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私大の過去問は、いつから始めるかで仕上がりが変わります。早すぎると共通テスト対策が薄くなり、遅すぎると形式に慣れないまま本番を迎える。特に共通テストを使う受験生は、12月から1月にかけて2つの対策が競合します。この記事では、第一志望は10〜11月、併願校は共通テスト後という基本線と、両立のためのカレンダーの組み方を示します。
結論:第一志望は秋から、併願校は共通テスト後で間に合う
第一志望の過去問は、10〜11月に1年分を解いて「距離」を測るのが目的です。ここで合格点に届いていなくても構いません。むしろ足りない分野を知るために早めに解きます。併願校は、共通テスト後の1〜2週間で3年分を回せば形式には十分間に合います。この配分にすると、12月から1月中旬を共通テストに集中させられます。
時期別にやることを表で整理する
| 時期 | 第一志望 | 併願校 | 共通テスト |
|---|---|---|---|
| 10〜11月 | 1年分を解いて距離を測る | 手をつけない | 基礎の穴埋め |
| 12月 | 週1回ペースで維持 | 手をつけない | 過去問・予想問題集を本格化 |
| 1月上旬 | いったん止める | 止める | 最優先。時間割どおりの演習 |
| 共通テスト後 | 残り4年分を一気に | 各3年分 | 終了 |
| 入試2週間前 | 解き直しと時間配分 | 1年分を時間を計って | 終了 |
「距離を測る」ための1年分は、早いほど価値があります。11月に解いて4割しか取れなくても、残り2か月半で埋める計画が立ちます。2月に初めて解いて4割だと、打つ手がありません。点数を取りに行くのではなく、足りない単元の一覧を手に入れるために解くと考えてください。
距離を測った結果、単元単位で抜けが見つかったら
過去問で見つかる抜けは、たいてい特定の単元に固まっています。残り時間が限られる時期に参考書を最初から読み直すのは現実的ではないので、抜けている単元だけを映像授業で埋めてから過去問に戻るほうが速い。埋める範囲を最小にするのが、直前期の設計です。
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1. 切り替え日をカレンダーに書く
「共通テストが終わったら私大」と頭で思っていても、実際には数日ぶんの空白が生まれます。共通テスト翌日から何をやるかを、12月のうちに紙に書いておく。これだけで2〜3日分の演習が浮きます。
2. 学部をまたいで解く
同じ大学なら学部が違っても問題形式が共通していることが多く、受験しない学部の問題も演習素材になります。第一志望の年数が足りないときは、まず他学部を探してください。新しい大学の過去問を買うより効率的です。
3. 併願校は「1年分・時間を計って1回」でいい
すべての併願校を5年分やる時間はありません。1年分を本番と同じ時間で解けば、大問構成・時間配分・記述の有無は把握できます。知っているかどうかだけで当日の失点はかなり減ります。
1. 解いた日付と得点を1枚に記録する。複数校の過去問を並行すると、どこまで進んだか分からなくなります。1枚の表で管理してください。
2. 復習は志望度の高い順に。時間が足りなくなったとき、切るのは併願校の復習からです。順番を決めておかないと、目の前の1冊を優先してしまいます。
3. 英語だけは全校で時間を計る。私大の英語は分量が大学ごとに大きく違い、時間切れが最も起きやすい科目です。反復回数より時間感覚を優先してください。
私大過去問でやりがちな失敗
夏に第一志望を解いて落ち込む。基礎が固まる前に解いても、足りない単元が多すぎて計画に落とせません。秋まで待ってから解いてください。
12月に私大の過去問を増やす。共通テストを使う受験生にとって、12月は共通テストの月です。私大は週1回で感覚を維持する程度にとどめます。
併願校を5校とも5年分やろうとする。物理的に終わりません。第一志望5年・併願3年、時間がなければ併願1年に落とす判断を先にしてください。
受験生からよくある質問
第一志望は5年分、併願校は3年分が標準です。同じ大学の学部違いは問題形式が共通していることが多いので、学部をまたいで解くと実質的な演習量を増やせます。年数を増やすより、1年分を復習まで終える回数を優先してください。
12月中旬から1月中旬までは共通テストに寄せ、私大の過去問は週1回ペースで感覚を落とさない程度にとどめます。共通テスト後は一気に私大へ切り替えますが、切り替え日をあらかじめカレンダーに書いておかないと、実際には数日ぶんの空白ができます。
全学部を解こうとするのが原因です。併願校は「1年分を時間を計って1回」で形式を把握するだけでも効果があります。時間配分と大問構成を知っているかどうかだけで、当日の失点はかなり変わります。
要点のおさらい
- 第一志望は10〜11月に1年分。点数ではなく足りない単元を知るために解く。
- 12月〜1月中旬は共通テストに集中、私大は週1回で維持。
- 併願校は共通テスト後に各3年分、時間がなければ1年分でも効果がある。
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