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令和8年度から応用情報技術者試験はCBT方式になり、科目A(旧午前)と科目B(旧午後)を別の日に受ける形に変わりました。前期試験の科目Bは2026年11月24日〜12月6日。科目Aを10月末〜11月上旬に受けた人には、科目Bまで約4週間あります。旧制度では午前と午後が同じ日だったため、午後対策は午前と並行するしかありませんでした。この記事では、新しくできたこの4週間を使い切るための、科目Bの学習プランを週単位で示します。
結論:選択4分野を固定し、過去問を「1分野6回分×3回転」する
科目Bは、問1の情報セキュリティが必須で、残り10問から4問を選びます。定石は、選ぶ4分野を本番前に決めてしまうことです。当日に問題を見てから選ぶ方式は、全10分野を対策する必要があり、4週間では足りません。セキュリティ+固定4分野の計5分野について、直近3年分(6回分)の過去問を3回転させる。これが4週間でできる最大の対策です。
4週間の学習プラン(前期・科目Bを12月初旬に受ける場合)
| 週 | 期間の目安 | やること | 1日の時間 |
|---|---|---|---|
| 第1週 | 11月9日〜15日 | 選択4分野を確定。各分野の過去問を1回分ずつ、時間を計らずに解いて解説を読む | 60〜90分 |
| 第2週 | 11月16日〜22日 | 5分野×残り5回分を1周目。1問30分で切り上げ、設問の根拠を問題文から探す | 90分 |
| 第3週 | 11月23日〜29日 | 2回転目。間違えた設問だけを解き直し、記述は模範解答の言い回しを写す | 60〜90分 |
| 第4週 | 11月30日〜本番 | 3回転目。5問150分の通し演習を2回。画面+メモ1枚の本番形式で | 通し演習は150分 |
科目Bの記述は「自分の言葉」で書かないほうが点になります。記述問題の正解は、ほとんどの場合、問題文の中にある語句を組み合わせたものです。知識を披露する場ではありません。解説を読むときは、模範解答のどの語句が問題文のどこから来ているかに線を引いてください。これを3回転すると、「問題文のこの言い回しが出たら、ここを抜く」という型が見えてきます。CBTでは問題文に線を引けないので、メモ用紙に「段落番号と語句」だけを書き留める練習を、今のうちからしておきます。
分野の選び方
選択10分野は、技術系(プログラミング、システムアーキテクチャ、ネットワーク、データベース、組込みシステム開発、情報システム開発)と、マネジメント・ストラテジ系(経営戦略、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査)に分かれます。文系出身や実務経験の浅い人は、国語力で解きやすいマネジメント・ストラテジ系から3つ、技術系から得意な1つを選ぶのが安定します。エンジニアは、実務で触れている技術系2つに、マネジメント系2つを組み合わせます。プログラミングは、解ければ高得点を狙える一方で、解けないと0点に近くなるため、擬似言語に慣れていない人は避けてください。分野ごとの詳しい比較は、選択問題の記事にまとめています。
演習の3つの手順
1. 1問30分で必ず切り上げる。本番は5問で150分、1問あたり30分です。演習でも30分で止め、解けなかった設問はその場で解説を読みます。1問に1時間かけて解けても、本番では使えません。
2. 間違えた設問に印をつけ、2回転目は印だけを解く。全問を3回解く時間はありません。印のついた設問だけなら、2回転目は半分以下の時間で終わります。翌日に何も見ずに根拠を言えるかを確かめる想起練習が、記述の再現性を上げます。
3. 最終週は、画面で読み、紙1枚にメモする形式で通す。過去問のPDFを画面で開き、A4の紙1枚だけを横に置いて5問を通しで解きます。メモの書き方(段落番号、登場人物、数値)を自分なりに決めておくと、本番で迷いません。
やりがちな失敗3つ
選択分野を決めずに、全分野を少しずつ解く。4週間で10分野は回りません。どの分野も1回転で終わり、型が身につかないまま本番を迎えます。
科目Aの結果が不安で、科目Bの勉強が手につかない。科目Aの結果を気にしても点は変わりません。受験した日のうちに気持ちを切り替えて第1週に入ってください。
紙に印刷して、書き込みながら演習を続ける。本番では問題文に書き込めません。少なくとも最後の2週間は、画面で読む形式に切り替えてください。
学習者からよくある質問
Q. 科目Bの対策は、科目Aを受けてからで間に合いますか?
A. 科目Aを実施期間の前半(10月28日〜11月上旬)に受け、科目Bを期間の後半(12月上旬)に予約していれば、約4〜5週間あります。選択する4分野を固定して過去問を3回転させるには十分な期間です。ただし、科目Aの対策と並行して、選択分野だけは10月中に決めておいてください。
Q. 科目Bは何問解くのですか?
A. 旧午後試験と同じ構成で、問1の情報セキュリティが必須、問2〜問11の10問から4問を選択し、合計5問を150分で解答します。IPAは、CBT化後も出題範囲・形式・問題数・試験時間は従来どおりとしています。合格基準は100点満点中60点です。
Q. CBTで長い問題文を読むのが不安です。
A. 対策は、演習の段階から画面で問題文を読むことです。IPAの公式サイトで公開されている過去問のPDFを、印刷せずに画面で開き、メモは紙1枚だけにして解いてください。本番で配布されるのはメモ用紙1枚と筆記用具で、画面上にはメモ機能と電卓機能があります。
まとめ
- CBT化で、科目Aと科目Bの間に最大約5週間を置けるようになりました。
- 科目Bはセキュリティ+固定4分野。直近6回分を3回転し、反復回数で型を作ります。
- 最終週は画面で読み、紙1枚にメモする本番形式で、5問150分を2回通します。
科目Bの選択分野を、講義で一気に固める
解説を読んでも解き方の型が見えない分野は、分野別の講義で「どこを読んで、何を抜くか」を先に入れると、過去問の1回転目が速くなります。Udemyの講座は買い切りで、必要な分野だけ見る使い方ができます。
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