情報処理安全確保支援士の登録費用はいくら?初回1万9,700円・3年14万円の内訳と登録しない場合

情報処理安全確保支援士の登録・維持費用 資格

情報処理安全確保支援士試験に合格しても、「情報処理安全確保支援士」を名乗るには登録が必要です。登録の初回費用は登録免許税と登録手数料の合計19,700円で、登録後は毎年のオンライン講習と3年に1回の実践講習を受け続けます。IPAの講習で維持すると3年で140,000円です。この記事では、IPAの公式ページで確認した金額(2026年11月1日時点)をもとに、登録・更新の費用と手順、登録するべき人としなくていい人、合格したまま登録しない場合の扱いを整理します。

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結論:登録は19,700円、維持はIPAの講習で3年140,000円。合格は登録しなくても失効しない

支援士の登録には、登録免許税9,000円(収入印紙)と登録手数料10,700円(振込)がかかります(IPA 新規登録申請ページ、2026年9月11日更新)。登録後は、オンライン講習(20,000円)を1年に1回、実践講習を3年に1回受ける義務があります。登録の有効期限は登録日または更新日から3年で、更新手数料はかかりません。

一方で、合格してから登録するまでの期限はありません。IPAのよくある質問は「登録しないことにより試験合格が無効になることはありません」と明記しています。登録は「名称を使うための手続き」であり、合格の価値そのものとは切り離して判断できます。

この記事の書き方について
筆者(夫)は支援士試験を受けておらず、登録もしていません。本記事の金額・期限・手続きは、IPAの情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)制度ページ、よくある質問(2026年9月1日更新)、講習ページを開いて確認したものです。申請前にIPAのページで最新の額を確認してください。

登録・維持にかかる費用一覧(2026年11月1日時点)

項目金額頻度補足
登録免許税9,000円登録時収入印紙を購入して登録申請書に貼付
登録手数料10,700円登録時IPA指定口座に振込(非課税)
オンライン講習20,000円1年に1回IPAが運営(非課税)
IPAの実践講習A・B・C各80,000円3年に1回A・B・Cは登録・更新回数に応じて案内
CyberREX/CyberSTIX80,000円/160,000円実践講習の選択肢実践講習として受ける場合の非課税価格
民間事業者等の実践講習実施機関が定める額実践講習の選択肢2026年4月1日現在 16実施機関・54講習
更新手数料0円3年ごとポータルサイトから申請

IPAの講習だけで維持する場合、3年分はオンライン講習20,000円×3回+実践講習80,000円=140,000円です。初回の3年は登録費用を足して159,700円になります。なお2026年4月からは「実務経験者に対する講習制度」が始まり、所定の実務経験が認定されると受講する講習はオンライン講習のみになります。申請手数料は1回3,500円(非課税)で、この場合の3年分は63,500円です。

登録から更新までの手順3ステップ

1. 登録日から逆算して書類6点を揃える
登録日は年2回で、4月1日登録分は2月15日、10月1日登録分は8月15日が受付期限です(いずれも当日消印有効)。提出書類は、登録申請書(現状調査票を含む)、誓約書、合格証書のコピーまたは合格証明書の原本、戸籍の謄本・抄本または住民票の写し、登録事項等公開届出書、登録申請チェックリストの6点で、簡易書留で郵送します。2026年度後期の合格発表は2027年6月頃の予定なので、後期合格者の最短は10月1日登録です。
2. 登録後は毎年オンライン講習を受ける
登録月(4月または10月)に、IPAから受講の申込みと支払いの案内がメールで届きます。学習期間は学習開始後3か月で、期間内に修了できなければ受講料を払い直し、それまでの受講履歴も引き継がれません。
3. 3年以内に実践講習を受け、更新期限の60日前までに更新申請する
登録更新申請は、更新期限の60日前までにポータルサイトから行います。条件は、オンライン講習3回と実践講習1回をすべて修了していることです。講習で扱った新しい脅威や用語は、5秒で答える想起練習で手元に残しておくと、次の講習や実務でそのまま使えます。

PR|この手順で使う教材

合格前の人は、まず試験対策の教材から

登録の費用が意味を持つのは合格してからです。まだ受験前の人は、受ける年度の形式(2026年度後期は科目Bが記述式、2027年度は12問の新形式)に対応した講座かどうかを基準に選んでください。

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登録するべき人・しなくていい人

登録の価値は「名称を使えること」に集約されます。「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」の名称を使えるのは、登録が有効な人だけです。支援士でない人が名称を使った場合は30万円以下の罰金の対象になります。未登録の合格者は、履歴書などに「2017年 情報処理安全確保支援士試験 合格」のように試験の合格として書くことができます(IPA 試験に関するよくある質問の記載例)。

  • 登録するべき人:名刺・提案書・顧客への体制説明で資格名称を示す必要がある人、勤務先の要件が「登録」になっている人、講習費を会社が負担してくれる人
  • しなくていい人:「試験に合格した事実」で評価が足りる人、名称を使う場面がなく、3年140,000円を自己負担することになる人

合格したまま登録しない場合と、更新しない場合の扱い

IPAのよくある質問で確認できる扱いは次のとおりです。

  • 合格後の登録に期限はなく、登録しなくても合格は無効にならない(Q2-2)
  • 更新申請をしなかった場合は、更新期限の翌日付で資格が失効する。ただし試験合格は有効(Q3-5)
  • 更新しなかった後の再登録は可能。ただし旧試験の合格で経過措置により登録した人は、登録消除後の再登録ができない(Q3-6)
  • 講習を受けないなど義務に違反すると「資格名称の使用の停止」または「登録の取消し」の処分を受ける場合があり、取消し後2年間は再登録できない。再登録時は登録免許税と登録手数料が改めて必要(Q1-4)

支援士の登録でやりがちな失敗3つ

NG①:合格発表の直後から名刺に「情報処理安全確保支援士」と書く
名称を使えるのは登録簿に登録された時点、通常は4月1日か10月1日からです。合格から登録日までの間は「情報処理安全確保支援士試験 合格」と書きます。
NG②:オンライン講習を開始したまま3か月を過ぎる
学習期間を超えると修了できず、受講料を払い直して最初から受け直しになります。申し込んだら、3か月の中で終える日を先に決めてください。
NG③:講習を受けずに放置して「自然に終わる」と考える
登録している間は講習の受講が義務で、期限までに受けないと処分の対象になる場合があります。更新しないと決めたら、登録消除届出書を更新期限までに提出してください。

支援士の登録費用についてよくある質問

Q. 登録費用や講習費用を会社に払ってもらえますか?

登録手数料は会社口座から振り込めます。講習受講料は、本人が立て替えて社内で精算するのが原則ですが、オンライン講習は団体アカウントを作れば法人名義で支払えます。

Q. 2027年度の試験制度の見直しで、登録制度も変わりますか?

2026年3月31日公表の見直しの検討状況が示している支援士の変更は、試験時間・出題形式・出題範囲です。登録や更新の制度を変えるという記載は、確認した範囲ではありません。講習制度は、2026年4月に実務経験者に対する講習制度が加わっています。試験の変更点は2027年度から支援士試験はどう変わるかにまとめています。

Q. 登録証はいつ届きますか?

登録日以降、順次、登録住所あてに簡易書留で郵送されます。登録証に書かれた登録番号は講習の受講に必要です。

まとめ

  • 登録の初回費用は登録免許税9,000円+登録手数料10,700円=19,700円。登録日は4月1日と10月1日で、受付期限は2月15日と8月15日
  • 維持はオンライン講習20,000円×3回+実践講習(IPAなら80,000円)で3年140,000円。更新手数料は0円、実務経験の認定を受ければ講習はオンラインのみ
  • 登録しなくても、更新しなくても試験合格は有効。名称を使う必要が出た時点で登録すればよい

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この記事を書いた人

やよい(きおくるラボ 運営・編集)

記事は、国内SIerで大規模システムのプロジェクトマネジメントに従事する夫の経験をもとに作成しています。夫はクラウド・ITSM・プロジェクト管理の認定を、働きながら独学で取得してきました。夫が受けた資格の記事は合格までに実際に通った手順をもとに、受けていない資格の記事は公式の試験ガイドなどの一次情報をもとに書いています。

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きおくるラボ(kiokuru lab)の運営・編集担当、やよいです。暗記ドリル「きおくる」と記事は、夫(SIerのITプロジェクトマネージャ。保有資格はAWS SAP・AZ-104・OCI Architect・ServiceNow CSA・PMP・SAFe POPM)の受験経験と本業の知見をもとに作成しています。記事の作成にはAIを補助として使い、事実確認と最終判断は運営者が行っています。ドリルはすべて無料・登録不要(運営費は記事内の教材紹介と広告でまかなっています)。X: @kiokurulab

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