PMPは1か月で受かる?会社の研修と模擬試験で合格した体験記|2026年新試験の変更点

計画表とノートパソコンが並ぶ机 資格

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PMP(Project Management Professional)は、プロジェクトマネジメントの国際資格です。私は2024年に、申込みから受験まで1か月以内の勉強で合格しました。本業はSIerのITプロジェクトマネージャで、受験資格の35時間研修は会社の研修で満たし、勉強はUdemyの模擬試験を中心に進めました。この記事では、そのとき実際にやったこと、つまずいた2つの点、合格後に仕事で役立ったことを、盛らずに書きます。あわせて、PMPは2026年7月に新しい試験になり、12月1日からは研修の条件も変わります。これから受ける人が押さえておくべき変更点も整理しました。

結論:1か月で受かった。ただし「研修済み・実務あり」が前提

先に結論です。私は1か月以内の勉強で合格できました。ただし、その前提として次の2つがそろっていました。

  • 35時間の研修を先に会社で済ませていた:PMPは申し込む時点で35時間の研修が必要です。ここが終わっていたので、勉強の時間をすべて試験対策に使えました。
  • PMとしての実務経験があった:受験資格として実務経験の年数が求められます。PMPの問題の多くは、プロジェクトの状況を示して「PMとして次に何をするか」を問う形式です。

私の受験時の前提:合格は2024年/受験はテストセンター/35時間研修は会社の研修で修了/申込みから受験まで1か月以内/教材はUdemyの模擬試験が中心/職種はSIerのITプロジェクトマネージャ。受けたのは2026年7月の改訂より前の試験です。

PMPの試験概要と、2026年7月の改訂

PMPは2026年7月に新しい試験に切り替わりました。私が受けた2024年の試験と、今の試験の違いは次のとおりです(新しい試験の数字はPMIの公式情報)。

項目改訂前(〜2026年6月)新試験(2026年7月〜)
問題数180問180問
試験時間230分240分
人(People)42%33%
プロセス50%41%
ビジネス環境8%26%
新しく加わった内容―AI、サステナビリティ、ステークホルダーとの関わりを扱う場面の問題

いちばん大きな変化は、ビジネス環境が8%から26%に増えたことです。成果や価値、ビジネスへの影響に目を向ける方向の改訂で、昔の教材の感覚のまま受けると配分がずれます。

受験資格は、学士以上ならプロジェクトマネジメントの実務経験3年(直近10年以内)と、35時間の研修です(CAPMを持っていれば研修の代わりになります)。2026年12月1日からは、講師つき(ライブ)の研修はPMIの認定トレーニングパートナーなどに限られます。12月1日より前に修了した研修は、今の要件のまま有効です。合格後は、3年ごとに60PDU(継続学習のポイント)を集めて更新します。受験料は会員・非会員で異なるので、申込み前にPMIの公式サイトで確認してください。

私の勉強法:研修は先に、教材は模擬試験に絞る

1か月で終えられたのは、やることを3つに絞ったからです。これから受ける人向けに、順番どおり書きます。

1. 35時間の研修を、申込みより前に終わらせる。私は会社の研修で満たしました。社内研修が要件を満たすなら、費用も時間も節約できます。社外の講師つき研修を使う場合は、12月1日からの条件変更に注意してください。

2. 教材はUdemyの模擬試験に絞る。私の勉強は模擬試験が中心でした。間違えた問題は、解説で考え方を確認しておくと次に生きます。新試験を受ける人は、使う模擬試験が2026年7月の出題範囲に対応しているかを先に確認してください。

3. 模擬試験は、本番と同じ長さで通して解く回をつくる。私がいちばん苦労したのは、長時間の試験で集中力を保つことでした。新試験は240分です。細切れの練習だけでなく、休憩の取り方も含めて本番の長さで解く練習をしておくと、当日の疲れ方が変わります。

つまずいた2つのこと:長時間の試験と、日本語訳の問題文

勉強期間は短く済みましたが、本番で苦労した点が2つあります。

1つ目は、試験の長さです。当時の試験は230分で、最後まで集中力を保つのが大変でした。新しい試験は240分とさらに長くなっています。

2つ目は、日本語訳の問題文です。私は日本語訳のついた問題で受験しましたが、訳された問題文に慣れるのに苦労しました。模擬試験も、できるだけ本番に近い日本語訳の問題で練習しておくのがおすすめです。

PMPの勉強で遠回りになる3つの失敗

研修を後回しにして勉強だけ先に始める。35時間の研修が終わらないと、PMPには申し込めません。特に社外の講師つき研修を考えている人は、12月1日の条件変更の前後で使える研修が変わります。先に研修の手段を決めてください。

模擬試験を細切れにしか解かない。1問ずつの正解率が上がっても、本番の240分を通しで戦える体力は別物です。本番と同じ長さで解く回を、少なくとも一度はつくってください。

改訂前の教材だけで新試験に臨む。ビジネス環境は8%から26%に増えています。古い教材だけでは、この分野の演習量が足りません。教材の更新日と対応範囲を確認してください。

合格後、仕事で役立ったこと(正直な感想)

PMPの知識がはっきり役立ったと言えるのは、リスクと課題の管理の場面です。PMPでは、まだ起きていない「リスク」と、すでに起きた「課題」を分けて管理する考え方を学びます。

一方で、それ以外の場面で「PMPを取ったから仕事が変わった」という実感は、正直あまりありません。すでに現場を回している人は、新しい技を覚える資格というより、進め方を共通の枠組みで説明できるようになる資格と考えておくと、取ったあとの期待とのずれが少ないはずです。

PMPを取るべき人・取らなくていい人

  • 取るべき人:受験資格の実務経験を満たしていて、プロジェクトの進め方を顧客や他社のメンバーと同じ言葉で説明したい人。資格として客観的な裏づけがほしい人。
  • 今は取らなくていい人:まだ実務経験の年数が足りない人(申し込めません)。まずはリーダーとして小さなプロジェクトを回す経験を積むほうが先です。SEからPMへの資格の選び方はPM・SEの資格ロードマップにまとめています。

PMPの模擬試験を探す(Udemy)

私がPMPの勉強で使ったのは、Udemyの模擬試験です。リンクを開くとUdemyの検索結果が表示されます。2026年7月の新試験(ビジネス環境26%)に対応しているかを講座ページの更新日と説明で確認してください。価格はセールで大きく動くので、購入前に現在価格を確認してください。

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PMPの受験者からよくある質問

Q. PMPは1か月の勉強で合格できますか?
A. 私は申込みから受験まで1か月以内で合格しました。ただし、受験資格の35時間研修は会社の研修で先に済ませていて、PMの実務経験もある状態でした。研修をこれから受ける人は、その時間を別に見込んでください。

Q. PMPの勉強は模擬試験だけで足りますか?
A. 私はUdemyの模擬試験を中心に勉強しました。2026年7月の新試験では「ビジネス環境」が26%に増えているので、使う模擬試験が新しい出題範囲に対応しているかを必ず確認してください。

Q. PMPは日本語で受けられますか?
A. 私は2024年にテストセンターで、日本語訳のついた問題で受験しました。日本語訳の問題文に慣れるのに苦労したので、模擬試験も日本語訳の問題で練習しておくことをおすすめします。受験時の言語の扱いは、申込み前にPMIの公式案内で確認してください。

まとめ

  • 私は2024年に1か月以内の勉強で合格。前提は、35時間研修を会社で済ませていたことと、PMの実務経験があったこと。
  • PMPは2026年7月に新試験(180問・240分、ビジネス環境26%)。12月1日から講師つき研修の条件が変わる。
  • 勉強は模擬試験中心で、本番と同じ長さの通し練習を入れる。役立ったのはリスク・課題管理の考え方で、それ以外は大きな実感はない。

この記事を書いた人

やよい(きおくるラボ 運営・編集)

記事は、国内SIerで大規模システムのプロジェクトマネジメントに従事する夫の経験をもとに作成しています。夫はクラウド・ITSM・プロジェクト管理の認定を、働きながら独学で取得してきました。夫が受けた資格の記事は合格までに実際に通った手順をもとに、受けていない資格の記事は公式の試験ガイドなどの一次情報をもとに書いています。

保有資格

AWS SAPAZ-104OCI ArchitectServiceNow CSAPMPSAFe POPM

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きおくるラボ(kiokuru lab)の運営・編集担当、やよいです。暗記ドリル「きおくる」と記事は、夫(SIerのITプロジェクトマネージャ。保有資格はAWS SAP・AZ-104・OCI Architect・ServiceNow CSA・PMP・SAFe POPM)の受験経験と本業の知見をもとに作成しています。記事の作成にはAIを補助として使い、事実確認と最終判断は運営者が行っています。ドリルはすべて無料・登録不要(運営費は記事内の教材紹介と広告でまかなっています)。X: @kiokurulab

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