AWS SAPは実務経験なしで受かる?SAAから一発合格した勉強法と体験記

資格

PR 本記事にはアフィリエイト広告(Udemy)を含みます。リンクから購入された場合、当サイトが収益を得ることがあります。

AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル(SAP)は、AWS認定の中でも最難関と言われる資格です。私は2025年に、AWSの実務経験がない状態から、SAAだけを持って一発合格しました。本業はSIerのITプロジェクトマネージャで、勉強できたのは通勤、仕事帰りのカフェ、子どもが起きる前の早朝の3つの時間帯だけです。この記事では、そのとき実際にやった勉強法と教材の使い方、やり直すなら変えること、合格後に仕事で役立った場面をまとめます。2026年11月に試験がSAP-C03へ切り替わるので、いま受けるか迷っている人の判断材料もあわせて書きます。

結論:実務経験がなくても受かる。ただし条件は「SAAの知識」と「問題演習」

先に結論です。AWSを仕事で触っていなくても、SAPには合格できます。私が受かった理由は、才能や業務経験ではなく、次の2つに絞れます。

  • SAAの知識があった:主要サービスの名前と役割は、すでに「見たことがある」状態でした。SAPはSAAの範囲を前提に、複数アカウント・移行・コスト・可用性を組み合わせて問う試験です。土台がゼロだと、問題文を読むだけで時間が尽きます。
  • 問題演習を中心に据えた:合格が目的だったので、「問題演習に何度も出てくるところが、試験のポイントだ」と割り切りました。公式ドキュメントを端から読むやり方はとっていません。

本番は時間が余り、集中力も最後まで持ちました。体感としては、余裕を持って合格できた試験です。ただし、これは「SAAの知識+問題演習」の条件がそろっていたからで、SAAを飛ばしていきなり受けるのはおすすめしません。

私の受験時の前提:受験は2025年/AWSの実務経験はなし/事前に持っていたAWS認定はSAAのみ(書籍で独学)/結果は一発合格で、試験時間は余った。職種はSIerのITプロジェクトマネージャで、平日も休日もまとまった勉強時間は取れない生活でした。

SAPの試験概要と、2026年11月の切り替え

SAPは75問・180分の長丁場です。1問ごとの問題文が長く、選択肢もすべて「それらしい構成」なので、知識の量より読んで判断する速さが問われます。

項目内容
試験コードSAP-C02(2026年11月16日まで)→ SAP-C03(11月17日から)
問題数・時間75問・180分(択一式・複数選択式)
受験料300 USD(円での支払額は為替で変わる)
合格ライン750点(1,000点満点のスケールスコア)
有効期限3年
公式の推奨経験AWSでの設計の実務経験2年以上

AWSの公式発表では、SAP-C03の申込開始は2026年10月27日、SAP-C02の受験最終日は11月16日、SAP-C03の提供開始は11月17日です。SAP-C03では、生成AIとエージェンティックAI、レジリエンスエンジニアリング、DevSecOpsと可観測性、データと分析、ポスト量子暗号などが新たに出題範囲に入ります。C02で取った資格は、もともとの有効期限まで有効です。

C02とC03、どちらで受けるか:問題集やUdemy講座など、教材がそろっているのはC02です。11月16日までに仕上がる見込みがあるならC02、準備が年明け以降になるならC03対応の教材が出そろうのを待つ、という分け方が現実的です。どちらにしても、SAAレベルのサービス名と役割を5秒で答えられる状態にしておくことが先です。

私の勉強法:3つのスキマ時間と、3段階の教材の使い方

まとまった時間は取れなかったので、1日の中の3つのスキマ時間に役割を分けました。

SAP合格までの1日:3つのスキマ時間 早朝(4〜5時起き) 1〜2時間 子どもが起きるまで 問題演習に集中 通勤 往復の移動時間 Udemyの動画で 構成のイメージを作る 仕事帰りのカフェ 1〜2時間 問題演習と 間違えた所の見直し 平日も「まとまった時間」はゼロ。役割を分けたスキマ時間の積み重ねで合格 きおくる kiokuru.com

教材は、書籍→Udemy→問題演習の3段階で使いました。

1. 書籍で「用語を見たことがある」状態にする。最初の段階では、理解しきることを目指しませんでした。知らないサービス名や用語が問題文に出てきても固まらないように、ひととおり目を通して「どこかで見た」状態を作るのが目的です。

2. Udemyで構成をイメージしながら覚える。通勤中は動画講座を見て、サービス同士がどうつながるかを頭の中で図にしながら覚えました。SAPの問題は「この構成のどこを変えるか」を問うので、文字だけで覚えた知識より、構成図として持っている知識のほうが問題文を速く読めます。

3. 問題演習に出てくるところを「ポイント」とみなす。早朝とカフェの時間は問題演習にあてました。何度も出てくる論点は、試験でも問われる論点です。間違えた問題は解説を読み、同じ論点の問題を繰り返し解いて、反復回数で定着させました。

SAPの講座を探す(Udemy)

通勤中のイメージ作りに使った動画講座のジャンルです。Udemyの検索結果が開きます。C02とC03のどちらに対応しているかは講座ページで確認してください。価格はセールで大きく動くので、購入前に現在価格を確認してください。

AWS SAP の講座(日本語)AWS SAA(土台の復習用)

教材ごとの役割と、やり直すなら変える順番

3つの教材は、どれか1つが決め手というより、役割を分けて使ったことが効きました。振り返ると、順番には改善の余地があります。

教材役割使った時間帯やり直すなら
書籍知らない用語をなくす最初の段階同じ(通読は1回で十分)
Udemy(動画)構成のイメージを作る通勤演習の前にもう少し時間をかける
問題演習出る論点を見極めて反復早朝・カフェイメージができてから本格的に始める

私は、実質的に問題演習から学んでいった感覚があります。合格はできましたが、構成のイメージが薄いまま解説を読むので、1問ごとの理解に時間がかかりました。やり直すなら、Udemyでイメージを作る期間をもう少し長く取ってから演習に入ります。

AWS SAPの勉強で遠回りになる3つの失敗

構成のイメージがないまま問題演習だけを回す。私自身の反省点です。解説を読んでも「なぜこの構成が正解か」が絵で浮かばないと、同じ論点を何度も間違えます。演習の前に、動画や図で主要な構成パターンを見ておくほうが結果的に速く進みます。

直近1〜2年でクラウドを使う予定がないのに取る。SAPの有効期限は3年です。仕事で使わないまま期限を迎えると、更新するか失効させるかの二択になります。取得の労力に見合うのは、これからクラウドの提案や設計に関わる人です。

C02の教材でC03を受ける。11月17日以降はSAP-C03です。生成AIなどの新しい出題範囲は、C02の問題集ではカバーされていません。受験日が11月17日以降になるなら、教材がC03に対応しているかを必ず確認してください。

合格後、PMとして役立ったこと

SAPは「資格を取って終わり」ではなく、仕事の会話の質が変わる資格でした。

  • AWS関連の案件で優位に立てた:プロジェクトマネージャが構成の良し悪しを判断できると、ベンダーやエンジニアとの会話が速くなります。資格があることで、顧客や社内からの信頼も得やすくなりました。
  • 顧客にクラウドシフトを提案できた:既存システムをクラウドへ移すとき、どのシステムをどう移すかを「7R」の考え方で整理して提案しました。7Rは、廃止(Retire)、現状維持(Retain)、そのまま移す(Rehost)、基盤ごと移す(Relocate)、一部を最適化して移す(Replatform)、SaaSなどに買い替える(Repurchase)、作り直す(Refactor)の7つです。SAPの移行分野で学ぶ内容が、そのまま提案の枠組みになりました。

PMやSEで、これからクラウドの提案や移行の判断に関わる人には、試験勉強そのものが実務の予習になります。

SAPを取るべき人・取らなくていい人

あなたの状況判定理由
これからクラウドの提案・設計・移行に関わる取る価値が高い7Rや複数アカウント構成など、学んだことがそのまま仕事で使える
SAAを持っていて、次の目標を探している取る価値あり実務経験がなくても、問題演習中心で合格を狙える
SAAもまだ持っていない先にSAASAPは主要サービスの知識を前提に問題文が組まれている
直近1〜2年でクラウドを全く使わない取らなくていい有効期限は3年。使わないまま失効する可能性が高い

AWS SAPの受験者からよくある質問

Q. AWSの実務経験がなくても合格できますか?
A. できます。私も実務経験なしで一発合格しました。ただし、SAAの知識があったことと、問題演習を中心に据えたことが前提です。公式の推奨は実務2年以上なので、その差は問題演習の量で埋める必要があります。

Q. 忙しい社会人でも勉強時間を確保できますか?
A. まとまった時間がなくても大丈夫です。私は通勤中の動画、仕事帰りのカフェで1〜2時間、早朝に1〜2時間という3つのスキマ時間だけで合格しました。時間帯ごとに「動画」「演習」と役割を決めておくと、短い時間でも迷わず始められます。

Q. SAP-C02とSAP-C03、どちらで受けるべきですか?
A. 11月16日までに仕上がるならC02、それ以降になるならC03です。C02は教材がそろっている利点があります。C03は生成AIなどの新しい範囲が加わるので、対応教材を確認してから準備を始めてください。

まとめ

  • AWSの実務経験がなくても、SAAの知識+問題演習中心でSAPに一発合格できた。
  • 教材は「書籍で用語を見る→Udemyでイメージ→問題演習で反復」。やり直すなら、演習の前にイメージ作りの時間を増やす。
  • 2026年11月16日でSAP-C02は終了し、17日からSAP-C03。直近1〜2年でクラウドを使わない人は、取らなくていい。

この記事に関連する用語ドリル(無料・登録不要)

AWS SAP 用語ドリル/AWS SAA 用語ドリル/AWS DOP 用語ドリル

この記事を書いた人

やよい(きおくるラボ 運営・編集)

記事は、国内SIerで大規模システムのプロジェクトマネジメントに従事する夫の経験をもとに作成しています。夫はクラウド・ITSM・プロジェクト管理の認定を、働きながら独学で取得してきました。夫が受けた資格の記事は合格までに実際に通った手順をもとに、受けていない資格の記事は公式の試験ガイドなどの一次情報をもとに書いています。

保有資格

AWS SAPAZ-104OCI ArchitectServiceNow CSAPMPSAFe POPM

認定バッジは本名表記のため非公開にしています(確認が必要な場合はお問い合わせください)。運営方針とプロフィールの詳細は運営者情報に記載しています。

SAPの土台はSAAの用語|AWS SAA 用語ドリルで5秒テストを始める

きおくるラボ(kiokuru lab)の運営・編集担当、やよいです。暗記ドリル「きおくる」と記事は、夫(SIerのITプロジェクトマネージャ。保有資格はAWS SAP・AZ-104・OCI Architect・ServiceNow CSA・PMP・SAFe POPM)の受験経験と本業の知見をもとに作成しています。記事の作成にはAIを補助として使い、事実確認と最終判断は運営者が行っています。ドリルはすべて無料・登録不要(運営費は記事内の教材紹介と広告でまかなっています)。X: @kiokurulab

やよいをフォローする
資格
シェアする
やよいをフォローする
タイトルとURLをコピーしました