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生物の入試演習で定番とされるのが、数研出版の「生物重要問題集」と、文英堂の「大森徹の最強問題集」です。どちらも難関大まで対応すると紹介されるため、どっちを選べばいいのか分からなくなります。2冊の決定的な違いは解説の厚さです。重問は薄い別冊解答で数をこなす設計、最強問題集は解説が本冊より厚く、論述の書き方まで学ぶ設計になっています。この記事では、問題数・解説量・発売時期の事実を並べたうえで、志望校の出題形式から1冊を決めます。
結論:マーク・短答中心なら重問、論述が出るなら最強問題集
選ぶ基準は偏差値ではなく、志望校の過去問に論述と考察がどれだけ出るかです。共通テストと私大のマーク式・短答式が中心なら、頻出テーマを140題で一巡できる重要問題集が効率的です。国公立二次や医学部で50〜100字の論述が毎年出るなら、解答の書き方まで解説される最強問題集を選んでください。学校で重問を配布されている人は、配布された重問をそのまま使うのが第一選択です。
2冊の違いを事実で比べる
| 項目 | 実戦 生物重要問題集(2026年版) | 大森徹の最強問題集172問 |
|---|---|---|
| 問題数 | 140題(「必」印92題) | 172問 |
| 構成 | A問題(標準・頻出)とB問題(応用) | 章別。論述・計算問題を豊富に収録 |
| ページ数 | 本冊152ページ+別冊解答120ページ | 本冊256ページ+別冊解答・解説264ページ |
| 価格(税込) | 1,001円 | 1,980円 |
| 改訂 | 毎年(2027年版は2026年11月発売予定) | 2025年7月に159問版から改訂 |
| 向いている人 | 学校配布あり/短期間で一巡したい/マーク・短答中心 | 独学/論述・考察が出る国公立二次・医学部 |
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2026 実戦 生物重要問題集楽天大森徹の最強問題集172問 生物楽天解説ページ数の差が、そのまま使い方の差になります。重問は1題あたりの解説が1ページ未満で、答え合わせをして次に進む前提です。最強問題集は1題あたり1.5ページの解説がつき、なぜその答案になるのかを読んで学べます。学校や塾で質問できる人は重問、1人で進める人は最強問題集のほうが止まりにくい、というのが実際の分かれ目です。
どちらにも入る前に:基礎問題精講で土台を作る
重問も最強問題集も、教科書の内容が頭に入っている前提で作られています。模試の偏差値が55に届いていない段階で始めると、解説を読んでも知識が足りず進みません。その場合は、同じ大森徹氏の「基礎問題精講」(123題+演習42題)を先に1周してください。基礎問題精講で典型問題の解き方を固め、夏以降に重問か最強問題集のどちらか1冊に進むのが、遠回りに見えて最短のルートです。
選んだ1冊の進め方
1. 重問は「必」印の92題だけを先に1周する。140題を順番に解くと3か月かかります。「必」印だけなら1日3題で約1か月。全範囲の頻出テーマを先に一巡してから、残りのA問題とB問題に戻ります。
2. 論述問題は、答えを見る前に必ず自分で書く。頭の中で答えを思い浮かべるだけでは、字数内にまとめる力がつきません。30字でも書いてから模範解答と比べ、入れるべきキーワードが抜けていないかを確認します。
3. 計算問題と遺伝は、間違えた問題を翌日にもう一度解く。生物の計算は解法パターンが限られています。翌日・1週間後に何も見ずに解き直す想起練習を挟むと、3回目には手順を迷わなくなります。
やりがちな失敗3つ
用語暗記が終わらないまま問題集に入る。生物は知識問題の配点が大きい科目です。用語の穴が多い状態で演習に入ると、考察以前に知識で落とし、問題集の効果が出ません。
旧版・旧年度の中古を買う。最強問題集は159問版が旧版です。重問も年度で問題が入れ替わります。中古で安い旧版を買うと、現行課程で扱いが変わった分野の問題がそのまま残っています。
B問題や難問に時間をかけすぎる。1題に40分かけて解説を読んでも理解できない問題は、志望校の過去問に同レベルの出題があるかを先に確認してください。出ないなら飛ばして構いません。
学習者からよくある質問
Q. 生物の重要問題集は何問ありますか?
A. 2026年版は140題で、そのうち必ず解くべき「必」印の問題が92題です。ネット上には「約170問」と書かれた記事もありますが、版元の書誌情報では140題となっています。年度によって入れ替わるので、購入時に最新年度版の表示を確認してください。
Q. 大森徹の最強問題集は159問と172問のどちらを買えばいいですか?
A. 今から買うなら2025年7月に出た172問版です。159問版は2016年刊の旧版で、新版は『最強講義126講』に準拠する形で問題が入れ替わっています。すでに159問版を持っていて半分以上進めている人は、買い直さずにそのまま仕上げてください。
Q. 重要問題集と最強問題集を両方やる必要はありますか?
A. ありません。2冊は到達点が近く、両方やると過去問に入る時期が1か月以上遅れます。重問のA問題と「必」印を2周した時点で志望校の過去問を1年分解き、論述で点が取れないと分かった場合だけ、最強問題集の論述問題を追加してください。
まとめ
- マーク・短答中心、学校配布ありなら重要問題集。140題・「必」印92題で頻出テーマを一巡できます。
- 論述・考察が出る国公立二次・医学部、独学なら最強問題集172問。解説が本冊より厚い設計です。
- 2冊の併用はしません。偏差値55未満なら基礎問題精講が先です。
この記事で紹介した教材
実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物 2026年版
数研出版
140題(うち「必」印92題)をA問題・B問題の2段階で収録する年度版。本冊152ページ+別冊解答120ページと薄く、頻出テーマを短期間で一巡できます。
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大森徹の最強問題集172問 生物[生物基礎・生物] 2025年刊
文英堂/大森徹
論述・計算問題を豊富に収録した172問。別冊の解答・解説編が264ページあり、本冊より厚いのが特徴です。国公立二次・難関私大で記述の出る人向け。
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