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応用情報技術者(AP)に受かった、または前期のCBTを受け終えたあと、次に何を取るかで迷う人は多いはずです。2026年度は事情が特殊で、応用情報や高度試験という名前で受けられるのは、この年度が最後になる予定です。この記事では、次の1枚を「支援士」「高度試験」「クラウド認定(AWS・Azure)」「PMP」の4つに分け、目的別にどれを選ぶかを判定します。筆者はSIerのITプロジェクトマネージャで、AWS SAP・AZ-104・PMPを働きながら取りました。その経験も判断材料として書きます。
結論|応用情報の次は目的で決める
- セキュリティを仕事の軸にする:情報処理安全確保支援士(SC)
- PM・DB・監査などの専門を名称で示したい:高度試験(2026年度後期はPM・DB・ES・AU)
- クラウド案件に関わる・転職で評価されたい:AWS SAA、Azure中心の職場ならAZ-104
- マネジメントに寄せる:PMP(受験資格あり)
応用情報の次に取る資格は「目的」で4つに分かれる
応用情報は「ITの基礎が広くある」ことの証明です。次の1枚は、その上にどの専門を載せるかで決まります。迷ったら、今の仕事で一番使う領域を選んでください。勉強は実務と重なるほど速く進み、合格後も知識が抜けません。
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支援士(SC)の講座AWS SAAの講座・模試AZ-104の講座・模試PMPの講座・模試4つの選択肢を表で比較する
| 選択肢 | 向いている人 | 勉強期間の目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 支援士(SC) | セキュリティ運用・設計に関わる人 | 2〜3か月 | 前期の申込みは10月24日まで |
| 高度試験 | PM・DB・監査などの専門を名称で示したい人 | 3か月前後 | 前期と後期で受けられる区分が違う |
| AWS SAA/AZ-104 | クラウド案件に関わる人、転職を考える人 | 1〜2か月 | 職場で使うクラウドに合わせる |
| PMP | リーダー・PMに進む人 | 1〜3か月 | 実務経験と35時間研修が必要 |
勉強期間は、応用情報の知識が残っている人が働きながら進めた場合の目安です。
応用情報に合格すると、その後2年間は高度試験と支援士の午前Ⅰ(令和8年度の科目A-1)が免除されます。高度・支援士へ進むなら、この2年を使い切るのが最も効率的です。順番の考え方は応用情報と支援士はどっちを先に受けるかにまとめています。
2026年度に受けるなら高度・支援士|現行の名称で受けられる最後の年度
IPAは、現行の試験制度を2026年度の実施で終了する予定としています。2027年度からは、応用情報と高度8区分がプロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の3区分に再編される見込みです。つまり「プロジェクトマネージャ」「データベーススペシャリスト」といった名称で合格できるのは、2026年度が最後になります。再編の全体像は2027年度IPA試験再編の解説で確認できます。
令和8年度はCBT方式で、前期と後期で受けられる高度区分が違います。前期はST・SA・NW・SM、後期はPM・DB・ES・AUで、支援士は両方で受けられます。前期の申込みは高度・支援士が10月24日まで、応用情報が11月7日までです。後期の申込みは2027年1月27日からで、応用情報が2月16日まで、高度・支援士が2月27日までです。同じ期に申し込めるのは1区分だけなので、前期に応用情報を受ける人が高度・支援士に進めるのは後期になります。日程の詳細は応用情報のCBT日程と支援士のCBT日程にまとめています。
PM・DB・ES・AU・支援士のうち、仕事に一番近い1つを選びます。区分が決まれば、過去問の範囲も決まります。
応用情報で覚えた用語は、高度・支援士でもそのまま出ます。5秒で答える想起練習を週3回続けて、忘却曲線に逆らってください。
前期の応用情報の合格発表は2027年2月頃の予定です。後期の申込みに午前Ⅰ免除が間に合うかは、合格発表日とIPAの案内を必ず確認してください。
クラウド・PMPに進むなら|1か月で1枚を目安にする
国家試験の日程に縛られたくないなら、通年で受けられるベンダー資格が向いています。AWS SAAはクラウド設計の基本を一通り問う試験で、応用情報で学んだネットワーク・データベース・セキュリティの知識がそのまま土台になります。Azure案件が多い職場ならAZ-104を選びます。
筆者の実績を書きます。AZ-104はAzureの実務経験なしで、勉強期間は1か月前後でした。教材はUdemyの模擬試験とMicrosoft Learnだけです。合格後は顧客への提案や構成検討で役立ちました。PMPは申込みから受験まで1か月以内で、教材はUdemyの模擬試験です。35時間の研修は会社の研修で満たしました。実務で一番効いたのはリスク管理と課題管理です。詳しい経過はAZ-104の体験記とPMPの体験記に書いています。
どちらも教材の中心は模擬試験でした。一般に、講義を聞き続けるより、問題を解いて間違えた用語を覚え直すほうが速く仕上がります。なお、PMPには受験資格があります。プロジェクトマネジメントの実務経験と35時間の公式研修が必要で、経験年数の条件は学歴で変わります。申込み前にPMI公式で確認してください。職種別の順番はPM・SEの資格ロードマップも参考になります。
応用情報の次でやりがちな失敗3つ
難しそうな区分を選んでも、実務と離れていると勉強が進みません。仕事で毎週触れる領域を選ぶほうが、合格までの期間が短くなります。
応用情報の知識は、使わなければ数か月で抜けていきます。受験から3か月以内に次の勉強を始めてください。
新試験の実施時期や期間の詳細は「検討中」とされています。待っている間に、通年で受けられるクラウド認定を1枚取るほうが確実です。
応用情報の次に関するよくある質問
Q. 応用情報のあとに基本情報を受ける意味はありますか?
ありません。応用情報は基本情報の上位区分で、出題範囲も重なります。同じ時間を使うなら、支援士・高度試験・クラウド認定のどれかに進んでください。
Q. 支援士と高度試験はどちらを先に受けるべきですか?
セキュリティに関わる仕事なら支援士です。支援士は前期・後期の両方で受けられるので、日程の自由度も高くなります。PMやデータベースなど別の専門を示したい人は、該当する高度区分がある期に合わせます。
Q. 2027年度の再編で、応用情報の合格は無効になりますか?
IPAの公表資料に、合格実績が無効になるという記述はありません。高度試験・支援士については、免除に関する経過措置も検討中とされています。続報はIPAの公式ページで確認してください。
まとめ
- 応用情報の次は、セキュリティなら支援士、専門の名称なら高度試験、クラウド案件ならAWS SAA/AZ-104、マネジメントならPMP
- 高度試験と応用情報という名称で受けられるのは2026年度が最後の予定。後期の高度はPM・DB・ES・AU
- どの道でも、模擬試験と用語の想起練習で反復回数を稼ぐのが最短
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