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古文単語帳で迷う人の多くは、桐原書店の「重要古文単語315」と、いいずな書店の「Key&Point 古文単語330」のどちらかで悩んでいます。見出し語数は15語しか違わず、どちらも学校採用の多い定番です。決め手になるのは語数ではなく、語源の解説で覚えるか、イラストとイメージで覚えるかという覚え方の相性です。この記事では、2冊の最新版(どちらも四訂版)の収録語数と構成を確認し、語呂合わせ型のゴロゴも含めて1冊を決める基準を示します。
結論:学校配布があればそれを使う。自分で買うなら記述がある人は315、イメージで覚えたい人は330
2冊は同じタイプの単語帳で、どちらを選んでも到達点は変わりません。学校で配られたほうをそのまま使うのが最優先です。自分で選ぶ場合は、二次試験で現代語訳や説明問題が出る人は、語の原義とニュアンスの解説が厚い315。文字の解説を読むのが苦痛で、絵と短いキーワードで覚えたい人は330が合います。
315・330・ゴロゴを表で比較する
| 項目 | 重要古文単語315(四訂版) | 古文単語330(四訂版) | 新装版 新・ゴロゴ古文単語 |
|---|---|---|---|
| 見出し語 | 315語 | 330語 | 600語(A185・B240・C175) |
| 関連語を含む総数 | 計630語(公式) | —(公式に総数の記載なし) | — |
| 配列 | 第一章・第二章・敬語・慣用句・古典常識・付録 | 読解必修50→入試必修100→敬語30→入試重要100→入試攻略50 | 頻出度A→B→Cのランク順 |
| 覚え方の軸 | 語源・原義の解説 | イラストとKEY(核となるイメージ) | 語呂合わせ |
| 判型・ページ | B6判・320ページ | B6判変型・352ページ | 新書判・334ページ |
| 価格(税込) | 990円 | 1,133円 | 1,100円 |
| 公式の対象 | 入試に必要な語彙力をこの1冊で | 高校1年生〜難関入試 | 入試で合否にかかわる600語 |
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版と在庫は商品ページで確認してください。説明つきの一覧は記事末尾にあります。
重要古文単語315 四訂版楽天Key&Point 古文単語330 四訂版楽天新装版 新・ゴロゴ古文単語楽天古文単語は「語数」より「1語の訳し分け」で差がつきます。たとえば「あはれなり」は、しみじみと趣深い、かわいい、気の毒だ、と文脈で訳が変わります。入試で問われるのは、この中から文脈に合う訳を選べるかです。見出し語300語の単語帳でも、第2義・第3義まで答えられる状態にすれば、実質900の訳を覚えたことになります。600語を1つの訳だけで覚えるより、300語を訳し分けまで覚えるほうが得点になります。
ゴロゴはどういう人に向くか
ゴロゴは語呂合わせで600語を一気に入れる単語帳です。高3の秋から古文を始める人や、どうしても単語が頭に入らない人が、まず最初の訳を1つ覚えるための入口としては有効です。ただし語呂で覚えられるのは基本的に1語1訳なので、記述や訳し分けが問われる大学では、ゴロゴの後に315か330の多義語ページを確認する必要があります。なお、現行版は2025年4月刊の「新装版 新・ゴロゴ古文単語」で、出版社名も変わっています。
古文単語の覚え方:3つの手順
1. 1周目は見出し語の第1義だけを、1日30語で2週間。最初から全部の訳を覚えようとすると100語で止まります。1周目は最初の訳だけで全語を一巡し、2周目から第2義を足していきます。
2. 単語を見て5秒で訳が出なければ、すぐ答えを見る。古文単語は考えても出てきません。5秒で答える速さで回し、出なかった語に印をつけて翌日に解き直します。1日15分で100語は回せます。
3. 3周目からは例文ごと音読する。単語帳の例文は入試頻出の文脈から取られています。例文の中で訳せるかを確認することで、読解で使える知識になります。315の音読動画や、330の例文はこの段階で使います。
やりがちな失敗3つ
315と330を両方買う、または途中で乗り換える。収録語の大半が重なる2冊を行き来しても、語彙は増えません。乗り換えるたびに配列を覚え直すことになり、反復回数が落ちます。
現代語と同じ形の語を飛ばす。「ありがたし」「おどろく」「ののしる」のように現代語と意味が違う語こそ、入試で最も狙われます。知っているつもりの語ほど丁寧に確認してください。
単語だけを完璧にしてから文法に入ろうとする。古文は単語と助動詞が両方そろって初めて読めます。単語は1日15分と決め、文法と並行して進めます。
学習者からよくある質問
Q. 古文単語は315語で足りますか?600語必要ですか?
A. 共通テストとMARCHレベルまでは、315や330の見出し語を多義語の訳し分けまで含めて覚えれば足ります。600語が必要になるのは早稲田や難関国公立の一部ですが、語数を増やすより、見出し語の2番目・3番目の意味まで答えられるようにするほうが得点に直結します。
Q. 学校で配られた単語帳が315でも330でもない場合はどうすればいいですか?
A. 配られた単語帳をそのまま使ってください。見出し語300前後の学校採用単語帳は、収録語の大半が重なっています。買い替えの効果はほとんどなく、同じ1冊を回した反復回数のほうが得点に効きます。
Q. 古文単語はいつから始めて、どのくらいで終わらせるべきですか?
A. 高2の冬から高3の春に始め、1日30語ペースで約2週間で1周します。これを夏までに5周するのが目安です。古文単語は英単語の6分の1程度の量しかないので、早く終わらせて読解演習に時間を回してください。
まとめ
- 学校配布の単語帳があればそれを使う。315と330は同タイプで到達点は同じです。
- 自分で選ぶなら、記述がある人は語源解説の315、イメージで覚えたい人は330。語呂で入口を作りたい人はゴロゴ。
- 語数を増やすより、見出し語の第2義・第3義まで5秒で言える状態を作ります。
この記事で紹介した教材
読んで見て聞いて覚える 重要古文単語315 四訂版
桐原書店
見出し語315語+関連語・慣用句315語の計630語。語源やニュアンスの解説が厚く、QRコードで例文の音読動画も見られます。B6判320ページ。
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わかる・読める・解ける Key&Point 古文単語330 四訂版
いいずな書店
見出し語330語を「読解必修語50・入試必修語100・最重要敬語30・入試重要語100・入試攻略語50」の5章で段階配列。イラストとKEYで語のイメージをつかむ構成です。
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新装版 新・ゴロゴ古文単語 2025年4月刊
ゴロゴ出版(旧アントロット出版)
語呂合わせで覚える600語(A185・B240・C175)。古典文法・古典常識・和歌・文学史も収録。丸暗記が苦手で、まず語数を一気に入れたい人向け。
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