情報処理安全確保支援士(SC)の勉強法は、3つの科目ごとに「何を覚え、何を練習するか」を分けると決まります。科目A-1(旧午前Ⅰ)は免除できるなら免除し、科目A-2(旧午前Ⅱ)は過去問の用語を5秒で答えられるまで回し、科目B(旧午後)は公開済みの過去問で記述の型を作ります。この記事では、IPAの試験要綱と公表資料をもとに3科目の対策と教材の選び方を整理し、2026年度後期(現行制度で受けられる最後の回)と2027年度の新制度のどちらで受けるかの判断基準を示します。
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結論:A-1は免除、A-2は用語の想起練習、Bは過去問で記述の型を作る
2026年度の支援士試験はCBT方式で、科目A-1が50分30問、科目A-2が40分25問(いずれも四肢択一)、科目Bが150分の記述式で4問中2問を解答します(IPA 情報処理安全確保支援士試験ページ、2026年11月1日確認)。配点は各科目100点満点、基準点は各60点です(試験要綱Ver.5.6、2026年7月6日)。
注意したいのは「多段階選抜方式」です。科目A-1・科目A-2の得点が基準点に届かない場合、科目Bは採点されずに不合格になります。科目Bの記述力がいくら高くても、A群で60点を割れば結果は出ません。勉強の順番は「A-1免除の確認 → A-2の用語 → 科目Bの記述」です。
筆者(夫)は支援士試験を受けていません。受けていない資格の記事として、試験の形式・日程・免除条件はIPAの一次情報を開いて確認し、日付つきで書いています。勉強時間は、出典を確認できる数字が見つからなかったため載せていません。代わりに、試験日から逆算して週ごとの配分を決める方法を示します。
2026年度の支援士試験の科目と時間
| 科目(旧名称) | 試験時間 | 出題数・解答数 | 形式 | 基準点 |
|---|---|---|---|---|
| 科目A-1(午前Ⅰ) | 50分 | 30問・30問 | 四肢択一 | 60点 |
| 科目A-2(午前Ⅱ) | 40分 | 25問・25問 | 四肢択一 | 60点 |
| 科目B(午後) | 150分 | 4問中2問を解答 | 記述式 | 60点 |
2026年度の試験問題は非公開です(IPA 令和8年度 申込受付期間・試験実施期間ページ)。そのため演習の素材は、IPAが過去問題ページで公開している2025年度(令和7年度)までの問題冊子・解答例・採点講評が中心になります。CBTの試験画面にはメモ機能と電卓機能があり、加えて入室時にメモ用紙1枚と筆記用具が配布されます(2026年9月17日掲載)。
科目別の勉強法3ステップ
2026年度後期で科目A-1の免除を申請できるのは、令和6年度秋期・令和7年度春期・令和7年度秋期・令和8年度前期のAP、高度試験、SCの合格者、令和6年度秋期〜令和7年度秋期の高度・SCの午前Ⅰ通過者、令和8年度前期の高度・SCの科目A-1通過者です。科目A-1は共通的知識を問う科目で、応用情報技術者試験の合格で免除される科目でもあります。免除がない人は、応用情報の科目A(旧午前)の過去問で範囲を一巡させるのが近道です。
25問の四肢択一で、出題範囲はIPAの「シラバス 追補版(科目A-2)Ver.4.0」に用語単位で整理されています。過去問の選択肢に出てくる用語を見て、意味を5秒で答えられるかを確かめる想起練習が効きます。間違えた用語だけを集め、反復回数を決めて回すと抜けが減ります。
150分で2問を選んで記述します。過去問を解いたら、解答例と自分の答えを比べるだけでなく、採点講評で「出題者が何を書いてほしかったか」を確認します。問題文の記述から根拠を拾って答える型ができると、初見のテーマでも答えの方向が定まります。直前期の時間配分は支援士(SC)午後の直前対策にまとめています。
PR|この手順で使う教材
科目A-2と科目Bの演習教材を探す
講座を選ぶときは、2026年度の現行形式(科目Bが記述式・4問中2問選択)に対応しているか、過去問の解説が2025年度(令和7年度)まで入っているかを確認してください。2027年度の新形式向けの講座とは対策の中身が違うため、受ける年度に合わせて選びます。
Udemyで講座・模試を探す →2026年度後期と2027年度の新制度、どちらで受けるか
現行制度は2026年度の試験実施をもって終了する予定です(IPA 見直しの検討状況、2026年3月31日公表)。2026年度後期の支援士試験は、申込みが2027年1月27日〜2月27日、科目A-1・A-2が2月20日〜3月2日、科目Bが3月16日〜3月28日、合格発表は2027年6月頃の予定です。一方、2027年度の支援士試験は夏頃から秋頃に開始する予定で、科目A-1が45分30問、科目A-2が35分25問、科目Bが120分12問に変わります。
| 判断軸 | 2026年度後期で受ける | 2027年度の新制度で受ける |
|---|---|---|
| 科目Bの形式 | 記述式・4問中2問を選択 | 12問(1問1答8問+1問3答4問)。サンプルは解答群から選ぶ形式 |
| 演習素材 | 2025年度までの公開過去問が使える | 2026年11月時点で公式のサンプルは科目B 2問のみ |
| 科目A-1免除 | 現行ルールで申請できる | 経過措置は「検討中」 |
| 向く人 | 得意分野がはっきりしている、記述に抵抗がない | 分野を問わず基礎を広く持っている |
11月1日から後期の科目A群の初日(2月20日)までは約16週、科目Bの初日(3月16日)までは約19週です。この週数を「A-2の用語」「科目Bの過去問」に割り振れば、自分の配分が決まります。科目A-1の免除を今持っていて、2027年度に免除が使えるかが確定していない人ほど、後期で受ける価値が高くなります。新制度の詳細は2027年度から支援士試験はどう変わるか、予約の決め方は支援士(SC)のCBT日程 2026で解説しています。
支援士の勉強でやりがちな失敗3つ
多段階選抜方式では、科目A-1・A-2が基準点に届かないと科目Bは採点されません。記述の練習に時間を使う前に、A-2の過去問で60点を安定して超えられるかを確かめてください。
IPAは、免除条件を満たしていても受験申込み時に「一部免除申請番号」を入力しなければ免除にならないと明記しています。合格証書番号または午前Ⅰ通過者番号は、受験者マイページで確認できます。
2026年度後期の科目Bは記述式の4問中2問選択で、2027年度のサンプル問題とは形式が違います。後期で受けるなら、演習は公開済みの過去問で行ってください。
支援士の勉強法についてよくある質問
Q. 支援士の勉強時間はどれくらい必要ですか?
出典を確認できる目安の数字が見つからなかったため、本記事では時間数を示しません。確実なのは試験日のほうです。後期なら科目A群の初日2月20日、科目Bの初日3月16日から逆算し、週ごとに「A-2の過去問を何年分」「科目Bを何問」と量で決めると、進み具合を測れます。
Q. 2026年度前期の問題を復習に使えますか?
使えません。2026年度の試験問題は非公開で、第三者への開示も禁止されています。復習に使えるのは、IPAが公開している2025年度(令和7年度)までの問題冊子・解答例・採点講評です。
Q. 合格したらすぐ「情報処理安全確保支援士」を名乗れますか?
名乗れません。名称を使えるのは、登録簿に登録された時点(通常は4月1日か10月1日)からです。登録には登録免許税と登録手数料がかかります。費用と手順は支援士の登録・維持にかかる費用にまとめています。
まとめ
- 2026年度の支援士試験は科目A-1 50分30問、A-2 40分25問、B 150分記述式(4問中2問)。基準点は各60点で、A群が届かないと科目Bは採点されない
- A-1は免除を最優先で確認し、A-2は用語の想起練習、科目Bは公開過去問と採点講評で記述の型を作る
- 2026年度後期(申込み2027年1月27日〜2月27日)が現行形式の最後。2027年度は科目Bが12問の新形式になり、A-1免除の経過措置は検討中
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