プラチカ(文系数学の良問プラチカ/理系数学の良問プラチカ)を仕上げた後、「もう過去問でいいのか、まだ何か挟むべきか」で迷う受験生は多いです。結論は、文系はほぼ全員が過去問直行、理系は志望校によって1冊挟む価値がある、です。本記事では文系・理系別の接続先と、過去問に入る前の仕上がり判定、演習量の目安を整理します。
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プラチカの次を決める判定基準|「終わった」と言える状態
プラチカは1問が重い演習書なので、「1周した」と「仕上がった」の差が特に大きい教材です。基準は、×印の付いた問題を解き直して、自力で完答できる状態。初見で解けた問題は放置してよく、解けなかった問題の反復回数を確保できているかがすべてです。この状態に達していないなら、次の教材ではなくプラチカの2周目・3周目が「次」です。
解き直しは「解説を思い出しながら再現する」のではなく、白紙の状態から方針を立て直す想起練習として行うと定着率が大きく変わります。解説を読んだ直後の解き直しは「できた気になる」だけで、1週間後にもう一度白紙から解けて初めて定着と判定できます。
文系プラチカの次|原則は過去問直行
文系プラチカは入試標準〜やや難の到達点として十分高く、文系数学でこれ以上の演習書を積む必要がある大学はほぼありません。東大文系・京大文系・一橋を含め、プラチカ後は過去問演習に軸足を移すのが定石です。過去問で頻出分野(一橋なら整数・確率、京大文系なら論証など)の弱点が見えたら、その分野だけプラチカや網羅系に戻って埋めます。
唯一の例外は、過去問との相性確認で「歯が立たない」が続く場合で、このときは志望校の出題形式に近い分野別対策書(整数分野の強化本など)を1冊だけ挟みます。
理系プラチカの次|志望校で3パターン
1旧帝大(非医)・早慶理工 → 過去問直行
理系プラチカIAIIBC+数IIIの完成度が高ければ、過去問10年分の周回で合格ラインに届きます。形式慣れと時間配分の練習を優先します。
2東大・京大・東工大 → やさしい理系数学 or 上級問題精講を1冊
発想の引き出しを増やす1冊を挟む価値があります。ただし全問やる必要はなく、頻出分野に絞って6〜7割の消化で過去問に移って構いません。
3単科医大・後期試験 → 過去問+分野特化
出題が特殊な大学は、汎用演習書より過去問の分析が先です。過去問で頻出テーマを特定してから、そのテーマだけ上級書で補強します。
接続パターン比較表
| 現在地 | 次の一手 | 開始時期の目安 |
|---|---|---|
| 文系プラチカ完了 | 過去問10年分 | 高3の9〜10月 |
| 理系プラチカ完了(旧帝非医・早慶) | 過去問10年分 | 高3の10月 |
| 理系プラチカ完了(東大・京大・東工大) | やさ理/上問精を6〜7割+過去問並行 | 高3の9月から並行 |
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プラチカの次でやりがちな失敗3つ
NG①:1周しただけで「終わった」ことにする
プラチカは初見正答率が5割を切るのが普通です。×印の解き直しを経ずに過去問へ進むと、プラチカでやったはずの問題が本番形式で再現できません。
NG②:上級演習書を全問やろうとする
やさ理や上問精を1問目から完璧に潰すと、過去問の時間が消えます。頻出分野に絞って6〜7割消化で切り上げる勇気が必要です。
NG③:過去問を「実力試し」として温存する
過去問は分析対象であり教材です。プラチカ後すぐに2〜3年分解いて出題傾向を把握し、残りを演習として周回するのが正しい使い方です。
プラチカで手が止まる分野は、映像授業で理解から立て直す
プラチカの解説は簡潔なので、前提の理解が抜けている分野では解説を読んでも消化できません。整数・確率・微積など、つまずく分野だけ講義形式で拾い直すと演習の回転が戻ります。
【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座プラチカの次のよくある質問
紛らわしいですが、文系プラチカの方が理系プラチカ(IAIIBC)より難しいという評価が定着しています。理系で文系プラチカを使う人がいるのはこのためです。理系プラチカ→文系プラチカという接続も選択肢になります。
秋以降は「プラチカの解き直し3:過去問7」を目安に、直前期は過去問10に寄せます。プラチカの×印問題は週1回のペースで回し、忘却曲線に乗る前に反復回数を稼ぎます。
初見正答率が2割を切るなら、一段下(一対一対応や標準問題精講)に戻る方が結果的に速いです。プラチカは「標準問題の解法が引き出せる」前提の演習書なので、その前提が崩れていると効率が極端に落ちます。
まとめ|プラチカの次
- 文系はプラチカ後、原則過去問直行。演習書を積み増す必要はほぼない。
- 理系は旧帝非医・早慶なら過去問直行、東大・京大・東工大は上級書を6〜7割挟んで並行。
- ×印問題の解き直し完答が「終わった」の判定基準。1周で進むのが最大の失敗。

