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共通テストの過去問集は、赤本(教学社)・黒本(河合塾)・青本(駿台)の3種類が書店に並びます。中身は同じ過去問なのに値段も厚さも違うため、どれを買うかで毎年迷う人が出ます。結論を先に言うと、選ぶ基準は「解説の厚さ」か「収録年数」かの1点だけで、3冊とも買う必要はありません。この記事では3種類の違いを表で整理し、独学かどうか・残り時間で選び方を判定します。
結論:独学なら青本、演習量を稼ぐなら赤本、中間が黒本
過去問そのものは同じなので、差がつくのは解説と収録年数です。解説が最も厚いのが青本(駿台)で、質問できる相手がいない独学者に向きます。収録年数が多い傾向にあるのが赤本(教学社)で、とにかく回数をこなしたい人向け。黒本(河合塾)はその中間で、模試を作っている河合塾らしく解説の粒度が安定しています。迷ったら、書店で同じ1問の解説を3冊分読み比べて、自分が読み切れるものを選んでください。
3種類の違いを表で比べる
| 項目 | 赤本(教学社) | 黒本(河合塾) | 青本(駿台) |
|---|---|---|---|
| 正式名称の系統 | 共通テスト過去問研究 | 共通テスト過去問レビュー | 共通テスト対策の実戦シリーズ |
| 解説の厚さ | 標準 | 厚い | 最も厚い |
| 収録年数の傾向 | 多い | 多い | 絞られる |
| 向いている人 | 演習量を稼ぎたい | バランス重視 | 独学で理解を詰めたい |
| 持ち運び | 厚く重い | 厚く重い | 比較的軽い |
| 予想問題の併載 | なし〜少数 | なし〜少数 | 実戦問題集は予想問題が主体 |
「青本」という言葉は2つの意味で使われます。駿台には共通テストの過去問を収めたものと、オリジナル予想問題を収めた実戦問題集の両方があり、どちらも青い装丁のため書店では混ざります。過去問が欲しいのか予想問題が欲しいのかを決めてから、表紙の「過去問」「実戦問題集」の表記を必ず確認してください。
解説を読んでも理解が戻らない単元があるなら
過去問の解説は「その問題の解き方」しか書いていません。単元そのものの理解が抜けていると、解説を読んでも次の問題で同じ失点をします。詰まる単元だけ講義形式の映像授業で埋めてから過去問に戻ると、残りの演習の効き方が変わります。
【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座買う順番と使い方
1. 過去問集は1種類だけ買う
同じ問題を3冊分買うのは、時間とお金の両方の無駄です。1冊を選び、本番と同じ時間割で解き、間違いを分類するところまでやり切ってください。過去問は「解いた冊数」ではなく「時間を計って解いた回数」で効きます。
2. 足りない分は予想問題集で埋める
共通テストは実施回数がまだ少なく、過去問だけでは演習量が足りません。過去問を解き切ったら、各予備校の予想問題集(実戦問題集・総合問題集)に進みます。ここで初見の問題を時間内に処理する練習ができます。
3. センター過去問は科目を選んで使う
形式が変わっているため全科目に使えるわけではありませんが、知識単体を問う設問が多い科目では今も有効です。使える科目と使えない科目の判定は別記事で整理しています。
1. 買う前に同じ1問の解説を読み比べる。書店で1問だけ、3冊の解説を読んでください。自分が最後まで読める文章量のものが正解です。厚い解説は、読まなければゼロです。
2. 年度版は最新を買う。過去問集は毎年更新され、収録年と傾向分析が入れ替わります。兄姉のお下がりを使う場合は、直近2年分が欠けている前提で計画を立ててください。
3. 1周目から時間を計る。共通テストは時間との勝負です。時間を計らずに解いた回は、本番の予行にはなりません。反復回数を数えるときも、時間を計った回だけを数えます。
過去問集の選び方でやりがちな失敗
3種類とも買って、どれも終わらない。同じ問題を3回買っただけで、演習量は増えません。1冊に絞り、余った予算を予想問題集に回してください。
解説の厚さだけで青本を選び、読み切れずに放置する。解説は読み切って初めて価値が出ます。文章量が多いほど良いわけではありません。
直前期に新しい過去問集を買い足す。12月以降に新しい本を増やすと、どれも中途半端になります。手元の1冊を2周するほうが確実です。
受験生からよくある質問
ありません。過去問集は1種類で十分で、残りの予算は予想問題集に回すほうが得点に直結します。3冊買うと同じ問題を3回買うことになり、解く時間も分散します。1冊選んで解き切り、足りなければ予想問題集を足す、という順番にしてください。
一般に青本(駿台)が最も解説の分量が多く、次に黒本(河合塾)、赤本(教学社)の順とされます。ただし収録年数は赤本が多い傾向にあり、「解説の厚さ」と「演習量」のどちらを取るかのトレードオフです。独学中心なら解説重視、授業や質問できる環境があるなら年数重視で選んでください。
共通テストは過去問の蓄積がまだ少ないため、共通テストの全回分に加えてセンター試験の直近数年分、さらに予想問題集2〜3冊分を足すのが標準です。「何年分」より「本番形式の時間で解いた回数」を数えてください。時間を計らずに解いた回はカウントに入りません。
要点のおさらい
- 中身の過去問は同じ。差は解説の厚さと収録年数だけ。
- 独学なら青本、演習量なら赤本、中間が黒本。3冊は買わない。
- 過去問を解き切ったら予想問題集で初見の演習を足す。
この記事で挙げた過去問集
いずれも年度版で毎年入れ替わります。検索結果で必ず最新年度を選んでください。
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