。書くと1語に30秒以上かかり、同じ時間で回せる回数が6分の1になります。声に出すのは効果があります。音声を聞いてフレーズごと口に出すと、リスニングで同じ語が聞こえたときの反応が速くなります。
まとめ
- 金フレは1日100語×10日で1周、これを3周。1か月で全語を10日間隔で3回思い出せます。
- 4周目以降は印のついた語だけを3日おきに。反復回数を苦手な語に集中させます。
- 目標600点台なら最初の700語だけ。印が50語以下になったら公式問題集に進みます。
単語の次は、パート別の解き方を短期間で
単語が固まると、次に効くのはパート別の解き方です。Part 3・4の先読み、Part 7の時間配分は、講義で型を入れてから演習したほうが早く身につきます。アプリなら通勤時間で進められます。
【公式】スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースこの記事で紹介した教材
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 増補改訂版(2026年1月)
朝日新聞出版/TEX加藤
600点・730点・860点・990点レベルの見出し語1,000語。全音声つき・スマホアプリ対応。この記事の周回計画は、この1,000語を前提にしています。
Amazonで見る →楽天で見る →
TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ 2018年刊
朝日新聞出版/TEX加藤
金フレの1周目で半分も分からなかった人は、こちらから。基礎400語から始まる1,000語で、同じ周回計画がそのまま使えます。
Amazonで見る →楽天で見る →

