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河合出版の「やっておきたい英語長文500」を終えた後、700に進むべきか、別の問題集に移るべきか、もう過去問に入っていいのか。この分岐で迷う人は多いはずです。答えは志望校の過去問に出る長文の語数で決まります。シリーズ名の数字は長文1題の語数の目安で、500は400〜600語、700は600〜900語です。つまり700は「500より難しい本」というより「500より長い本」です。この記事では、500の次の選択肢を4つに整理し、どれを選ぶかの判定基準を示します。
結論:まず過去問を1年分解く。700に進むのは長文が700語を超える大学だけ
500を初見で7割取れる人は、MARCH・関関同立・地方国公立の過去問に入る力があります。次にやるべきは問題集ではなく、志望校の過去問を1年分解いて、長文の長さと設問形式を確認することです。そのうえで、長文が600語以下なら過去問演習へ。700語を超えるなら700を挟みます。500で5割を切った人は、先に進まず読み方を固め直します。
シリーズ4冊の構成を確認する
| 巻 | 題数 | 1題の語数 | 公式の位置づけ | 改訂版の発行 |
|---|---|---|---|---|
| 300 | 30題 | 200〜400語 | 易しめ〜標準、共通テストレベルまで | 2023年12月 |
| 500 | 20題 | 400〜600語 | 最も出題頻度の高い、標準〜やや難しめ | 2023年12月 |
| 700 | 15題 | 600〜900語 | ハイレベル | 2023年12月 |
| 1000 | 10題 | 900〜1,600語程度 | ハイレベルな超長文 | 2024年5月 |
全4巻とも改訂版が出ており、価格は各税込1,210円です。巻が上がるほど題数が減る点に注意してください。700は15題しかないので、1日1題で約2週間、復習を入れても1か月で終わります。
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版と在庫は商品ページで確認してください。説明つきの一覧は記事末尾にあります。
やっておきたい英語長文500 改訂版楽天やっておきたい英語長文700 改訂版楽天500の次に過去問を勧める理由は、「最も出題頻度が高い」のが500の語数帯だからです。出版社自身が500を「最も出題頻度の高い」レベルと位置づけています。多くの大学の長文は400〜600語に収まるため、500を仕上げた時点で、長さの面では入試本番と同じ負荷を経験済みです。ここから先は、問題集を重ねるより志望校の設問形式に慣れるほうが得点に直結します。
500で点が取れなかった人の固め直し方
500の正答率が5割を切る場合、原因は長さではなく読み方です。やっておきたいシリーズは解説が簡潔で、構文の取り方までは説明されません。この場合は、全文に構文解析がつく問題集で読み方を固め直すのが近道です。関正生のThe Rulesは1題ごとに読み方のルールを示すので、500で崩れた人の立て直しに向いています。語彙が原因の人は、問題集を変える前に単語帳を1冊仕上げてください。
500を「終えた」と言える状態にする3つの手順
1. 20題すべてで、間違えた設問の根拠を本文から探し直す。答えを見て納得するだけでは、同じ間違いを繰り返します。本文のどの文を読み落としたのかを特定し、線を引きます。
2. 改訂版の音声を使い、1題につき5回音読する。意味を思い浮かべながら読む想起練習です。20題×5回で100回の音読になり、返り読みの癖が抜けて読む速度が上がります。
3. 1か月後に、間違えた題だけをもう一度時間を計って解く。忘却曲線に合わせて間隔を空けると、本当に読めるようになったかが分かります。ここで7割を超えていれば、次に進んで構いません。
やりがちな失敗3つ
500→700→1000と順番に全部やる。シリーズを全巻やる必要はありません。700と1000は、その長さの長文が出る大学を受ける人だけのものです。全巻やると、過去問に入るのが2か月遅れます。
500を1周解いただけで次に進む。20題を解きっぱなしにすると、読む速度は変わりません。音読復習までやって1冊です。
旧版の中古を買う。改訂版は音声ダウンロードに対応しています。音読復習に使えるかどうかの差は大きいので、書名に「改訂版」とあるものを選んでください。
学習者からよくある質問
Q. やっておきたい500が終わったら、700は必ずやるべきですか?
A. 必須ではありません。志望校の過去問を1年分解いて、長文1題の語数を数えてください。600語以下が中心なら、700には進まず過去問に入ります。700語を超える長文が毎年出る大学(早慶上智、難関国公立の一部)だけ、700で長さに慣れてから過去問に移ります。
Q. やっておきたい1000は誰がやるものですか?
A. 900〜1,600語程度の超長文10題を収録した巻で、対象は慶應や一部の医学部など、1,000語を超える長文が実際に出る大学を受ける人に限られます。該当しない人が取り組むと、過去問演習の時間を削るだけになります。
Q. やっておきたい500の正答率はどのくらいで次に進んでいいですか?
A. 初見で7割が目安です。7割を超えていれば過去問に進めます。5〜7割なら、間違えた問題の英文を音読で復習してから過去問へ。5割を切るなら、500のレベルが合っていないので、300に戻るか、解説の詳しい問題集で読み方を固め直してください。
まとめ
- 500を初見7割で終えたら、まず志望校の過去問を1年分解いて長文の語数を確認します。
- 700に進むのは、700語超の長文が出る大学だけ。1000はさらに限定的です。
- 500が5割未満なら、300に戻るか、構文解析つきの問題集で読み方を固め直します。
この記事で紹介した教材
やっておきたい英語長文500 改訂版(2023年12月)
河合出版
400〜600語の長文20題。公式の位置づけは「最も出題頻度の高い、標準〜やや難しめ」。改訂版は音声ダウンロードに対応しています。
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やっておきたい英語長文700 改訂版(2023年12月)
河合出版
600〜900語の長文15題。早慶上智・難関国公立の長さに慣れるための1冊。500を仕上げた後、志望校の長文が700語を超える人だけが進みます。
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やっておきたい英語長文300 改訂版(2023年12月)
河合出版
200〜400語の長文30題。500で正答率が5割を切る人が戻る場所。共通テストレベルまでの土台を作ります。
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関正生のThe Rules英語長文問題集3 入試難関 2021年刊
旺文社/関正生
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