スタディサプリと参考書は併用すべき?青チャート・重問ルートで「詰まった単元だけ映像で埋める」使い方

スタディサプリと参考書は併用すべき?青チャート・重問ルートで「詰まった単元だけ映像で埋める」使い方 受験戦略

参考書ルートで独学している受験生が、青チャートの例題や化学重要問題集で手が止まったとき、「塾に行くべきか」「映像授業に切り替えるべきか」と迷います。結論は、ルートは参考書のまま、詰まった単元だけ映像授業で埋めて戻るのが最も効率的です。本記事では、手が止まる原因を「理解の抜け」と「演習不足」に分け、スタディサプリのような映像授業を参考書ルートに組み込む型、科目別の使いどころ、そして映像に置き換えてはいけない工程を整理します。

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手が止まる原因は2種類ある

1理解の抜け:解説を読んでも「なぜそうなるか」が分からない

青チャートの例題で解説を読んでも腑に落ちない、化学の理論分野で式の意味が分からない、英文解釈で構文の取り方が見えない。これは講義形式で「考え方」を聞くのが最短です。参考書の解説は結果を書いており、思考の順番は省略されています。

2演習不足:理解はしているが、手が動かない・時間がかかる

解説を読めば分かるが、自力で解けない。これは映像を見ても解決しません。反復回数の問題で、同じ問題を3周し、類題を解く工程が必要です。

Strategy Note

見分け方は「解説を読んだ直後に、解説を閉じて自力で再現できるか」です。再現できないなら理解の抜け、再現できるが翌日に忘れているなら演習不足。前者だけが映像授業の出番です。

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詰まった単元だけ、講義形式で「考え方」を聞いて戻る

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科目別・映像で埋める単元の例

科目参考書ルート映像で埋めやすい単元映像では解決しない工程
数学青チャート→1対1・プラチカ場合の数・確率の考え方、数列の漸化式、ベクトルの図形への応用例題の3周、類題演習
化学セミナー→重要問題集→新演習理論化学(平衡・電池・気体)の式の意味、有機の構造決定の手順無機の暗記、重問の周回
英語単語帳+英文解釈→長文構文の取り方(関係詞・倒置・省略)単語の反復、音読、過去問
物理エッセンス→良問の風→名問の森力学の運動方程式の立て方、電磁気の考え方公式の運用練習、計算の反復

併用の型:1単元=「映像1本→参考書に戻る→3周」

映像授業を見る単位は1単元1本にとどめ、見終わったら必ず参考書の該当例題に戻ります。映像を続けて何本も見ると、理解した気になって演習が消えます。目安は「映像30分に対して演習90分」。映像は理解の抜けを埋めるためだけに使い、定着は参考書の周回とテストで作ります。

Cognitive Note

講義を聞いただけの理解は、忘却曲線に沿って数日で薄れます。定着に必要なのは、聞いたあとに閉じて再現する想起練習です。映像は入口、参考書とテストが本体、という順番を守ってください。

時期別・映像を使うタイミング

時期参考書ルートの状態映像の使い方
高2〜高3春青チャート・セミナーの1周目理解の抜けが最も出る時期。単元ごとに映像1本→例題に戻る
高3夏1対1・重問の1周目詰まった単元だけ。夏に映像を通しで見るのは演習時間を削る
高3秋〜過去問・応用問題集の周回原則使わない。過去問で露見した弱点単元に限って1本

映像の出番は早い時期ほど多く、後半ほど減るのが正常です。秋以降も映像に頼っている場合は、理解の抜けではなく演習不足を映像で埋めようとしている可能性が高く、周回とテストに切り替えてください。

映像授業を使ってはいけない3つの場面

NG①:全単元を最初から映像で通す
時間が足りなくなり、演習が消えます。参考書で進めて、止まった単元だけ映像。これが逆になると成績は伸びません。

NG②:暗記科目(英単語・無機化学・社会の用語)を映像で覚えようとする
暗記は聞いても定着しません。思い出す回数で決まります。単語帳・一問一答・ドリルで回してください。

NG③:映像を倍速で「見終える」ことを目標にする
見終えた本数は定着と無関係です。1本見たら参考書で再現できるか、で判断してください。

塾・予備校との比較

選択肢月額の目安向く人
参考書のみ教材費のみ理解の抜けが少なく、自分で計画を回せる
参考書+映像授業(詰まった単元だけ)数千円独学が基本で、特定の単元だけ講義が欲しい
集団塾・予備校数万円ペース管理を外部に任せたい、質問できる環境が必要

参考書ルートが回っている人にとって、映像授業は塾の代替ではなく「解説の補助」です。月数千円で、詰まった単元の講義だけを取り出せる点が参考書ルートと相性がよく、塾に切り替えるほどの投資をせずに独学の穴を埋められます。

よくある質問

Q. 映像授業だけで受験は乗り切れる?

演習量が足りなくなります。映像は理解の入口で、定着は参考書の周回と過去問で作るのが前提です。

Q. どの単元を映像で見るべきか分からない

解説を閉じて自力で再現できない例題がある単元です。再現できる単元は映像不要で、演習に回してください。

Q. 無料体験でどこまで判断できる?

詰まっている単元を1つ見て、参考書に戻って例題が再現できるかで判断できます。再現できなければ映像との相性が悪いか、演習不足です。

まとめ

  • 手が止まる原因は「理解の抜け」と「演習不足」。映像が効くのは前者だけ。
  • ルートは参考書のまま。詰まった単元だけ映像1本→参考書に戻る→3周。
  • 暗記科目は映像で覚えない。単語帳・一問一答・ドリルで思い出す回数を増やす。
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きおくるラボ(kiokuru lab)。暗記ドリル「きおくる」の運営者1名です。ITプロジェクトマネージャとして働きながら、大学受験の英単語・古文単語から社会人のIT資格まで、暗記が成果に直結する領域のドリルと記事を1人で作っています。記憶科学(忘却曲線・分散学習・検索練習)を学習設計に落とし込むことがテーマ。外部ライターへの発注や自動生成による記事量産は行っていません。X: @kiokuru_lab

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