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Google Cloudの認定を1枚目に取ろうとすると、必ず最初に出てくるのがCloud Digital Leader(CDL)とAssociate Cloud Engineer(ACE)の二択です。名前だけ見ると難易度順に見えますが、実際は測っているものがまったく違う2つの試験で、順番に取る必要はありません。この記事では両者の違いを表で整理し、どちらから受けるべきかを立場別に判定します。
結論:技術職はACE、非エンジニア・提案側はCDL
判定はシンプルです。コンソールやgcloudコマンドを自分で叩く立場ならACE、提案・企画・管理でクラウドの言葉を使う立場ならCDLです。CDLはサービス名と適用場面を問う試験で、操作は問われません。ACEはリソースを作る・権限を割り当てる・課金を管理するといった実作業が前提で、触ったことがないと選択肢の意味が読み取れません。
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Cloud Digital LeaderAssociate Cloud EngineerProfessional Cloud ArchitectCDLとACEの違いを表で比べる
| 観点 | Cloud Digital Leader(CDL) | Associate Cloud Engineer(ACE) |
|---|---|---|
| 認定レベル | 基礎(ファンデーション) | アソシエイト |
| 問われるもの | サービス名と適用場面、クラウド活用の考え方 | リソースの作成・権限・課金・運用の実作業 |
| コマンド操作 | 問われない | gcloudとコンソールの挙動が前提 |
| 試験時間 | 90分 | 120分 |
| 想定される受験者 | 営業・企画・PM・非エンジニア | インフラ・アプリ・SRE |
| 学習時間の目安 | 未経験20〜40時間 | 未経験80〜120時間+実機操作 |
| 有効期限 | 基本は3年 | 基本は3年 |
| 受験料 | 公式認定ページの表示価格が基準。実施形態と為替で動くので申込前に確認 | |
| 合格率 | Googleは非公表。模試で8割安定を目標にするのが現実的 | |
「CDLはACEの下位互換」ではありません。CDLで問われるのは、たとえば「この要件ならBigQueryかCloud SQLか」といった選択の妥当性です。ACEはその選択を前提に「どう作るか」を問います。ACEに受かってもCDLの範囲が全部入っているわけではないので、提案側に回るならCDLの内容は別途押さえる必要があります。
ACEで落ちる人の共通点は「触っていない」
ACEの不合格で最も多いのは、テキストは読んだがコンソールを開いていないケースです。IAMのロール継承、VPCのサブネットとファイアウォールの関係、Cloud Storageのストレージクラスと課金の関係は、画面で一度作ってみると1回で腹落ちしますが、文章だけだと何度読んでも選択肢が絞れません。
無料枠でプロジェクトを1つ作り、VMを1台立てて外部からSSHするところまでを自分の手で通してください。この一連の作業に出てくる用語(プロジェクト、リージョンとゾーン、サービスアカウント、ファイアウォールルール)が、そのままACEの頻出範囲です。
1. CDLは「用語の意味」、ACEは「操作の結果」を問う。暗記の質が違います。CDLはサービス名と用途の対応、ACEは操作するとどうなるかの因果です。同じ勉強法を使い回すと片方で失点します。
2. 両方取るならCDL→ACEの順。逆順でも取れますが、CDLで全体像を入れてからACEに行くほうが、サービス同士の関係を覚え直さずに済みます。CDLは20〜40時間で終わるので、遠回りにはなりません。
3. 英語の用語をそのまま覚える。公式ドキュメントは英語が先に更新されます。日本語訳だけで覚えると、検索で原文にたどり着けません。
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ハンズオン重視で選ぶ
ACEは操作が前提の試験なので、動画を見るだけの講座より、実際にコンソールを操作するハンズオン付きを選んでください。模擬試験が複数セット付いているものだと、直前の仕上げまで1本で足ります。
Udemyで講座を探す →やりがちな失敗3つ
NG①:AWSの知識をそのまま当てはめる。AWSのIAMとGoogle CloudのIAMは考え方が違い、プロジェクトという単位も独自です。「似ているから読み替えられる」と考えると、権限まわりで確実に失点します。
NG②:古い教材で受ける。Google Cloudはサービス名とコンソールの構成が変わります。試験範囲は公式のExam Guideが正本なので、購入前に対応バージョンの表記を確認してください。
NG③:CDLを「簡単だから」と流す。操作が問われないぶん、サービス名の網羅性が求められます。数が多いので、用語を短時間で反復する仕組みを用意しないと、直前に詰め込むことになります。
よくある質問
Q. CDLを飛ばしてACEから受けてもいい?
A. 業務でGoogle Cloudを触っているなら飛ばして問題ありません。ACEはコンソールとgcloudの操作を前提に問われるため、日常的に触れている人にとってCDLは復習にしかならないからです。逆に、まだ一度もコンソールを開いたことがないなら、CDLで用語と全体像を先に入れたほうが、ACEの学習が速く進みます。
Q. どちらも日本語で受験できますか?
A. どちらも日本語での受験に対応しています。ただし公式ドキュメントやラボ教材は英語が先に更新されるため、学習中は英語の原文を読む場面が出ます。用語を英語のまま覚えておくと、ドキュメントを引くときの速度が上がります。
Q. 受験料と合格率はどのくらい?
A. 受験料はGoogle Cloudの公式認定ページに表示される価格が基準で、為替と実施形態(オンライン監督/テストセンター)で変わることがあります。合格率はGoogleが公表していないため、出回っている数字はいずれも推測値です。模試で8割を安定して超える状態を目標にしてください。
まとめ
- 技術職はACE、提案側はCDL。難易度順ではなく役割で選ぶ。
- ACEはコンソールを触らないと受からない。VMを1台立てるところまでは必ず自分でやる。
- 受験料と有効期限は公式が正本。合格率は非公表なので、模試8割を基準にする。
この記事で挙げた教材
書籍は改訂で版が変わります。検索結果で対応する試験バージョンと最新版を確認してください。
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