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関正生氏の英語長文問題集には、旺文社の「The Rules」とKADOKAWAの「ポラリス」の2シリーズがあります。同じ著者でレベル分けも似ているため、どっちをやればいいのか、両方必要なのかで迷います。2シリーズは競合ではなく役割が違う教材です。ルールズは「長文の読み方・解き方のルール」を習得する本、ポラリスは「これから出るテーマの英文」で実戦演習を積む本です。さらに、ポラリス1〜3は2026年7月に改訂版が出ました。この記事では最新の巻構成を整理し、順番とレベルの対応を示します。
結論:先にルールズ、次にポラリス。時間がなければルールズだけ
長文が読めない原因の多くは、語彙と文法を知っていても「どこに注目して読むか」が決まっていないことです。ルールズは1題ごとに読み方のルールを明示し、全文に構文解析をつけてそれを定着させます。読み方が決まってから、ポラリスで初見の英文に試す。この順番が最も効率的です。逆にすると、自己流の読み方のまま演習量だけが増えます。
巻構成とレベルの対応表
| レベルの目安 | The Rules(各12題) | ポラリス |
|---|---|---|
| 高1・高2/入試基礎 | 1 入試基礎 | 0 基礎レベル(10題・2023年刊) |
| 共通テスト〜中堅私大 | 2 入試標準 | 1 標準レベル(改訂版・12題) |
| MARCH・関関同立・地方国公立 | 3 入試難関 | 2 応用レベル(改訂版・12題) |
| 早慶上智・難関国公立 | 4 入試最難関 | 3 発展レベル(改訂版・12題) |
ルールズの巻名(入試基礎・標準・難関・最難関)は公式表記です。ポラリスの対象大学は出版社の公式説明に基づきます。ルールズの対象大学は公式には示されていないため、上の表は同じ行のポラリスとほぼ同レベルという目安として見てください。
| 項目 | The Rules | ポラリス(改訂版) |
|---|---|---|
| 出版社・刊行 | 旺文社/2021年7月に全4巻同時刊行 | KADOKAWA/1〜3は2026年7月に改訂、0は2023年2月 |
| 目的 | 読み方・解き方のルールの習得 | 頻出テーマの英文での実戦演習 |
| 特徴 | 全文の構文解析、音声つき | テーマ重視の選題 |
| 価格(税込) | 1,320〜1,430円 | 1,430〜1,760円 |
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The Rules 英語長文問題集2 入試標準楽天The Rules 英語長文問題集3 入試難関楽天改訂版 英語長文ポラリス1 標準レベル楽天改訂版 英語長文ポラリス2 応用レベル楽天長文問題集は「何題解いたか」ではなく「同じ英文を何回読んだか」で効果が決まります。12題を1回ずつ解いて次の巻に進む人より、12題を各5回音読した人のほうが読む速度は上がります。1題あたり、解く→解説を読む→構文を確認する→音読5回、までやって初めて1題が終わります。ルールズに音声がついているのはそのためです。
志望校別の進め方
共通テスト・日東駒専レベル:ルールズ1→2
ルールズ2までで読み方の型は完成します。その後は共通テストの過去問と予想問題に進んでください。ポラリスは必須ではありません。
MARCH・関関同立・地方国公立:ルールズ2→3→ポラリス2
ルールズ3までを夏休み中に終え、9月にポラリス2で初見演習を12題積んでから、10月に過去問へ移ります。
早慶上智・難関国公立:ルールズ3→4→ポラリス3
ルールズ4とポラリス3は英文自体が難しいため、単語帳を1冊仕上げてから入ります。語彙が足りない状態で始めると、ルールの練習ではなく単語調べの時間になってしまいます。
1題の使い方:3つの手順
1. 時間を計って解き、根拠に下線を引く。設問ごとに「本文のどこを根拠にしたか」に線を引いてから答え合わせをします。正解でも根拠が違っていたら、その設問は間違いとして扱います。
2. 解説のルールを、自分の言葉で1行にまとめる。「butの後ろに主張が来る」のように、その題で学んだルールを1行で書き出します。12題で12行のルール集ができ、これが過去問を解く前の確認リストになります。
3. 翌日から5日間、音声に合わせて1日1回音読する。意味を思い浮かべながら音読する想起練習で、返り読みの癖が抜けます。1題3分、5日で15分の投資です。
やりがちな失敗3つ
ルールズとポラリスを同じレベルで同時に進める。交互に解くと、ルールを学ぶ回と試す回の区別がなくなります。ルールズの1冊を終えてから、対応するポラリスに入ってください。
解きっぱなしで次の巻に進む。12題は少ないので2週間で解き終わります。そこで次に進むと、読み方は何も変わっていません。音読の復習まで含めて1冊1か月が目安です。
旧版と改訂版を混同して買う。ポラリス1〜3は書名に「改訂版」とつくものが新しい版です。中古やフリマでは旧版が多く出回っています。
学習者からよくある質問
Q. ポラリスとルールズは両方やるべきですか?
A. 時間があるなら、同じレベル帯でルールズ→ポラリスの順に両方やる価値があります。2冊は役割が違い、ルールズで読み方を学び、ポラリスで初見の英文に使う、という関係だからです。時間がない人はルールズだけやって過去問に進んでください。読み方が身についていない状態で演習量だけ増やしても、点は伸びません。
Q. ポラリスは旧版と改訂版のどちらを買えばいいですか?
A. これから買うなら2026年7月に出た改訂版です。ポラリス1〜3が改訂され、価格とページ数も変わっています。旧版(2016年刊)を持っていて未着手なら、そのまま使って構いません。長文問題集は新しい英文であるほど入試の出題テーマに近くなりますが、読み方の練習という目的は旧版でも果たせます。
Q. ルールズ1から始めるべきですか?2からでいいですか?
A. 共通テスト模試の英語リーディングで6割を超えているなら2から、届いていないなら1から始めます。1は公式に「入試基礎」とされ、高1・高2でも取り組めるレベルです。プライドで上の巻から始めると、解説のルールが身につかないまま12題を消費してしまいます。
まとめ
- ルールズは読み方の習得、ポラリスは実戦演習。順番はルールズが先です。
- レベルはルールズ1〜4とポラリス0〜3がほぼ横並び。ポラリス1〜3は2026年7月に改訂されています。
- 時間がない人はルールズだけを音読復習つきで仕上げ、過去問に進みます。
この記事で紹介した教材
関正生のThe Rules英語長文問題集2 入試標準 2021年刊
旺文社/関正生
入試問題から厳選した12題。全文に構文解析がつき、長文を読むときの「ルール」を1題ごとに身につけていく設計です。共通テスト〜中堅私大の土台作りに。
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関正生のThe Rules英語長文問題集3 入試難関 2021年刊
旺文社/関正生
シリーズ3冊目の12題。MARCH・関関同立・地方国公立を受ける人の読み方の仕上げに使います。
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改訂版 大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス1 標準レベル 改訂版(2026年7月)
KADOKAWA/関正生
2026年7月に改訂された12題・288ページ。公式の対象は「中堅私立大学、共通テストレベルの少し上を目指す受験生」。これから出るテーマの英文で実戦演習を積みます。
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改訂版 大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス2 応用レベル 改訂版(2026年7月)
KADOKAWA/関正生
改訂版の12題・320ページ。公式の対象は「GMARCH、関関同立、地方国公立大学レベル」。Rules3を終えた人の実戦演習に。
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